朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/07/08)

 

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7月8日号(第14号)  



 身近なビジネス 

「人口構成」
 ワールドカップの観戦以来、すっかりテレビを見る習慣がついてしまいました。そうすると、何やら1960年前後の懐かしい音楽が、次々と耳に飛び込んでくることに気がつきました。自動車やお茶などのコマーシャルソングで、シルビー・ヴァルタンの「アイドルを探せ」や「ひょっこりひょうたん島?」、ドラマのなかでは「見上げてごらん夜の星を」やサイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」そして島谷ひとみがカバーする「亜麻色の髪の乙女」などなど、団塊世代末期の私にとっては嬉しい限りです。
 これらはもちろん、最近の若者にも受け入れられる普遍的な魅力があるということなのでしょうが、もう一つは団塊の世代を顧客として、ターゲットにしているのだと思います。何しろ団塊の世代は人口が多いですからね。

 ところで、人口構成がビジネスに大きな影響を与えていることをご存知でしょうか。ある意味で、団塊の世代は戦後の日本の経済成長を消費という面で大きく支えてきたと言えます。団塊の世代が就学年齢になりますと塾ブームが起きました。大学受験のころには大学が足りない、やむを得ず浪人をする、そうすると空前の予備校ラッシュです。卒業後就職して落ち着くと、いよいよ結婚です。今度は結婚式場が足りない。ホテルはウハウハ、にわか結婚式場も出現しました。そして生活にゆとりが出てくると、次は住居です。マンションブームが起きました。団塊の世代のライフサイクルに合わせて次々と消費ブームが起きました。しかし予備校にしても、結婚式場にしても、ファミリータイプのマンションにしても、人口構成を考えれば、やがて、供給過剰になるということは火を見るより明らかでした。目先の利益に目を奪われ、投資をして、撤退に失敗していった企業のなんと多いことでしょうか。

 ビジネスを成功に導くためには、乗り越えなければならない不確定要因が沢山あります。しかし、人口構成の変化は、誰にでも等しく与えられている確定要因です。これはみんな分かっているはずですが、時に無視して痛いしっぺ返しを受けることになります。この確定要因を正面に捉えて考えれば、リスクの低いビジネスを行うことが出来るでしょう。
 例えば、現在の経済不況下で急成長しているのが結婚産業です。このブライダルブームを支えているのは団塊ジュニアと呼ばれる、私たち団塊世代の子供達が結婚適齢期を迎えたからです。このブームがいつまで続くのかは人口統計を見れば明らかです。
卒業してどの分野に進むべきなのか、今後の社会情勢など情報を分析し決断することがとても重要なことです。    (韋駄天)
 


 パソコンで遊ぼう 
「今回は地図を特集します」
  インターネットには、いろいろな便利グッズがたくさん用意されていますから、それを活用しない手はありません。前回は2回にわたって自動翻訳サイトのご紹介をさせていただきました。とても便利です、見落とした方は是非バックナンバーをご覧ください(6/24、7/1号に掲載しています)。

 今週は地図の特集です。私がコンピュータで地図の情報を取り扱う研究が始まったことを知って、見学させてもらったのは約20年前のことです。当時は汎用コンピュータと呼ばれる、大きな洋服ダンスがズラリと並び、ゴーゴーとすごい音がする巨大なコンピュータでなくては、地図のような緻密な画像を呼び出して表示することはできませんでした。
 それが、技術の進歩によりインターネットで最新の日本各地の地図を目的にあわせて探し出すことができます。それも無料で! 
 ご紹介するのは、カーナビのトップメーカーであるパイオニアの関連会社が提供する、
「生活地図サイト MapFan Web」です。いつものように下のアドレスをクリックしてください。  

 「生活地図サイト MapFan Web」 http://www2.mapfan.com/mfwtop.html   

 TOPページの左側には、「住所でさがす」「駅名でさがす」「郵便番号でさがす」「スポットでさがす」という4つの入力欄がならんでいます。また、画面中央には都道府県名が記された日本地図があります。住所がわかっている場合は、住所の入力欄に’岐阜県本巣郡・・・’などと入力して「さがす」ボタンを押すと、該当地区の地図が表示されます。
 住所の入力がいやな方は、日本地図の県名をマウスの左ボタンで押してください、すると該当県の市や郡の地図になるので、選択していくと目的の場所の詳細地図を見ることができます。
 今度は、「スポットでさがす」の項目に’朝日大学’と入力して「さがす」ボタンを押してみます。すると、朝日大学歯学部付属病院や、朝日大学の各学部名が表示されます。’朝日大学経営学部’を選択すると、穂積キャンパスの地図が表示され、住所、電話番号も教えてくれました。画面下にある「地図ページへ」をクリックすると周辺や、地図の縮尺を変えて見ることもできますから、これは便利です。
 TOPページに戻って、先ほどの都道府県名日本地図の下を見ていくと、「全国の花火大会」という特集が目に入りました。写真をクリックすると、地域別に花火大会の情報が書かれています。「中部、北陸、東海」の中に「第46回全国選抜長良川中日花火大会(岐阜)」という項目を見つけたのでクリックします。長良橋周辺の会場地図と開催日7月27日(土)という情報などが載っていました。

