朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/08/05)

 

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8月5日号(第18号)  



 身近なビジネス 

「10年後の商品開発」
 中国製ダイエット食品による健康被害が、広範な広がりを見せていますが、その危険性は、ずいぶん早い時期、1996年頃から指摘されていました。 
 http://health.nikkei.co.jp/supple/diet.cfm
 では今回の事件は、狂牛病やエイズと同じような規制当局の怠慢によるものなのでしょうか。

 『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイヤモンド氏によると、太古の人間は伝承を大切にして、何万年もかけてある食材が口にしていいものかいけないものか見分けてきただけでなく、改良を加えてきたそうです。規制当局がなくても、決して、「口に入れたら甘かった」というだけの理由で飲み込むほどお人よしではなかったようです。
先進国の現代人は太古の人間にも劣るほどナイーブになってしまった、といっては余りにも現代人が可哀相でしょうか。

 国境を越える消費主義や商品の寿命の短さが、その商品の価値を評価するだけの実感と時間を現代人に与えません。インターネットで簡単に情報も商品も取り出せる時代に生きるこれからの世代にとって、乳母日傘の「規制の強化」ではなく、玉石混交の中から自ら情報を集め判断する力を養うことが、「生存していくための」急務となったようです。
もっとも、生きる実感を味わえないふわふわした先進国の現代人が自らの不注意で何人死のうと、むしろ消費エネルギーの点からは地球環境にはやさしいのだ、という南北対立論者の声もかすかに聞こえてきますが。

 一方、何千年もかけて安全が磨かれた商品が、他の寿命の短い商品と同じように捨て去られていっています。
フランスでは、ワインが年寄りの飲み物として徐々に飲まれなくなりつつあり、ビールに人気が集まっているそうです。日本では、岐阜の田舎でも蚊帳や蚊取線香はほとんど見かけなくなりました。否、都会では冷房締め切りで電気蚊取器さえ使わないところが増えています。どのような殺虫成分なのか、停電になったらどうするのか、みんな関心なさげです。

 さて、自分で判断しない咎を現代人が十分に受けた後は、時間をかけて磨かれた商品の価値が上がりそうです。今、絶滅動物を記録することも大切ですが、消え行く古い商品やサービスを記録しておくと、10年後の商品開発で成功を収められそうです。(かぴたん)


 パソコンで遊ぼう 
「もっとYahoo!2-ゲーム編」
改めて暑中お見舞い申し上げます。人間の体温にまで気温が近づくと、さすがに外出する気力はうせてしまいがちです。では家の中で何かするか-もちろん、ここではインターネットについてご紹介します。
 先週号で掲載した、「もっとYahoo!」ではYahoo! JAPAN(以下、ヤフー)のカスタマイズ機能についてご紹介しました。その時、もしくは既にヤフーIDを取得された方がいらっしゃると思います。今週号はヤフーIDを用いてゲームで双方向の世界を体験しましょう。まだ取得していない方もご安心下さい、ヤフーIDはゲームのページで取得可能です。

 いつもの ヤフー のホームページを開きます。
1. コミュニティー:ゲームを選択します(画面上段、用語検索下のカテゴリー一覧)。
2. カードゲームからシングルゲームまで様々なジャンルがありますが、
  ここではボードゲーム-「オセロ」を選択します。
3. ここでヤフーIDとパスワードを入力します。
  まだ取得していない場合は「Yahoo! JAPAN ID」を登録をクリックして登録作業を行います。
4. 「オセロ」画面が開いたら、左段の関連サイト-ゲームの歩き方を選択します。
5. 「オセロ」を例に画面の使い方を説明しています。ラウンジの利用法を知らずにいきなりゲームを始めるのは無礼講というものです。まずは「交流ラウンジ」で対戦ゲームの様子を観戦して流儀を知りましょう。
6. コツが何となく掴めたら「ゲーム」に参加して、さぁ開始です。

 最大の利点は、やはりリアルタイム対戦です。さらにチャット機能(対戦相手と筆談)がより臨場感を高めます。ただし、所詮は顔の見えない相手です。ゲーム対戦中にもかかわらず、一方的に退席する(中断する)心ないユーザーもいます。いろんなラウンジを見学しながら、ゲームの様子を伺ってみるといいですね。ヤフーはポーカーや囲碁、シングルゲームに至るまで馴染みのあるゲームを取り揃えています。
 なお、実際に対戦する場合は、チャットで挨拶することも忘れずにね。それもネチケット(ネット上のエチケット)です。
 
 ゲーム一覧の中にはゲームメーカー提供のゲームのコーナーもあります。ただし、一定の試用期間後に有料版を入手する必要があるゲームもあります。ここでは決済方法についてはふれません。したがって、PC操作等不慣れなユーザーにはお勧め致しませんのでご注意下さい。   (ぱそもも)

 今週の話題 
「燃料電池自動車」
 日産のスポーツカー「フェアレディZ」の復活は、再生した日産のシンボルとして最近の自動車業界で最も華麗なリバイバル劇でした。しかしそうした華やかな世界の水面下で10年後の社運を賭けた熾烈な開発競争が行われています。

 7月1日にトヨタが、本年末を目処に燃料電池ハイブリッド乗用車の日本および米国で限定販売開始を発表。当初の開発計画を半年早めたものです。次いで25日にはホンダが「世界で初めて米環境局とカリフォルニア州大気資源局から、燃料電池自動車の販売認可を取得した」と発表し、日米で燃料電池自動車の販売を年内に前倒しして開始の予定です。さらに30日に日産が、2005年度としてきた燃料電池自動車の実用化について、技術開発も進んだので2年前倒しして来年度にする方針を明らかにしました。
世界中のメーカーが必死に取り組んでいる燃料電池自動車開発で、日本のメーカーが一歩リードしているニュースはうれしい限りです。

 燃料電池自動車とは、燃料とする水素と空気中の酸素を反応させて電気エネルギーを取り出し、モーターを作動させて走行する自動車です。走行の際に排出されるのは水だけであり、次世代の環境対応型自動車(エコカー)の本命と目されています。
水素の供給方法は、メタノール、天然ガス、ガソリンのそれぞれを改質して水素を取り出すか、純水素を使うかの4つの方法があります。ダイムラーは他の方法より容易なメタノール改質、米ゼネラルモーターズはガソリンスタンド有効活用を狙い、ガソリン改質の採用を打ち出しています。
 トヨタの場合、年末に発売するのは高圧水素タンク搭載の純水素方式です。コスト、設備両面に課題が残るため、販売は必要なインフラが整っている一部地域に限定し、リース方式で行う予定となっています。今回はテストマーケティングの位置付けで、本格的な導入はインフラとコスト面が解決される2010年以降になるものと予測されています。

 本格的な市場導入までには莫大な開発費や環境整備が必要となるため、各社社運を掛けた闘いになるのは間違いありません。1970年代の排ガス規正法(マスキー法)への対応でホンダが一躍トップグループに踊り出たように、予想のつかないレースとなるでしょう。
 同時にエコカーの登場は、自動車という輸送機関のみならず、燃料供給という今までの産業構造をがらりと変える可能性があります。戦いの行方を見守ることが、多くの産業に従事する人にとってとてつもなく重要になりそうです。           (ダイナ)


 


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