朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/07/22)

 

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7月22日号(第16号)  



 身近なビジネス 

「ラフティング」
 先週、岐阜県郡上郡美並村へラフティングに行ってきました。ラフティングとは、ラフティングボートというゴムボートに乗って、パドル(オールみたいなもの)を漕ぎながら清流や急流を川下りするスポーツです。

 折からの台風7号の通り過ぎた直後で、水量も豊かで実に楽しい一時を過ごしました。学生用語で言うところの「めっちゃ、楽しい」です。舵取りをしてくれるガイドさんの言うことを聞いておけば、全く危険はありません。乗っているチームのリクエストにより、「スーパーハードコース」(ボート転覆、3メートルの岸壁からの飛び込み付き)、「レギュラーコース」(びしょ濡れにはなるが、ボートが転覆したり、ボートから落ちたりはしない)、「エレガンスコース」(安全第一、あまり濡れない)など選択できます。でも、せっかくラフティングをやるのでしたら、なんといっても「スーパーハードコース」でしょう。
 まずパドルの使い方、川に落ちたときの心構え、ボートへのよじ登り方(これが結構むずかしい)を教えてもらい、いよいよ出発です。最初の水の流れの遅いトロ場では、「何だこんなものかいな」ですが、流れの速い、川の瀬に差しかかると、これはもう凄い迫力です。ジェットコースターの比ではありません。水はドンブラコとかぶりますし、ボートが一瞬70度位の角度に立ち上がったかのように思えます。正面には大きな岩が迫ってきます。「あーあー、衝突する!!」と目をつぶった瞬間、ガイドさんのパドル捌きで、間一髪、見事にすり抜けていました。やがてトロ場に差しかかりますと、しばし川遊びになります。3メートルの岸壁からのジャンプは、上からのぞくと相当高く見え、勇気がいります。このように、トロ場と川の瀬を4,5回繰り返したでしょうか。気が付くと「あっ」という間に2時間が過ぎていました。

 この大変楽しいラフティングは、アウトドアスポーツとして100年くらい前にアメリカやヨーロッパで、始まったと言われています。ところがラフティングの原形は、今から500年前の長良川にあるそうです。長良川上流の木材を切り出し、これを下流の井ノ口(岐阜の旧名称)まで筏(英語でラフト)を組み、危険を冒し、筏師が運んだのが始まりといいます。織田信長も金華山に岐阜城を築城する際おおいに利用したことでしょう。

 今、地方経済活性化のため、「村興し」など、いろいろ知恵が絞られ、産業の振興が図られています。しかし、あまりその地域とは関係のない、とってつけたような、箱物(ビルなどの建築物のこと)やテーマパークを作っても成功は難しいと思います。それぞれの地方に昔から伝わる伝統や自然などと共存できるような、無理の無いビジネスが長続きするし、多くの人々の支持を得られるのではないでしょうか。
「村興し」について、ふと考えさせられるラフティングでもありました。      (韋駄天)


 パソコンで遊ぼう 
「乗り換え案内」
 6号と7号の2つの台風が続けて日本列島を直撃し、各地に大きな被害をもたらしました。7月に2つもの台風が上陸することはほとんど例のないことだそうですが、台風が梅雨前線を刺激したために大雨を降らせ、被害を大きくしてしまいました。

 私は15日月曜日に東京にいて、16日火曜日に岐阜に戻る予定でおりましたが、先週ご紹介しました、「防災気象情報サイト:http://www.tenki.or.jp」などの情報から、近づいてくる台風7号の影響によって16日の交通機関への影響は避けられないと判断し、急遽15日に岐阜に戻ることにしました。夜9時以降に東京駅を出て、朝日大学のある岐阜県の穂積駅に帰ることができるか、こんな時に役立ったのが今週ご紹介する乗換案内です。

