朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/8/3)

 
8月3日号(第383号)


   
「進学イベントに出展」
 7月29日(水)、名古屋ドームにて行なわれた高校生対象の進学イベント『進学わくわくライブ』に、朝日大学が出展しました。
 ビジネス企画学科の教員らにより、3つブースで、それぞれ「あなたは、左脳型?右脳型」「眼力チェックで、未知の才能発見」「恋愛についての行動タイプを調べます」を披露しました。いずれも、企業経営に活用されているマーケティング手法等を、高校生にも身近な恋愛や性格分析に応用したもので、科学的な分析に基づいています。
 主催側スタッフも驚くほどの大盛況となり、いずれのブースも、大変多くの高校生の皆様や引率教員の皆様にお楽しみいただきました。順番待ちをいただいた皆様には、ご迷惑をおかけしました。   (横井)

   
「ありえない即日の記者会見」            <スポーツマネジメント・コース>
 
 7月31日、エンデバーで宇宙飛行士 若田光一さん が138日間の宇宙ステーションでの長期宇宙滞在から帰還しました。着陸4時間後に自分で歩いて記者会見場に入り、会見されました。いろいろなコメントをされましたが、私は「非常に忙しい毎日で1週間くらいで帰ってきた感じ。浦島太郎になったようだ」というコメントがとても印象的でした。  
 「ちょっと待て、この記者会見あり得ないだろう・・・。」NASAでは長期宇宙滞在の場合、健康上の問題(特に、筋の萎縮、骨密度の低下など)から即日の記者会見は原則行いません(過去に一人いたそうですが)。138日間の無重力での生活により「退化した筋」と極めて「もろくなった骨」で、いきなり地上の重力(1G)の下ではとても座って会見できる状態ではないはず、ましてや歩けるわけありません。なぜなら、1990年代のNASAの研究結果で、1日の宇宙滞在(無重力下)によって筋量は1%減少し、さらに、骨においても骨の生成に必要な骨芽細胞の働きが停止し、破骨細胞による破壊のみが進行するため顕著な骨密度の低下が認められるという報告があったからです。ちなみに、この研究結果を基に考えれば、若田さんの筋肉は限りなく「0」に近づき、しかも、骨においても地上で体重を支えられる状態ではないことは明白だからです。  
 ところで、ヒトの体は常に刺激がないと退化します。筋にとっての刺激とは重いものを持ったり飛んだり跳ねたりといった負荷であり、骨にとってはその際に関節を圧迫する衝撃(刺激)なのです。いずれも、地球上では重力があるからこそ「重さ」存在することによりその助けをしてくれています。無重力下では私たちは生きていけないといっても過言ではありません(重力に感謝)。  
 では、なぜ若田さんは「即日記者会見」できる状態で帰還できたのでしょうか?それは、報道映像の中に答えがありました。宇宙ステーションにトレーニングジムがあったのです(実際にそんなスペースがあったのではありませんが)。映像ではランニングマシン(専門的はトレッドミルという)の上を走っている姿が映し出されていました。このようなトレーニングはほんの一部だと思います。電気抵抗を用いた装置などを使って筋力や心肺機能の低下を防ぐためのトレーニング(同時に骨に刺激を与えられます)を1日数時間していたはずです。また、骨量を維持するための薬を飲んでいたことも明らかにされています。このような成果が、今回の「あり得ない記者会見」だったのです。
 現代版「浦島太郎(若田光一さん)」は玉手箱を開けてもおじいさんにならなかった。それは「竜宮城(宇宙ステーション)」にトレーニングジムがあったから。   (山本)




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