朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/07/29)

 

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7月29日号(第17号)  



 身近なビジネス 

「イムジン河」
 皆さん、暑い毎日が続きますねぇー。お元気ですか。今回は暑いので、あまり肩が凝らないお話にしてみたいと思います。

 「人口構成」(7月8日号)の続きのようになりますが、最近「イムジン河」のオリジナル盤が発売され、ヒットしています。ザ・フォーククルセダーズが今から34年前にレコードを発売しようとして、発売停止になってしまったという、いわくつきの曲です。「イムジン河みず清く~ 」のメロディーは、僕の青春時代を思いださせます。
 発売停止になったのは、この歌が朝鮮半島の南北分断の悲しみを歌ったもので、当時の南北朝鮮の深刻な対立に影響を与えるという政治的な理由があったようです。それが今になって、南北統一を願う平和の歌として再登場してきました。
 どんなに立派な曲でもその時々の情勢で日の目を見ないことがあるのですね。ビジネスの世界も同じで、どんなに素晴らしい商品やアイデアでも思うように成功しないということが往々にしてあります。

 ある資産家の息子が、戦後間もない頃、ビジネスの勉強の目的でアメリカに留学しました。勉強の合間にやったゴルフが大変楽しく、「これだ。こんなに楽しいスポーツが日本で流行らないわけがない」と、ビジネスの勉強をそこそこに切り上げて、日本に飛んで帰りました。そして親をはじめ親戚一同から資金をかき集め、親の田畑をつぶして、ゴルフのショートコースを作り、さらにゴルフ道具の輸入商社を設立しました。ところが、当時の日本は、みな食べるのに精一杯で、とてもゴルフどころではありません。全く見向きもされず、倒産と相成りました。

 もう10年も時期を遅らせていれば、日本におけるゴルフの先駆者として名を残し、億万長者になっていたかもしれません。ビジネス界で、「地の利、人の輪、天の時」と言われることがあります。「時」は、時に大変重要なファクターになります。また「私の思いはみんなの思い?」(7月1日号 寅)にあるように、独りよがりもいけません。

 ところで、「イムジン河」の代わりに発売になった、「悲しくてやりきれない」は、「イムジン河」の楽譜を逆さまにしたものだということをご存知でしたか。驚きますねぇー。
下のアドレスで「イムジン河」の曲を楽しむことが出来ます。(韋駄天)

  http://www.fukuchan.ac/music/j-folk1/imujingawa.html   


 パソコンで遊ぼう 
「もっとYahoo!」
 27日は東京の真夏の夜を彩る「隅田川花火大会」が開催されました。恒例の行事とあってか約93万人の人が下町に繰り出したようです。この様子はTVだけでなく、インターネットの世界でも盛んに取り上げています。なかでもYahoo! JAPAN(以下、ヤフー)がトップページに「花火特集2002」(ヤフーのロゴの右斜め下)があります。左側には「暑中見舞いをカードで」を配しています。今伝えたい関心事を大文字で示すという一見するとシンプルな手法が、「ヤフー」をポータルサイトNo1の支持を集めた理由かもしれませんね。
 
 しかし、ヤフーが支持されているのは検索機能だけではありません。そこで今回はヤフーの人気を探るべく便利な機能をご紹介します。
ヤフーを開くと一番下のページに「世界のYahoo!」、「もっとYahoo!」があります。皆さん気付いていましたか。

 「世界のYahoo!」に記載している世界各国、国内各都市をクリックすると、ヤフーのオリジナル版が見ることができます。ちなみに「名古屋市」をクリックすると、名古屋及び周辺地域のニュースや情報が一覧表示されています。各都市に関する検索はここを利用した方が効率が良いかも知れませんね。

