朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/8/24)

 
8月24日号(第386号)


   
「オープンキャンパス」
 8月22日(土)、朝日大学法学部、経営学部の今年最後のオープンキャンパスが開催され、140名を越える高校生たちに集まっていただきました。
 ビジネス企画学科では、「ニンテンドーWiiヒットの秘密」と題して模擬授業が行われ、Wiiリモコンをバラバラにして誰にでも簡単に楽しく使えるリモコンに秘められている最新のセンサー技術を紹介しながら、ヒット商品が生まれるためには、その陰で働いている多くの人たちの知恵と技術が結集されていることを学んでもらいました。
 この日行われた模擬授業は大学の授業のほんの一部です。もっと詳しく知りたいと思う高校生諸君と来年春、再会できることを楽しみにしています。   (田村)

   
「ボルト VS ゲイ」            <スポーツマネジメント・コース>
 
 昨日閉幕した「世界陸上ベルリン(8月15-23日)」において、「やっと本気で走ってくれた」ウサイン・ボルトの驚異的な世界新記録が生まれました。その記録は、100m:9秒58200m:19秒19というとてつもない大記録でした。また、100mで惜しくも2位に甘んじたタイソン・ゲイも9秒71とこれまたすごい記録でした。そこで、今回は彼らのデータを解析してみたいと思います。

 表1から二人の体格差は一目瞭然、ひとまわりボルトが大きいことがわかります。ゲイが身長のわりに体重が少ないのには少し驚きです。体脂肪貯蔵率は5、6%だと推測します。  
 さて、二人のタイムから平均速度を計算してみると、それぞれ秒速10.44mと10.30mであり、これは時速37.58kmと37.08kmで、原付バイクならばスピード違反です。ちなみに、二人ともトップスピードは秒速11m(時速39.6k)を軽く越えます。  次に、ビデオ映像から両者のスタートからゴールまでの歩数を数えてみました(かなり苦労しました)。ボルトはおよそ41歩、ゲイは4歩多いおよそ45歩でした。これらを基にピッチ(単位時間当たりの歩数:歩数/タイム)、ストライド(歩幅:100m/歩数)、身長当たりのストライド(ストライド/身長)を求めた結果、次のことが分かりました。
・ ピッチ:小柄なゲイ(ボルトに比べれば)は1秒当たり0.35歩速く、ボルトに比べて脚の回転が速い。
・ ストライド:大柄なボルトが1歩当たり22cm長いが、身長当たりで比較すると、ボルトがわずか0.03高い値を示すに留まり、相対的にみればほぼ同じ。<ちなみに、トップスピードでのボルトのストライドは278cmとの報告もある>  

 ランニングスピード(m/秒)=ピッチ(歩/秒)×ストライド(m/歩) という式があります。今回の世界新記録は、ピッチでは劣るボルトが大きな体格を生かした長いストライドでゲイに優った結果です。アスリートたちは、ピッチを上げればストライドが狭くなり、ストライドを広げればピッチが落ちるという矛盾の中で、もっとも自分にあった条件を探しているのです。では、シュミレーションしてみましょう。もし、ボルトがゲイのピッチで走ることができたら・・・その記録は「8秒85」になります。  
 このように、結果を解析したりプレイ中のフォームを分析したりして、選手の競技力向上や指導に役立てる学問が「運動学」です。本学科では2年生から受講できます。ぜひ受講して、皆さんのスポーツライフに役立ててください。   (山本)




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