朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/12/28)

 
12月28日号(第404号)


   
「卓球大会」
 クリスマスイブの24日、1年生のゼミで卓球大会を開催しました。体育会所属の学生がほとんどだったのですが、自分の部の競技でないと勝手が違うようで、いろいろな好プレーや珍プレーが見られました。仲良し同士のペアがお見合いをしてしまったり、また、即席チームですばらしいコンビネーションが見られたり・・・。多くの学生が楽しそうにプレーを楽しんでいました。
 学生にはいわれなくても自分がやるべきことを考えて動けるように、この卓球大会では、準備や片付けも学生が自分たちの手で行いました。その中で、クラブでけがをして試合ができない学生が審判をやってくれたり、授業でないにもかかわらず自主的に参加してくれた留学生がいたりして、教員としてはうれしい誤算でした。
 同じ学科でもクラブが違うと学生同士でなかなかコミュニケーションがないのですが、こういったスポーツ大会が意外なコミュニケーションのきっかけになることがあります。ビジネスでも「たまたま同じテーブルだった」ことが、以後の長い交流のきっかけになることがよくあります。学生にはこういった機会を生かして、学生時代にいろいろな経験をして社会に出てほしいと思います。    (村橋)

   
「高校野球名監督の指導法」       <スポーツマネジメント・コース>
 
 皆さんは、甲子園最多勝利数(58勝)をあげた智辯学園和歌山高校の名将、高嶋仁監督をご存知でしょうか。私は、昔その高校野球部でプレーをしていました。在学当時は本当に厳しい指導でフィジカル・メンタル両面をビシバシ鍛えられました。よく多くの人に「野球部でどんな技術指導をされていたの?」という質問をうけます。実のところ、私は「技術的には細かい指導は受けていません。」と答えます。それでは、どのような練習をして強くなったかを以下にお話したいと思います。
 入学当時、150キロ近いスピードボールを打つ練習がありました。当然、当たるわけがありません。その時、先生は何を指導するのではなく黙って見ているだけでした。私たち生徒からすれば、当たるわけがないから何か指導をしてくれるのだろうと推測していました。言葉ひとつ無いまま1週間が過ぎ、ようやくファールを打てるようになります。それでも先生は、何も言ってくれません。ただ2週間くらい経つと、徐々に「しっかり打て」と声のボリュームが上がってきます。これが高嶋流のやり方です。今になって考えてみると、先生は打てない現実を我々に自覚させ、その現実を真摯に受け入れさせながら打破する答えを自らの力で見つけさせる、そんなスタイルを教えてくれたのだと思います。つまり、他人がどうこう言うよりも自らが客観的な答えを見つけださないと真の意味で納得できないという心理です。
 例えば、「今のは少しバットのヘッドが下がっていたな」「下半身が使い切れていないな」などの気づきです。この積み重ねが自分自身を客観的に見られるようにしていくのです。  この客観的に見る力を高校時代に養うことが出来たというのは私自身、生涯の財産になっています。ただ、これは高嶋先生含め私自身(チーム)が、甲子園で勝つという思いが同じでなければ成立しない事だったと思います。
 勿論のことですが、甲子園に出るだけではダメです。甲子園で優勝するために毎日厳しい練習をしているという目標設定を高嶋先生は、口に出すことなく生徒に植え付けていきました。1年生の時からそんな考えは出来ませんが、後々にそう見えるようになりました。これが高嶋先生の指導法だと思います。‘客観的に考える力’と‘目標を設定する力’が重要であるということを言葉で伝えるのではなく、子どもたち自らが気づくように仕向けていたのです。
 現在、私は野球部のコーチをさせてもらっています。「何故そうなったのか?」というのを常に考えさせて練習に取り組ませています。ナイスバッティングをした、凡打をした、というように全ての結果に対して原因があります。そこを常に自分自身で問いていくことが重要です。僕自身の感覚で答えを教えたとしても、学生にとっては、学生自身の答えではありません。ここを勘違いする学生が多いです。1+1=2というような答えはありません。先のような問題意識については、スポーツマネジメントコース内のケーススタディなどの実践を通して学んでいくことが出来ると思います。その答え探しのナビゲートを私や教員が皆さんに与えていけるよう努力したいと思います。   (喜多)




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