朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/5/4)

 
5月4日号(第370号)


   
「あっという間の1ヶ月」
 早いもので新入生の学生生活もはや1ヶ月がたちました。入学後、慣れない授業やクラブ活動やサークル活動などで、「あっ」という間の1ヶ月だったと思います。
 授業でのメインテーマである「友人プロデュース」を仕上げ、友人の紹介ファイルをお土産にいよいよ9日間のゴールデンウィークを迎えます。新入生や新社会人など環境が変わった時にたまにかかる気の病で「5月病」といわれるものがあります。1ヶ月間無我夢中で過ごしてきたところに訪れる休みで、ふと脱力感に襲われるのでしょうね。
 朝日大学の学生諸君はそのようなことはないと思いますが、気持ちも体もリフレッシュして是非元気な顔で戻ってきてください。    (田ノ上)

   
「ETCに見る消費者心理」                <消費者心理コース>
 ETC搭載車に対する高速道路の料金割引制度が段階的に始まっています。時間帯や目的地、距離などの条件を満たした場合、どこまで乗っても上限が1000円になるそうです。何とも魅力的な制度であり、実際、割引開始後の高速道路には通常より多くの車が集まっているようです。「上限1000円」ばかりが目立ちますが、ホームページで調べると他にも様々な割引制度があります。ただし、あまりに複雑すぎてわかりにくい感も否めません。焦点を単純明快なわかりやすさに絞り、「上限1000円」をキャッチフレーズのように強調した戦略が奏功した形です。インパクトも強く、現段階では消費者心理を効果的に刺激して、動きを喚起することには成功しているようです。人の動きは、経済の活性化につながりやすい現象です。  
 割引制度は高速道路の利用を促進しますが、ほとんどの利用者は走るために高速道路を利用するのではありません。目的地に到達するための手段のひとつに過ぎません。事実、この制度はフェリーや鉄道など他の交通機関の利用状況に影響を及ぼしているようです。単純明快なキャッチフレーズによって人の動きは活発になっていますが、これを持続させるには、目的地自身が訪問先としての魅力をアピールすることが欠かせません。訪問先での良い印象や体験がなければ、安くても次回の訪問は期待できません。割引は本質的な魅力ではなく、きっかけに過ぎません。交通量が増えれば厳しい渋滞が生じます。遠くに行けばそれだけガソリン代が掛かります。心理的にも割引によるメリット感は徐々に薄れていきます。現在はいわゆるブームであり、目的地の実力(=魅力)だけではない部分の貢献が少なくありません。目先の動きに惑わされることなく、消費者心理を冷静に分析する視点が大切です。制度による効力が大きいうちに、自身の強さをどこまで高められるかが勝負です。将来につながる戦略を構築できなければ、ブームが去って元の状態に逆戻りです。観光地だけでなく、ETC制度自体にも同様のことが言えそうです。  冷静な分析は利用者の立場でも必要です。普段の高速道路の利用頻度に比して、ETCの購入は本当にメリット感があるのでしょうか。車で行かなくても良いレジャーにわざわざ行くことにはならないでしょうか。レジャーが義務的なものとなり、楽しみやリラックスのためではなくなるような気もします。単体で購入すべきか、次回のクルマ購入時に購入すべきか、そもそもの購入を見送るべきか、個人の判断力も問われています。 ※「ネットショップの作り方」は次回から再開します。 (常川)




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