朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/6/15)

 
6月15日号(第376号)


   
「トレーニングセンター見学」
 少し前の話になりますが、ビジネス企画学科スポーツマネージメントコースの2年生が6月4日に、岐阜県スポーツ科学トレーニングセンター(以下SSTC)を見学しました。  栄養講習や、実際に筋力や反応速度の測定を行うなど、スポーツに携わる者に取っては大変意義深いものになりました。私自身、体育会硬式野球部監督として「かなり利用価値が高いな」「もっと早く知ることができれば良かったな」ということを感じました。強化会議や合宿などで何度も出入りしていながら、灯台下暗しとはこのことだと反省しています。  
 また、書籍やDVDなど資料も豊富であり、卒論の作成などにも役立てることが出来そうです。  
 私自身にとっても発見の多い見学でしたが、学生に取っても同様でしょう。朝日大学キャンパスからは、約10kmほど離れていますが、「科学的な測定や、理論的な文書から、上達する材料を発見したい」という気持ちを持ってSSTCを再訪する学生が一人でも増えてほしいと思います。    (林)

   
「売れる商品の要件」                <消費者心理・・コース>
 売れ行きが好調な商品は、次に挙げるいずれかのセールスポイントをひとつ以上は持っています。
 ひとつ目は「低価格」であり、これはメーカーの規模や占有シェア、創意工夫などによって実現できる戦略です。規模や占有シェアはビジネス活動の結果として生じるポジティブ与件なので、意図的に備えることは大変ですが、創意工夫はいつでもどこでも誰でも主体的に考えることが可能です。ライバルメーカーとの差が極端に大きくなければ、原料や設備に掛かる費用に大差は生じません。製造原価の差は、製造方法や配送方法など人の動き方や仕組みから発生していることがほとんどです。裏を返せば、それらを効率化するための知恵や工夫があれば、ライバルより安い価格で商品を提供できるのです。特に、成熟によりライバル商品との違いが明確ではなくなってしまった場合には、創意工夫によって低価格を実現することが有力な戦略となります。
 ふたつ目は「独自性」であり、唯一の技術、画期的な技術によって、商品自体の魅力を高める戦略です。品質や機能のレベルで競合する商品が出難いため、低価格で勝負する必要がありません。消費者は、その商品の品質や機能の高さに価値を感じており、代替品では安易に妥協しません。ライバルが外見を真似た商品を出しても、技術力に開きがあるため、中身(品質や機能)のレベルはオリジナルに全く及びません。消費者は、価値の違いを的確に見抜いており、明確な基準を持って商品を選びます。独自の技術で唯一無二の商品を開発するには、奇跡的な幸運を除けば、長期的な研究の蓄積が必要です。労力やコストの事前投入というリスクを引き受けることができれば、有力な戦略となります。
 最後は「タイミング」であり、流行や時流に合った商品を、時機を逸することなく提供する戦略です。市場では、話題性を伴う出来事が周期的に必ず発生します。話題性というと不謹慎かもしれませんが、最近では「新型インフルエンザ感染→マスク需要急拡大」という出来事がありました。クオリティに関わらず、「マスク」と名の付く商品なら何でも売れる状況がしばらく続きました。今では、マスクを付けた人を探すのが難しいくらいになってしまいましたが。あの時点でマスクをタイミング良く市場に投入できた企業とそうでない企業では、業績に大きな差がついたことでしょう。ただし、来年も同じことが起きるとは限りません。現状がいつまで続くか?次に何が起きるか?それは自社にどのように関わるか?など、未来に向けた視点を常に持ち合わせていることが大切です。情報感度に加えて、先見性や論理的な洞察力に長けていることで実現可能な戦略です。
 さて、あなたが販売している商品はどのセールスポイントをお持ちですか?消費者心理を的確に突くには、市場やライバルだけでなく、まずは客観的に自社を分析し、正確に把握することが欠かせません。   (常川)




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