No.676 エコフルタウン

 エコの勉強に愛知県豊田市に行ってきました。豊田市は市内にトヨタ自動車本社や多くの関連企業のある自動車の町です。だからこそ次世代の環境技術を集約し全国初の安心で活力と魅力あふれる低炭素社会を象徴した「とよたエコフルタウン」を作ったのです。 Hanb676b
 エコというとほとんどの人は、エネルギーをできるだけ使わずに我慢して生活することと答えます。しかし、「とよたエコフルタウン」が提唱するエコは、我慢するエコではなく、快適で安心な生活を送りながら低炭素社会を実現するエコだというのです。
 エコフルタウンの入り口には不思議な色の「パビリオン」が建っています。この建物の外壁は植物を使った壁面緑化パネルによって太陽熱を吸収し室内の温度上昇を防ぎCO2を吸収する仕組みなのです。当然屋上には全面に太陽光パネルが設置され、パビリオン内の展示などで使用する電気を作っています。
Hanb676c パビリオンの正面には話題の「水素ステーション」があります。トヨタ自動車が販売を開始したばかりの燃料電池自動車(FCV)「トヨタMIRAI」が普及するためには欠かせない施設で、ガソリンに代わって「トヨタMIRAI」の燃料圧縮水素を充填するスタンドです。現在のガソリンスタンドと比較すると設置コストは6倍以上と非常に高く、一か所4億円以上もの建設費用が必要といわれて、低炭素社会を実現するために越えなければいけない高いハードルです。
 従来からの化石燃料を燃焼させると地球温暖化の原因といわれる炭素化合物を排出してしまいますが、燃料電池は水素と酸素がエネルギー源で、酸素は空気中に大量に存在しますから水素だけをタンクに充填しておけば、自動車を動かすのに十分な電力を発電し、排出するのは水だけという地球にやさしい理想的なシステムといえるのです。 Hanb676d
 とは言え、「トヨタMIRAI」も動力はモータですから電気自動車(EV)と動力性能は同じと考えて良いでしょう。バッテリーを使用した電気自動車は、充電に長時間を要することと航続距離が200Km程度と短いことが現時点の問題点ですが、「トヨタMIRAI」の場合は水素の満タン充填に約3分、航続距離約650Kmとガソリン自動車同等なことがこの車の価値なのです。    (田村)

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