朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/11/18)

 

コラムに関するご意見はこちらへ→
11月18日号(第33号)  



 身近なビジネス 

「続・たばこの煙」
 昔々アメリカのパートナーと、日米両国の金利先物取引を結ぶブローキングサービスを企業内起業しました。様々な障害を乗り越えて最初の大口注文を得たとき、僕は葉巻を2本取り出して彼に1本渡しました。ビジネスパーソンにとって、大きな仕事を終えた後の一服は何物にも代えられぬ喜びと安らぎを与えてくれます。

 と、これはアメリカ映画のパロディで、その心は、パートナーに「心からうち解けようぜ」というサインを出したのです。僕たちは、「葉巻」を消費したのではなく、一緒に苦労して成功した喜びを分かち合うため「葉巻を吸うシーン」を消費したわけです。たばこの効用はこのようなところにもあります。現に彼は仲間だけに見せるすばらしい笑顔を浮かべてくれましたが、葉巻はポケットにしまいました。

 「お金では買えない価値がある」というのは、クレジットカードの広告ですが、金銭的価値以外にも、心理的、感覚的、時間的と様々な価値があります。また同時に、そのような価値に対する対価にもお金以外の対価があります。無料の予防注射であっても、痛いことを対価として払うのがいやな人は、受けに行きません。たばこの場合は、このような対価(匂いが嫌だという感覚的、健康に悪いという身体的、火事が怖いという心理的な対価)を「たばこの価値を受け取る人」以外の人が払っているわけです。

 こう考える人が増え、またそういう人たちのキャンペーンが奏功した結果、アメリカのたばこ会社は今、巨額の賠償請求を求められ株価も大きく下落しました。日本でも、喫煙人口が減り続け、1966年には84%あった男性の喫煙者率は、今年5月現在では49%にまで低下しています。

 このように需要が減りコストがかさむ中で、たばこ会社がビジネスを続ける道が3つ考えられます。1.たばこの害を取り除き安らぎだけを与え、習慣性のない新たばこを開発する(味の素のグルタミン酸のようなものです。)2.たばこに限らず、安らぎを与えるほかの商品の開発に広範に取り組む(JTがこの方向を向いています。)3.あくまでたばこの砦を死守し、好事家のための専門品として高い付加価値を追求する。(ナガオカのレコード針はこの手で生き残りました。)

 頭の薄くなった先輩が、あるかつらメーカーをいつも通りの素顔で訪問したとき、「トヨタにシーマで乗り付けるような人とは商売しない」と言われたそうです。自分の商品に自信を持って商売できること。これが何よりです。    (禁煙中のカピタン)。


 パソコンで遊ぼう 
「できるネット」
 10月の始めから5回に渡って「フリーソフト」を連載させていただきました。このコラムのコーナーでソフトの使い方などを紹介する場合、文章だけで説明するという非常に難しい課題を解決できないままで進めてきました。
 
10月14日「フリーソフト(2)」で圧縮・解凍フリーソフト”+Laca”のダウンロードから使い方までをご説明しましたが、このコラムを読んでいただいた方の何割にご理解いただけたかが非常に不安でした。私のこの悩みを解決してくれるホームページを見つけましたのでご紹介します。株式会社インプレスが運営する「できるネット」です。
 インプレスが出版する「できるシリーズ」のパソコン解説書は、パソコンやソフトの使い方のポイントがとてもわかりやすく書いてあって、私の机の上にも何冊かこのシリーズの本が置かれています。「できるネット」は、これらの「できるシリーズ」の本を紹介するだけでなくインターネット上でソフトの使い方を絵入りで説明してくれています。
私の文章だけの説明より数倍わかりやすく+Lacaの使い方が書かれていますから、参考にしてください。
「できる圧縮&解凍Windows版」

 「圧縮」「解凍」の用語の説明とともに以下の6項目の「やさしいレッスン」を選択して、「次へ」をクリックするとページをめくるように説明が出てきます。
      +Lacaをダウンロードしよう
      +Lacaをインストールしよう
      +Lacaを使ってみよう
      ファイルを解凍してみよう
      ファイルを圧縮してみよう
      まとめ

 さすがに「できるシリーズ」スタッフの手にかかるとわかりやすい説明をしてくれますね。                             (ミンミン)


 今週の話題 
「環境危機時計」
 環境危機時計というのをご存知でしょうか? 旭硝子財団(本部東京)が核兵器の脅威を示す「週末時計」をヒントにして、環境破壊による人類存続の危機を時計の時刻で表現したもので、現在は「極めて不安」とされる9時を回って、9時5分です。
 環境危機時計は、日本を含む世界各国の政府関係者や研究者、非政府組織(NGO)、企業などにアンケートし、今年は世界90カ国、639人より回答を得て、平均時刻を割りだしています。零時から3時間ごとに「ほとんど不安は無い」「少し不安」「かなり不安」「極めて不安」とし、12時が「人類滅亡」の時になります。

 時計の針の進み具合を見てみますと、1992年にブラジルのリオデジャネイロで開かれた「国連環境開発会議」(地球サミット)を機にスタートした時計は、その年既に7時
49分でした。以後年々針は進み、96年には9時13分に。97年に温暖化防止京都会議で二酸化炭素などの排出量削減を目指す京都議定書が採択され、少し針が戻ったものの、その後も9時前後の状況が続いています。
 旭硝子財団の国井事務局長は「専門家達が、最後のラインである9時を超えていると見ている事実は重い。このまま放置しておけば、針が戻っていくことは無いでしょう」と心配しています。

 SF映画によると、未来社会は科学・技術の進歩により、ロボットや空飛ぶ自動車等便利なものがたくさん実用化され豊かですが、自然環境面は決して美しく描かれてはおりません。青空は無く、空気は澱み緑の樹木は無く、巨大な空気清浄機のお世話になっているようです。1961年人類初の人間衛星船ヴォストーク1号に乗ったガガーリンは、美しく丸い地球を見て「地球は青かった」と言いました。

 美しく輝く地球を未来の子供達に残すために、人類が力を合わせて、環境危機時計の針を戻す必要があります。今や「物質的豊かさ」より「心の豊かさ」へと、振り子を大きく振る時期ではないかと思われます。     (ダイナ) 


 


戻 る

関連記事

  1. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-04/03/21)

  2. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/06/19)

  3. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-12/2/13)

  4. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/11/26)

  5. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/04/21)

  6. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-04/12/06)

  7. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/09/29)

  8. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム)

  9. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-05/09/12)

最近の記事