 夏休みに国内旅行を計画していらっしゃる方は活用してみてはいかがですか。
インターネットって本当におもしろいですね。       (ミンミン)

 今週の話題 
「自主技術開発と国際協力で進む日本の宇宙開発」
 宇宙空間の無重力下での実験や宇宙ステーション組み立て作業に大活躍している米国NASAのスペースシャトルの姿がしばしばテレビや新聞などで紹介されています。宇宙空間での研究や有人活動は現在、米国が世界で大きくリードしていますが、わが国でも、今後の宇宙開発に遅れを取らないように宇宙ステーションの基盤造りや宇宙と地球を往来する宇宙往還機の研究開発が進められています。
 宇宙ステーションについては、日本が米国、ロシア、欧州、カナダとともに参画した国際共同事業として巨大な有人施設を地上から400Km上空に建設中で、2006年に完成予定です。
 この国際宇宙ステーションは、今後の世界の宇宙開発を大きく発展させていくと同時に、望ましい宇宙開発の有り方を示した国際協力のシンボルでもあると思います。完成後は人類が本格的に長期に宇宙に滞在できるようになり、微小重力を利用した材料実験や生命科学の研究、人間や動植物に及ぼす無重力の影響研究、宇宙農業の研究など地上では不可能な研究・実験ができて、今後の科学・技術の発展や宇宙開発に必要な大きな成果が得られるものと思います。

 宇宙往還機については、わが国独自の無人スペースシャトルHOPE-X(全長18.3m、全幅10.1m)の打ち上げを目指して、航空宇宙技術研究所(NAL)や宇宙開発事業団(NASDA)などを中心にして基礎研究や小型実験機を使った飛行実験が行われてきました。この飛行実験では、これまでに3種類の小型実験機を用いて、軌道再突入実験、極超音速実験および小型自動着陸実験が行われ、大気圏再突入に耐える機体の設計・製作方法、極超音速領域(音速の5倍以上の速さ)での飛行状況や空気との摩擦によって機体表面生じる高温加熱の状況、地上にグライダーのように滑空して自動着陸するための技術などについてのデータが蓄積されています。現在、HOPE-X計画そのものについては見直しのため2000年8月に凍結されましたが、まだ実証されていない遷音速域(音速より遅い亜音速流と音速より速い超音速流が共存している)などの実験については引き続き計画されており、その一環としてHOPE-Xの25%スケール高速飛行実証機が2種類(フェーズⅠ、フェーズⅡ)製作され、今年の4月に公開されました。
 フェーズⅠ実証機は進入・着陸システムの実証と無人で自律的に飛行する技術データの蓄積を目的としています。また、フェーズⅡ実証機は、他の速度域に比べて正確な推算が困難な遷音速域での空力特性を推算する技術の蓄積と誘導制御設計技術の実証を目的としています。

 フェーズⅠ実証機は今年の8月~10月にかけて南太平洋のキリバス共和国クリスマス島のイーオン飛行場で、フェーズⅡはフランス国立宇宙研究センター(CNES)の協力を得て2003年にスエーデン、キルナのエスレンジ実験場で実験される予定です。
このように宇宙往還機についての技術データ蓄積はたゆまなく続けられており、日本版スペースシャトルも将来、実現するものと思います。
HOPE-X打ち上げ時の母機として計画されていた国産H-ⅡAロケットは、前身のH-Ⅱロケットの2機連続打ち上げ失敗を乗り越えて、商業ベースにのる程度まで改良されてきています。
 
 宇宙開発に当たっては巨大で複雑なシステムの構築が必要で、また、たくさんの未知分野が立ちはだかっています。これらを解明しながら後発国が宇宙開発を行うには、先ず自前技術を蓄積していくことが必要ですが、それと同時に、リスクとコストを分散するために、お互いに得意技術を持ち寄って国際協力しながら進めていくことが最良の方法と思います。現代のグローバル化時代にあって競争力を確保していくには自主技術開発と国際協力が必須であり、わが国の宇宙開発もこの基本路線に沿って進められていると言えます。
 世界の人々が宇宙開発の前途に希望を持ち、協力して一歩一歩進めていけば、遠い将来、人類が地球を離れて、月、火星、さらに遠い惑星に植民活動をする時代が来るかも知れませんね。      (Y.K)


 


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