朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/09/23)

 

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9月23日号(第25号)  



 身近なビジネス 

「渋滞ライダー」
 雨の連休、退屈気味の子供達を連れて近郊のターミナルに車で買い物に出かけましたが、これが大失敗。渋滞に巻き込まれどの裏道も車で一杯です。景気はいいの?いやいや近場のレジャー(ウインドウショッピング)をみんなが求めた結果でしょうか。

 車の中でイライラしていると、バブル華やかなりし頃、ある深夜テレビ番組を見たことを思い出しました。確かタイトルは「渋滞ライダー」。スポンサーは当時高級車が売れに売れていた日産で、宝田明扮する渋滞の達人が、渋滞でイラつく若いカップルに渋滞をディープに楽しみながら乗り切るスタイルを3つ伝授する(あわせて、日産の車も買ってね!)というものです。
最初は、渋滞サーファー。比較的動く車線をすばやく予測し、車線を変更しながら進みます。次に、渋滞探検隊。渋滞する幹線道路をはずれ、隠れた裏道を探して進むというものです。それぞれに、知恵や裏技があり、その薀蓄を解説しながら番組が進みます・・・。

 番組を良く覚えているのは、当時為替や債券の売買の仕事をしており、渋滞ライダーの考え方がビジネスそのものに似て見えたからです。
流通業で儲ける基本は、安く買って高く売ること。動きそうな車線を見つけて乗り換えていくのは、車線と言う商品を売り買いしているようなもので、「交換」という商売の基本です。そう考えると、二番目の渋滞探検隊も、「発明発見」という観点で見れば、商品開発というビジネスに似ています。

 渋滞を実社会だと考えると、最後のスタイルは何かな?路肩を進んで違法に成果を得るようなこと、名づけて、渋滞泥棒になるの?なんて思いながら見ていました。
学校では余り語られませんが、良し悪しは別にして、奪う行為は実社会に広く存在しています。制度派経済学を考えたヴェブレンは、社会を作りかえる人間の行動原理を「競争心」、「ものづくり本能」とともに「略奪」で説明しています。

 実際に番組でやった三番目のスタイルは、渋滞エピキュリアン<渋滞を受けとめ、その中での生活を楽しむ>でした。ゲームや生活用品を車に持ち込み、渋滞を意識しないカーライフを!皆さん、車好きでしょう?という、当時としてはちょっとさえないオチです。
でも、21世紀になって考え直してみると、苦しくとも生活や仕事それ自体を受け入れ、本気で楽しむ発想はかなり大切ですね。
社会人になったら、あなたはどのようなビジネスライダーになりますか?   (かぴたん)


 パソコンで遊ぼう 
「Wordの活用-テンプレート編」
 前回号の「メニュー編-三角柱」はトライしてみましたか。クラフトつながりのコラムが『パソコンで遊ぶ』の主旨に当てはまるのか? 甚だ自問自答しながら今回もこの線でいかせて戴きます。
前回のようなクラフトはWordのような汎用ソフトで十分活用できることがわかりましたね。そこで、Wordの使い勝手の良さは次のHPでさらに広がります。

「テンプレートBANK」:クラフト、文書、素材などの豊富なデータをダウンロードできます。
なかでも「学園祭&運動会特集」はポスターや金券などイベントに必要なアイテムを揃えています。

 手順としては、「無料会員に登録→欲しいテンプレートをダウンロード(自己解凍式の圧縮ファイル)→ファイルの解凍」です。
なお、圧縮ファイルの解凍には、自己解凍式(拡張子が「.exe 」)と解凍ソフトが必要なケースがあります。今回のケースは前者に該当します。解凍ソフトは『窓の杜』などのHPに多数掲載されています。圧縮ファイルをダウンロードする時には、どの方式なのかチェックしておきましょう。

 このようなテンプレートを使用する場合、大きさや質感が通常と異なる専用紙を用いる場合があります。加えてWordにも使用する専用紙の情報が設定されていなければ、正しい印刷結果が表示されません。
 したがって、使用しているパソコン(Word)やプリンタが専用紙に対応可能あるかを確認しておきましょう。ちなみに古いバージョンのWordを使用している場合であっても、手入力で専用紙の情報を入力することもできます。  (ぱそもも)

*今回は使用許諾の制限から実例の掲載を差し控えさせて戴きます。

 今週の話題 
「スローフード」
 「スローフード」という言葉を見たり聞いたりすることが最近多くなってきました。スローフードとは、マクドナルドのハンバーガーとか吉野家の牛丼に代表されるような「ファーストフード」に対抗してできた造語です。ファーストフードは、文字通り早くて便利な「食」を意味しており、したがって大量に生産される画一化された「食」のことを指します。これに対してスローフードは、郷土の伝統的な「食」のことを指すと同時に、地域の特色ある食材や料理を守っていこうという運動を意味しています。

 このスローフード運動は、1986年5月にローマで起きたマクドナルド1号店への出店反対運動がきっかけとなり、イタリア北部の田舎町から始まりました。大規模資本が送り出す食の画一化の波に、食の多様性を主張して立ち向かった運動は、今日では世界中に広まって、45カ国にこの運動を支えるNPOがあるそうです。

 この運動の基本理念はつぎの3点です。
① 消えつつある郷土料理や伝統食品を守ること。
② 質のよい素材を提供する小規模生産者を守ること。
③ 子供を含めた消費者全体に味の教育を進めること。

 ところで日本人の食生活を取り巻く環境は、近年急速に変化してきました。先進国の中
で食料自給率が最低水準にある日本では、食材調達がグローバル化し、日本人の食べ物の半分以上を輸入するようになりました。女性の社会進出もあって、自宅で料理・食事をする時間が減ってきたため、外食や中食(調理済み食品)の市場が急成長してきました。こうして食が豊かになった反面で、レストランの厨房や家庭の台所のゴミのおよそ40%が食べ残しだというデータがあります。これが「輸入してまで食べ残す、不思議な国ニッポン」の姿なのです。

 最近、輸入食材の残留農薬問題や食肉会社による偽装表示など食の安全性や信頼性を揺るがす事件が相次いだため、食に対する消費者の姿勢は「安全」「安心」を重視する方向に変わってきたといわれます。食のことは人間が生きる上での最重要事項であり、せめて自分の口に入れる物の由来くらい十分に理解し、納得した上で食べたいと思うことは当然のことだと思います。食を見直すスローフード運動は、最も身近な毎日の食生活を原点としているのです。  (コッキ)


 


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