朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/9/7)

 
9月7日号(第388号)


   
「資格取得にむけて」
 7月6日付けの「NEWS」ではビジネス能力検定の受検について紹介しましたが、ビジネス企画学科の学生たちは様々な資格取得にチャレンジしています。
 私の担当するパソコン関連の授業では、MCAS(Microsoft Certified Application Specialist)の資格取得を目標にしています。前期中に2年生の半数以上の学生がWord2007の資格を取得しました。この夏休み中に受験することを目指して勉強を続けている学生もいます。MCAS以外でも簿記、販売士等の資格取得を目指して、夏休み中にもかかわらず大学に来て先生の指導を受けている学生もいます。頑張っている学生たちがうれしい結果を手にすることができるよう、エールを送りたいと思います。   (妹尾)

   
「ブームの考察」                 <消費者心理・コース>
 
 3ヶ月くらい前のこと、アメリカの国際ピアノコンクールで優勝した盲目のピアニストを覚えていますか?優勝直後は、テレビから新聞、インターネットまで、すべてのメディアが特集して報道合戦を繰り広げていました。それほど時間は経っていませんが、今はそれが嘘のように静まり、「そういえば、そういうこともあったな」と思われた方も多いのではないでしょうか。ブームというのは怖いもので、一瞬のうちに広がり、一瞬のうちに消え去って行きます。その理由をいくつか考えてみます。
 ひとつは、情報が浸透するスピードが、格段に早くなったことが挙げられます。言うまでもなく、パソコンやケータイからアクセスできるインターネットが大きく貢献しています。インターネットでは、情報を待つ必要がなく、積極的に取りに行くことができます。上手に検索すれば、一般人でも、テレビや新聞より早く深い情報を知ることが可能です。誰でも簡単に、最新かつ詳細な情報に辿り付くチャンスがあるのです。満腹になると料理への興味が薄れるのと同様に、ある程度までわかれば、その情報に対する好奇心は弱くなります。早いだけでなく、その気になれば詳しく知ることができるようになったことが、ブームのサイクルが短くなった一因と考えます。
 他には、マスメディア(主にテレビや新聞など)による報道状況が挙げられます。ある象徴的な出来事が起こると、その話題が画面や紙面を埋め尽くします。どのチャンネルを回しても、まるで繰り返されているかのように、同じような映像が流され続けます。ただし、同じ話題が続けば誰でも飽きてくるので、1週間もすれば次第に事態は沈静化します。結果的にメディアによる報道の程度によって、話題性のコントロールがなされていることがわかります。頻繁に報道されていれば、一般大衆は何か重要なニュースだと思い込んでしまうところがあるようです。一方で、一般大衆は飽きやすいので、メディアは次々に話題を転換していかなければ、ライバルとの競争に勝つことができません。メディアと一般大衆が、すごいスピードで互いに互いを追いかけ回しているのです。これが、創られては消えていくブームの実態ではないでしょうか。
 最後に、インプットされる情報量と人間の記憶容量のミスマッチが挙げられます。ここ数年のインターネットの発達によって、人間が接する情報量は飛躍的に増えました。対して人間の能力は簡単にはバージョンアップできないので、記憶容量はそれほど変わっていないはずです。新しい情報が入ってくれば、必然的に何かの情報を忘れるしかないのです。いくつかの重要な記憶を除けば、瑣末な情報はどんどん流れてしまいます。ひとつの情報を記憶に留めておく時間が短ければ、ブームも長続きしません。
 「人の噂も75日」とは昔のこと、今は長くて10日くらいではないでしょうか。ブームについての考察は、消費者心理を学ぶ上で、有意な示唆を与えてくれます。   (常川)




戻 る

関連記事

  1. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/07/21)

  2. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2014/7/14)

  3. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2013/12/30)

  4. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2013/8/5)

  5. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-05/07/04)

  6. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/10/29)

  7. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2014/1/6)

  8. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/01/06)

  9. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2014/8/18)

最近の記事