朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/02/10)

 

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2月10日号(第45号)  



 身近なビジネス 

「定番の努力」
 
 久しぶりに上着を買おうとデパートに出かけましたが、田舎者のせいか中年太りのせいか似合うブレザーがありません。見かねた店員さんがスタンダードな紺のブレザーを勧めてくれました。紺ブレなら定番だから馬子にも衣装かも、と思ってよく見るとシングルボタンです。昔はたしかダブルが主でしたが、今見ると確かにシングルの方がすっきりしてかっこよく見えます。
 
 授業の課題でファストフードの定番マクドナルドのイメージを学生に聞いてみて、ちょっとびっくりしました。「子供がいるところ」「安い」の二点に集約され、僕たちの世代が感じていた「あこがれ感」が消えていたのです。 日本でのマクドナルド1号店ができたのは1971年、当時日本は高度成長の最盛期で、欧米風の生活に追いつき、自分たちでも少しは豊かになったと実感しはじめた時期でした。銀座三越の一階に出現した店はあこがれの米国生活を感じさせるちょっぴり優越感の味わえる場所でした。紺ブレがはやったのもこの頃からです。 ハンバーガーをちょっとしたブランドと感じた僕たちの次の世代に、マクドナルドは更に巧みなアプローチをかけます。気軽に米国を味わいたい若い親を集めつつ、その子供たちにとって楽しい場所というイメージを郊外店舗展開で植え付けていきました。ハッピーセットのおまけを集めた人も多いはずです。こうしてマックはスタート時点のヒットの秘密だった牛肉・米国・ちょっと高級から、子供時代に食べなれた味に徐々に変身しつつ日本でも定番となり30年業界トップを維持し続けたのです。2000年からの平日半額セールでは、不況でお小遣いが減ったお父さんたちの気軽な食事にまでなりました。40代以上にとってあこがれだったハンバーガーがおにぎり代で食べられるとのお得感からです。

 マクドナルドは今苦戦しています。2002年は売上げが11%、経常利益は91%もの前年比減となりそうです。低価格戦略から一転2月の実質値上げをしたものの客足が遠のき8月に再度値下げと色々な価格戦略を試してきましたが、安売りだけではお客様を呼び戻せませんでした。否、低価格の定着化で、消費者が抱いていた良い価値が否定され安物感を生み出したことが、売上不振の一つの原因であることを学生のイメージは示しています。 マクドナルドにとっての最大の資産は、30年かけて築いた大人になった子供たちが覚えているマックの味の記憶です。これからも定番であり続けるためには、この記憶を活かしつつ、価値を維持し続けるための商品開発の地道な努力を昔と同じく惜しまないことでしょう。http://www.mcdonalds.co.jp/corporation/company/gaiyo/2021.html
 「安値」だけではその味の記憶に見合った価値を生み出せないのです。   (かぴたん)


 パソコンで遊ぼう 
「本当にパソコンは便利なのか?(2)」
 前回に引き続き、リアルな社会人のレベルでパソコンをつかいこなすためのクライテリアの2つ目をあげてみます。
第2:入力が早くできること
 
 入力方式は大まかに3通りあります。JIS入力と、ローマ字入力と親指シフトです。現在使われている入力方式の99%がローマ字入力と言われています。のこりの1%をJIS入力と親指シフトなどです。ローマ字入力は覚えるのが簡単ですが、速く入力すると、打鍵数が多くて疲れます。親指シフトは覚えるのが時間はかかりますが、入力の打鍵数が少なくて済むので打鍵数=文字数です。長時間入力するのには親指シフトが優れています。手書きよりも速く、考えるのと同じ速さで入力できるのが理想的ですが、これは無理ですから、最低限思考を妨げない速さで打鍵できるのが理想的ですね。ローマ字入力では1分当たり250打鍵以上が理想的です。文字にすると100文字程度です。親指シフトでは130打鍵ぐらいが一般的な目標値でしょう。
NICOLA日本語入力コンソーシアム http://nicola.sunicom.co.jp/

   
 入力では、他にも、ダイヤモンドカーソルやショートカットの利用など知っておくべきスピードアップの方法はたくさんあります。ショートカットの利用法は4/22号「キーボードの操作」をご参照下さい。   (ぱそもも)

 今週の話題 
「シャトル空中分解」
 スペースシャトル「コロンビア」が空中分解しました。2月1日午前9時(日本時間1日午後11時)ごろ、交信不能となり着陸16分前に空中分解し、乗組員7人全員死亡しました。コロンビアは16日間の宇宙旅行を終え、フロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターに向けて着陸体勢に入った直後でした。テレビ中継によると、爆発とみられる大きな閃光の後、機体が5つ以上に分解し、炎と白煙を吐きながら降下しました。
 
  コロンビアは米航空宇宙局(NASA)が開発した翼を持つ有人宇宙往還機スペースシャトル1号機です。1981年4月に初めて打ち上げられ、軌道飛行に成功しました。今回が28回目の打ち上げで、94年7月の飛行では、日本人初の女性宇宙飛行士向井千秋さんを乗せました。 今回の打ち上げは、スペースシャトルとしては113回目の飛行で、最近17年間宇宙飛行士の死亡事故はありませんでした。1986年に打ち上げ直後に爆発し、乗組員7人全員が死亡したチャレンジャーの事故以来の大惨事となりました。 改めて、宇宙開発とは死と隣り合わせだという認識を、新たにさせられました。 シャトル事故原因は、打ち上げ時に落下した外部燃料タンクの断熱材がシャトルの機体左側を損傷したことが、NASAより発表され最有力でしたが、その後NASA自身により断熱材主犯説は否定されました。事故原因の調査は事故直前のデータや、テキサス州を中心に広範囲に落下した多数の機体破片から解明が進められていますが、長期に及ぶ可能性もあります。

 NHKの連続テレビ小説「まんてん」は、屋久島生まれのヒロイン日高満天が気象予報会社に勤務しながら宇宙飛行士を目指し、夢を実現していく物語です。「まんてん」では「スペースシャトルコロンビア号の乗務員の皆様のご冥福を心よりお祈りいたします」というテロップが流されましたが、シナリオの変更は無いそうです。ドラマの中で、宇宙飛行士の資格テストで、宇宙で死ぬ覚悟があるかどうかを問われたという場面がありましたが、まさに現実のものとなってしまいました。 未知への挑戦は常に危険と隣り合わせであり、危険を乗り越えていかなければなりません。犠牲となった乗組員7人の追悼式で、ブッシュ大統領は遺族への哀悼の後、「探査と発見を求める理想は、我々の選択というよりは、人類の心に刻み込まれた願望だ。我々はすべての創造物を理解することを求めている。米国の宇宙計画はさらに続くことになる」と宇宙開発への強い意欲を示した。 イラク攻撃が微妙な時、コロンビアの事故が政治的に利用されないように祈るばかりです。     (ダイナ)


 


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