朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/11/25)

 

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11月25日号(第34号)  



 身近なビジネス 

「ステータスシンボルの移り変わり」
 テレビや映画を見ていますと靴はバリー、時計はロレックス、洋服はアルマーニ、ベルトはダンヒル、とブランド品で身を飾った格好良い男が登場してきます。もてることにもお金にも縁のない私などは、ただ、ため息をつくばかりです。
 かつて、バブル華やかなりし頃、銀座の一流クラブで接待をしてもらったことがあります。こういうと羨ましがられるのではないかと思いますが、実は大変苦痛でした。ホステスの皆様方に値踏みされるような目で、洋服や靴、時計をじろじろ見られているようで、なんとも落ち着かない気分でした。ホステスの方々は「私たちそんな目で見ていませんわよ」とおっしゃられるかもしれませんが、場違いなところに足を踏み入れたようで、見るからに貧相な格好をしている身にはそう感じてしまいました。

 以前は、傘、ライター、腕時計などがステータスシンボルとしての役割を果たしていました。ところが不思議なことに、経済的に豊かになるにつれ、そういったブランドもの指向から、傘は、ビニールの500円傘(最近では、100円ショップで折り畳み傘までおいてあります)が幅を利かせてきましたし、ライターに至っては、大分前から100円ライターがライター界の主役になっています。腕時計も今やファッションウオッチと称して1000円前後で売られるようになりました。ロレックスの時計を嬉しそうに腕に巻いていようものなら、下手すると、「ご商売は?」などと言われかねません。ブランドにこだわる一部の方はともかく、「雨に濡れなければいいじゃないか、火がつけばいいじゃないか、時間が分かればいいじゃないか」という具合に段々実用指向になってきたように感じます。
 
 しかし車は、相変わらずこだわりの対象のようで、いまだステータスシンボルの役割を担っているようです。ピカピカに磨き上げて、バンパーにキズがつこうものなら悲鳴を上げる方が多いようです。(バンパーは、もともとぶつけるためにあるのですがネエー)私は、中古で買った車を8年間乗り回していますが、車は、空間移動のための道具と思っているので、汚れようが、ぶつけられて凹もうが、動く限り、一向に気にしません。車も早くステータスシンボルとしての役割を終え、2000㏄クラスの新車が1台50万円で買えるような時代が来ないかな、と期待しています。(ルーマニアのダチア社は60万円で新車を売り出すそうです。もちろん軽自動車ではありません)
「男は見てくれではない、中身で勝負だ!」と言いたいところですが・・・・・。
今回も、前回に引き続き、ブーイング(車好きの方々の)を浴びる内容になってしまったようです。     (即興詩人)


 パソコンで遊ぼう 
「自分の身は自分で守る(1)」
 世の中のインターネット状況はここ数年で大きく様変わりし、今や自宅でインターネットネット接続している人のうち約40%がブロードバンド接続であるという状況になってきました。(2002年11月20日付け野村総合研究所「情報通信利用に関する実態調査」より)

 ブロードバンド接続の特徴として、アナログモデムやISDN接続に比べて通信速度が高速であることなどの他に、常時接続してもお金がかからないというメリットを享受でき、インターネット利用はますます広がる一方にあります。
 しかし、良い話の裏側には常に危険な要素がつきまとうという人生の教訓そのままに、インターネットの世界でもその利便性とは裏腹に危険性も高まってきているのです。
これから数回に分けて、具体的事例を盛り込みながらセキュリティの重要性についてお話しようと思います。

 今回、SSLについて考えます。 SSLとは「Secure Sockets Layer」の略で、WWWブラウザとWWWサーバ間でデータを安全にやりとりするための業界標準プロトコルで、認証と暗号化の機能があります。
みなさんは、オンラインショップを利用されたことがあるでしょう。 お店に行かずして、インターネット上で物品を購入したり、いろいろなサービスを受けることですが、その際の支払い決済手段のほとんどがクレジットカードで行われ、カード番号や個人情報を入力する仕組みになっています。これがハッカーたちにとっては格好の餌食となることをご存じでしょうか。

 インターネット上で流れる情報というのは、知識があれば簡単に盗み見ることができます。 ところかまわずクレジットカード番号を打ち込みまくっていると、送信する経路で情報を盗まれ、悪用される可能性は決して低くはありません。そうならないために登場した技術がSSLなのです。 この後、数回に渡りSSLについて考えてみたいと思っています。
                                (もも)


 今週の話題 
「中国共産党大会」
 5年に一回開かれる中国共産党大会(第16回)がこのほど閉幕し、これまでの江沢民氏(76才)に替わって胡錦涛総書記(59才)が率いる中国の新体制がスタートしました。世界人口の5分の1に当たる13億人をかかえる超巨大国家の新体制は、いろいろな意味で日本をはじめ世界各国に影響を及ぼすことは必至です。新体制では、今回の党大会で決定した2つの事項を遂行することが重要課題となります。

 一つは、江沢民が主唱した「三つの代表」思想を正式に党規約に取り込んだことです。これにより労働者・農民そして知識人のためだった中国共産党に私営企業家などの資本家も入ることが認められました。これは、従来の「階級政党」から「国民政党」へと路線転換(ある意味では思想転換)が図られたことを意味しますが、こうした路線の変更は10年前から始まった「社会主義市場経済」の当然の帰結だといえます。しかし、一党独裁の下で資本家も活躍する社会主義市場経済がどこまで折り合ってゆけるかが、これからの最大課題であることは明白です。

 もう一つは、江沢民体制の下で定着した高度成長路線の堅持を再確認したことです。党大会では、2020年に国内総生産(GDP)を現在の4倍にするという目標を承認しました。これくらいの経済成長を続けて行かなければ今の体制を維持できなくなるという判断があったのだと思いますが、13億人の経済成長ですから大変な目標です。農民や国有企業労働者は、今や「負け組」といわれて大きな不満をもっています。貧富の差や地域格差の拡大は、社会の不安定要因となるだけに、単なる成長ではなく富の分配に配慮した成長がこれからの重要な課題となります。

 こうした課題を背負った新体制のスタートですが、その中心となる胡総書記は、9人の新指導部(政治局常務委員)の中では少数派だといわれています。新総書記の手腕と中国共産党の動向から目が離せなくなりました。  (コッキ)


 


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