 「もっとYahoo!」は便利なツール、ビジネスサービス、便利なガイドの3つで構成されています。ここでは「便利なツール」を取り上げてみましょう。
 便利なツールのすぐ横にある住所録をクリックしてみましょう。ヤフーアドレスブックが開いて、一番上に「ようこそゲストさん」、その下に「ログイン」が表示されているのがわかりますね。
 基本的に「便利なツール」はヤフー IDの取得が必要になります。自分だけのIDを持つことで様々な機能をカスタマイズできるといった利点があります。もちろん匿名性を守ることも可能です。
 では、「ログイン」横の「自分だけのアドレスブックを設定」をクリックしてみましょう。
ID登録の画面が開きます。IDやパスワードなど登録情報を入力して、一番下の「利用規約に同意して登録する」をクリックします。すると「こんにちは××さん」と元の画面に戻りますね。これでゲストではなく自分固有の画面に変更されたことが確認できますね。
 ここでは、あると便利な機能を簡単に説明します。実際に利用する場合は各ページの「使い方ガイド」を読みながら進めて下さいね。

「住所録」:通常の住所録入力にプラスして、ここからカレンダー、メールなどが利用できます。カレンダーはスケジュール管理だけでなく、作業(To Do)リストや、好きなプロ野球チームの試合スケジュールをカレンダーに自動登録してくれる共有カレンダー機能もあります。
「ブリーフケース」:作成したファイルをブリーフケースに保管するとインターネット上で管理することができる機能です。ブリーフケースに保管すれば、インターネットに接続できるPCさえあれば、どこでもそのファイルにアクセスすることができます。
「アラート」:ヤフーに集まっている膨大な情報の中から、特に関心のある分野の情報をメールで受け取れるサービスです。
 残念ながらご紹介した機能はほんの一端で、筆者にも知らない機能はたくさんあります。その内「ヤフー攻略本」なるものが出版されるかも知れませんね。  (ぱそもも)


*長良川の花火大会の写真です

 今週の話題 
「最先端技術と単純ミス」
 最近、パソコンでデータの保存をせずに原稿を消去する基本的なミスを繰り返し犯して泣いています。便利なパソコンも、データを消せばただの箱ですね。駄文を消したぐらいでは、世の中に悪影響はありませんが、最近先端分野で低レベルの失敗が目立ち、技術屋としては開発推進のブレーキとなるのではと心配です。

 今月14日にオーストラリアで行われた音速の2倍以上で飛ぶ次世代超音速旅客機についての開発実験は大失敗でした。実験は、実用機モデルの10分の1サイズの実験機を作り、これをロケットに火薬入りボルトで結合して打ち上げ、高度20Kmで自動的にボルトを爆破し、機体をロケットから分離して超音速で滑空させる予定でした。
 火薬入りボルトによる分離技術は、これまでにロケットと補助ロケットの切り離しに何度も使われており既に確立された技術で特に難しいものではありません。失敗は、発射直後火薬に誤点火して機体がロケットから脱落したもので、単純で致命的なミスが原因と推察されます。実験機の費用10億円が無駄になったともいえます。
 今年2月に打ち上げられたH2Aロケットからの高速再突入実験機(DASH)の分離でも失敗が起こりました。この実験機の分離装置自体は、留め金を火薬で外しバネの力で押し出す簡単な機構で、今までに何度も使用された実績を持っていました。
原因調査の結果は、メーカーでの製造図面のミスでケーブルが誤って配線され、分離信号が伝達されなかったことによるものでした。製造図面の点検が確実になされていれば防げた単純ミスでした。

 失敗を研究されている東京大学の畑村先生によると、単純な理由で致命的失敗が起こる原因は、①技術が成熟している(マニュアル化による思考停止)②増産、コストダウンやリストラ策が図られている(保守点検の不備や失敗の種の増加)、ことだそうです。
確かに、私の原稿保存ミスも、①パソコンにある程度慣れた時点で発生しだした、②急いで原稿を書いているときにミスをする、といった特色があり思い当たります。
先端技術開発では、関係者の興味が未知の最先端部分に集中し、通常技術化した部分は、マニュアル化により基本動作を怠りやすくなっているのではと疑われます。

 ちなみに、原稿消去に対する対応策は、手を休める際の保存動作を体に覚えこませることでした。いまある手順は絶対変えない「封印技術」という手法です。 
「封印技術」のような「ローテク」があってこそ、製造業においても「ハイテク」が輝くと言えるでしょう。 (Y.K)


 


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