朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/9/21)

 
9月21日号(第390号)


   
「浜名湖ゼミ合宿」
 9月14日、15日と当大学の施設レイク・ハマナ・コテージで3、4年生のゼミ合宿を行いました。今年は4年生で就職がまだ決まっていない学生もいたため参加者が少なくちょっとさびしいゼミ合宿でした。
 ゼミ合宿では、みんなで材料を買い、調理の段取りを考えて準備をし、みんなでバーベキューを行います。食事後は社会や将来のことなどいろいろな意見を戦わすとともに、カラオケで大いに盛り上がり、私も楽しいひと時を過ごすことができました。
 最近は、クラブの練習時間との調整が難しくこうしたゼミ合宿はなかなか行えなくなっていますが、共同作業を通じて学ぶことは、学生にとって貴重な経験として残ります。今回のゼミ合宿は3、4年生ということもあり学生は自主的に動いてくれましたが、教員の指示により始めて行動する場面もありました。社会人になれば自分で主体的に行動することが求められます。学生諸君は目的を持って残りの学生生活をすごし、ぜひ他人に語れる経験を作ってほしいと思います。    (村橋)

   
「計算を制すは試合を制す」           <ファイナンシャル・コース>
 
 前回までは学校の勉強は役に立たなくても、遊びが社会で役に立つ例をゲームで考えましたが、先週の山本先生のコラムのように勉強は遊びに役に立ちます。つまり、勉強は遊びに役に立ち、遊びは社会で役に立つので、勉強は社会で役に立つのです。ウソーと思う人には、イギリス発祥のダーツというゲーム(スポーツ)にトライしてみてください。  

 ダーツは的に矢を投げて得点を競う遊びですが、正式には相互に3回ずつ投げ、501点からとった得点を引いて、早くぴったり0点になった方が勝ちというゲームです。的の得点は扇形に切り分けられて1から20点になるのですが、ゾーンの一番外側の台形に入ると2倍、内側の小さな台形に入ると3倍の得点になります。差し引き0点とする最後は2倍の得点ゾーンで終わらなくてはいけません。  
 昔イギリス人と仕事をするので一生懸命ダーツを練習しました。しかし、ある程度正確に投げられるようになっても、どうしてもイギリス人には勝てませんでした。パブという飲み屋で飲みなら遊ぶのですが、計算が分からなくなるのです。64点残っていると、僕なら20点の3倍を狙い、うまくいったら2倍で4点になる2の外側になげようとします。すると隣のイギリス人がげらげら笑いながら「ジェームズ(僕のあだ名)は計算下手だなあ。16の倍を狙うに決まっているじゃないか。なぜ20の三倍を狙うのだ。」とのたまうのです。  
 「16の二倍を狙うと入れば残り32、はずれても残り48、もう一回16に当てると残りは32で、次に2回練習した同じゾーンの16の倍に入る確率は上がるぜ。外しても残りは16で、次の回で8の倍を狙えば上がりだ。外せば残り8で4の倍を狙い、外せば残り4で2の倍を狙い、どれかが入れば上がりだろ。おめぇ勉強苦手だっただろ。ガハハハ。」どんな点が残っても即答で解説してくれます。そのたびに、おめぇバカだろといわれて、僕のあだ名もジェームズからマニーペニー(ジェームズボンドの秘書)に格下げされました。  
 彼らが特段お勉強好きなのではありません。イギリスは階級社会で、中流の下の方の人たちは普段はおつりの計算も苦手です。しかし、ダーツは毎日のようにパブで遊んでいるので、繰り返しで自然と計算が頭に入っているのです。残りが117だったら、あるいは72だったらどう投げるか考えてみてください。計算が得意な人もちょっと考え込むでしょう。彼らは即答。これでは、いくら投げ方を覚えてもこちらに勝ち目はありません。
 こうしてダーツの腕をあげ計算が得意になった人は、証券会社のトレーダーを目指します(イギリスでは中流の上以上で金融に興味のある人は、トレーダーなどを志望せず投資銀行を目指します。ですからトレーダーはパブでダーツをやるクラスの人たちが大半です)。そして、そのうちの何人かは、複雑な金融取引を理解し、即座の計算能力を活かして成功者として上の階級への道を歩きだします。遊びが勉強を促し、その勉強が社会の階段を上るのに役立つのです。    (岩崎)




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