朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/08/26)

 

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8月26日号(第21号)  



 身近なビジネス 

「希望的観測」
 夏休み、ファイナルファンタジーⅩで遊んでみました。昨年発売され大ヒットしたテレビゲームです。リアルなコンピューターグラフィックのおかげで、すっかり映画のヒーロー気分で年がいもなく冒険と恋とを疑似体験できました。
主人公(プレーヤー)はモンスターと戦って成長していくのですが、自信がついてくるとちょっと無理して、以外な反撃を受けてゲームオーバーになってしまいます。活躍を保存しておかないと、それまでの成果(強くなった主人公や進めたストーリー)が水の泡。何とかなるとの根拠のない予測で、5時間分のプレー結果を無駄にしてしまいました。

 ゲームでは再挑戦すればよいのですが、実社会では希望的観測は命取りともなります。戦った兵士本人の「多分この程度は戦果があっただろう」という報告が、参謀の希望的観測で更に水増しされ、第二次大戦の大本営発表が欺瞞に満ちたものに変わっていく過程を追ったNHKの番組が放送されていました。
 8月からマクドナルドのハンバーガーが59円に値下げされましたが、これも希望的観測の後始末のようです。

 マックバーガーは、1995年にそれまでの210円から130円に大幅値下げされ、2000年2月からは更に平日は半額の65円になりました。価格を下げると1個あたりの利益は減りますが、販売個数が伸びれば利益の総額は大きくなります。値下げという賭けに勝ってお客様の獲得に成功したマクドナルドは、一日に3~4百万個もハンバーガーを売る会社に成長し、昨年7月には店頭上場して大企業の仲間入りを果たしたのです。
 が、良いことばかりは続きません。円安での牛肉価格の上昇や9月には狂牛病が発生、売上も利益率も大きく落ち込んでしまいました。そこで今年の2月、ハンバーガーを一律80円にしました。業界シェアが65%に達する独占的存在になっていたこともあり、値上げしてもお客様は離れないという希望的観測があったのかもしれません。
しかし結果は6月の中間決算で経常利益は80%減になり、株価も急落。マクドナルドとしては今回値下げでお客様を呼び戻さざるを得なかったわけです。現在のところ売上は好調のようですが、利益を出すためにはハンバーガー以外の商品がたくさん売れなければなりません。

 白紙のレポートでも提出さえすれば単位をもらえるとの希望的観測に頼ると、皆さんも「日本ハム」と同じ運命をたどることになります。  (かぴたん)


 パソコンで遊ぼう 
「英語であそぼウ」
 漠然とした問いかけですが、「あなたにとって英語はどのような存在ですか」
学生であれば真っ先に「必修科目!」と思い浮かぶ人もいれば、「音楽、海外旅行etc」と捉え方は十人十色です。社会人ではどうでしょう。同じように娯楽で利用する場合もありますが、業務で使う業界英語もあれば、TOEICが社内評価の基準ともなれば、むしろ「必要性に迫られるツール」に成りかねません。
 今や英会話学校が氾濫するほどの英語ブームですが、気軽にふれることができるサイト(出来れば楽しく)がないか探してみました。
おなじみヤフーで検索すると、31のカテゴリー、1412件の登録サイトがありました。

「英語であそぼ(今週のキーフレーズ)」
NHK教育テレビ同名番組のオフィシャルページ

 Try some(食べてみて)、That’s it(ここまで)のように単純ですが、使用例を交えながらわかりやすい解説があります。番組と連動しているのもウリです。子供番組ですが、ちょっとしたフレーズをおさえるには簡潔にまとめられています。

「All About Japan」
英語の学び方・活かし方をさまざまな角度から紹介したサイト

 リンクのはった文字の上をクリックして下さい。特集で英語に関するメールマガジンのリンク集が紹介されています。
 メールマガジンとは、購読の申込みがあった会員に発信者が随時e-メールで送る「勝手かわら版」のようなものです。料金は有料・無料のどちらもあるし、発行日は毎日や隔週など発信者によって異なります。メールマガジンを申込む場合は、発信者が用意してあるサンプル版を一度試してみるのをお勧めします。

 ほかにも、「RNN時事英語辞典」は日本の時事問題からスポーツに至るまで、それにまつわる単語解説が豊富にあります。もちろん和英、英和の単語検索機能もついて辞書いらずです。
はじめに書いたように、関心や興味の角度は人によってさまざまです。したがって、何がベストとは断定できませんが「英語を使う、遊ぶ、学ぶ」きっかけとしてインターネットは手軽で利用しやすい媒体だと思います。  (ぱそもも)

 今週の話題 
「米国のイラク攻撃」
 日本の8月は平和の祈りが全国的に高まります。6日広島の平和記念式典(原爆忌)、9日長崎の原爆慰霊祭、15日終戦記念日の全国戦没者追悼式、いずれの式典も戦争の悲惨さ、愚かさを強く訴え不戦を誓い、平和の祈りをささげています。
 
 しかし今、米国ではイラク攻撃の機運が高まりつつあります。7月初め、イラクの大量破壊兵器の査察再開交渉が不調に終わり、同国を「悪の枢軸」と名指しするブッシュ政権が態度を一層硬化させています。11月の中間選挙をにらんだ支持率回復策や、株価急落を受けた景気対策との見方もあります。
 ブッシュ米政権が策するイラク攻撃には、国際社会にも米議会にさえも相当の反対があります。イラクには「容疑」はありますが、中枢同時テロへの関与でも大量破壊兵器開発でも、ホワイトハウスが「証拠」を示したことはありません。現時点で、米国への深刻な直接的な脅威も見当たりません。あるのはテロを引き合いに「敵の攻撃を待てば災いをもたらす」から先制攻撃するという強引な理屈ぐらいです。
 とはいっても、ブッシュ大統領が決断したら、それは止められるのか。米議会は、異論があるといっても、大統領が開戦決議を提出すれば、大半が賛成すると見たほうが自然でしょう。対イラクで弱腰は、致命傷にもなる政治風土なのです。しかし、盟友・英国がノーなら事情は変わります。米国の世論は7割がイラク攻撃を支持しますが、「同盟国の支援なし」なら支持率は半分以下になります。つまり、イラク攻撃を止められるのは英国次第だということです。

 ところでもしイラク攻撃が開始されると、米国経済はどうなるのでしょうか。古典的な戦争は好況要因、言いかえれば景気が良くなる要因と受け止められていましたけれど、現代の戦争は不況要因であるという米国の経済研究所の景気見通しも出ています。
今年から来年にかけて、米国のイラク攻撃の可能性は相当高く、その結果米国が意に反して不況経済になる可能性も頭に入れて、モノゴトに対処することは、「米国が風邪を引くと肺炎になる」日本にとっては大切なことです。     (ダイナ)


 


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