朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/9/28)

 
9月28日号(第391号)


   
「秋季入学式」
 9月24日、朝日大学秋季入学式が行われビジネス企画学科にも新しい仲間が入学してきました。朝日大学では、4月と9月の年2回入学式と卒業式が行われていますが、秋季入学・卒業者数は春季と比較するととても少数です。  
 日本では春卒業・入学が当たり前で、秋に行われることを奇異に思う人もいるのですが、欧米の大学の多くは秋季に卒業・入学が行われており、春季に行われる日本と韓国などは少数派なのだそうです。
 さて、今週28日月曜日から後期の授業が始まり、学生達がみんな元気に登校してくれると思うのですが、心配なのは新型インフルエンザの感染状況で、秋から予想されている流行が最小限であって欲しいと願っています。    (田村)

   
「読まれる文章」           <消費者心理・コース>
 
 著名人の人気ブログには、書き方に共通点が見られます。それは、文章の行間をたっぷりあけていることです。1行書いては5行あけてまた1行、という形式が繰り返されます。なぜこのような形式が採用されているのでしょうか。通常の日記は、記録や備忘のため自分向けに書きますが、流行りのブログは、どちらかというと自分より外部向けの情報発信という性格が強くなっています。他人に読まれることが優先課題となっているのです。その観点から、「行間あけ」の理由を考察してみます。
 第一に考えられるのは、行間があいていたほうが読み易くなるためではないでしょうか。ブログは大抵、パソコンや携帯などの液晶画面上で読まれます。行が詰まっていると改行の際、行を読み違えたりして非常に読み難くなります。目を左右に動かすことで疲れや酔いを感じることもあるでしょう。疲れや酔いを感じれば、途中で閲覧がストップしてしまう可能性が高くなります。また、行が詰まっていると、一見して長文の印象を受け、心理的にも面倒で読む気が失せます。このような事態は、読まれることを優先課題としたブログとして不本意です。
 次に考えられるのは、読者と会話をしているような「間」を醸成するためではないでしょうか。読者が次行に目を移すのに、多少とはいえ時間が掛かります。それがあることで読者には、「そうだよね」「うんうん」「それで?」などの相槌を打つ間合いが生じます。読者は、筆者と擬似的に会話をした気分を感じ、相槌を打てなかったときより強い共感を持てます。共感は親近感を喚起するため、継続して読もうという気持ちを高めます。ブログの目的(=読まれること)にマッチした効果を得やすくなります。
 最後に考えられるのは、分量の錯覚ではないでしょうか。行間があいていれば、文章量が少なくてもスクロールが必要で、全体像が容易には見えません。人気ブログには高い更新頻度が重要ポイントですが、そのたびに時間を割いて、読み応えのある文章を書くのは非常に大変です。一方、大した出来事がなくても、読者は情報としての文章を期待しています。数行の内容でも、写真を見ながらスクロールして読めば、スラスラと読むより時間が掛かり、分量があるように錯覚します。ちょっとした読み応えを醸成し、読者の満足を得ているのです。
 他にもいくつか思いつきますが、ここでは3つだけ挙げました。どれも的外れかもしれませんし、真の理由ははっきりしません。ただし、読者の立場(=消費者心理)で読みやすい文章を模索している姿勢は確かに垣間見られます。こうした考察は、自分が文章(文書)を作成する際に役立ちます。そう言えば、このコラムの文章も相当長いですね。読まれることを意識するなら、もう少しコンパクトに、そして適度な「行間あけ」を行なったほうが良いかもしれません。    (常川)




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