 「ジョルダン株式会社」 http://www.jorudan.co.jp/   

 
 TOPページにある、「駅名入力検索」を選択します。すると、FROM、TO、そして日付、時刻などの入力項目が表示されます。今回の私の場合を例にすると、FROMには「東京」、TOに「穂積」、日付は当日の日付が表示されるのでそのままにして、時刻を東京駅に到着できる21時30分に変更しました。次の発、着の選択は、出発時刻か到着時刻かの選択ですから「発」を選び、「検索」ボタンを押します。すると、22時00分発の「のぞみ」で、穂積駅着が0時31分と表示され、泊まらずに帰宅できることがわかります。
 これらの情報から、私は台風の影響を回避して岐阜に戻ることができましたが、予定通りに16日早朝の新幹線に乗っていたら、列車遅延など少なからず台風の影響を受けていました。情報って大切ですね。

 この検索がもう一つ便利な点は、先ほどちょっと触れた「発、着」の選択があるところです。例えば、東京の新宿で午前11時に打ち合わせがあるとします。FROMに「穂積」、TOに「新宿」、そして、日付を設定し、時刻を打ち合わせの30分前、10時30分に設定し、「発、着」を「着」にして、「検索」ボタンを押します。すると、7時43分に穂積駅発の東海道線に乗り、名古屋で8時20分新幹線のぞみに乗り換えれば予定時刻までに新宿に到着できると表示されます。これで、朝何時に起きて家を出ればよいか予定を立てることができます。

 いかがでしたか、インターネットでの検索サイトを連載してきましたが、「地図」「天気」「乗換案内」の3つは、ビジネスにも、夏休みの計画を立てるにもとても重宝します。ぜひ、ご活用ください。      (ミンミン)  

 今週の話題 
「中元商戦と食品の安全性」
 お中元商戦が終盤を迎えています。定番商品はビールや洗剤といったところですが、今年は例年と比べちょっと違った傾向があるようです。食品に対する偽装表示等の問題がつぎつぎとマスコミで取り上げられたため、「食」の安全性を前面に出した中元商戦がなされていることです。

 確かに今年はBSE(狂牛病)問題から始まって、牛肉・鶏肉等の偽装表示の問題、香料
等に使用されていた無認可添加物の問題、輸入食材の残留農薬の問題、遺伝子組み換え作物の混入問題等々が、連日のようにマスコミで報道され、食品の安全性に対して社会的に関心が高まりました。食品は、人間の健康と生命に直接かかわるものなのに、その安全性が如何にいい加減に扱われていたかを知るいい機会だったかも知れません。

 「食の安全性」に関する日経新聞社のアンケート調査によると(7/2付)、食品をめぐる事件や問題が続出する原因を、消費者の4人に3人が「経営幹部の姿勢」と「企業の隠ぺい体質」にあると考えているそうです。また監督官庁への怒りも強く、消費者の71%が「行政の監督不備」を指摘しています。さらに、98%の消費者が「表面化していない事例がまだある」として、食品への不信感を強めていることも分かりました。食品を提供する企業が、コスト削減のため大量生産を重視し、日持ちや見栄えのために品質をおろそかにしてきた結果ともいえそうです。

 ここへきて食品各社では、安全性確保のための取り組みを始めたようです。原料調達先と取り交わす保証書を見直し、法令順守やチェック体制を強化し、取引先の絞り込みを進める動きが始まりました。また、国としても来年度中に内閣府に食品の安全性を評価する独立組織「食品安全委員会」(仮称)を設置して、食品行政の監視にあたることになりました。

 しかし、食品の安全性問題は、企業と行政に任せておけばよいというものではありません。これは消費者自身が取り組まなければならない問題です。偽装表示のこと、賞味期限と消費期限のこと、添加物には香料のほかにも着色料、防腐剤など実に様々なものがあるということ、化学肥料や農薬使用のこと、遺伝子組み換え作物のこと等々、食にかかわる問題に消費者が厳しい監視の目を持ち続けることが重要です。中元商戦での「安全・安心を売る」企業の戦略に乗せられただけで終わりにしてはなりません。賢い消費者のパワー(行動)が持続して、はじめて安全で安心できる社会が築けるのです。  (コッキ)


 


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