朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/03/17)

 

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3月17日号(第50号)  



 身近なビジネス 

「マニュアル化?マニュアルかア?」
 
 あるお店で冷凍肉まんを二つ買ったら、レジの店員さんがなかなかレジを打たずちょっと考え込みました。そして突然「これ(一つ)は期限が過ぎていますから大丈夫な品をとってきます。」と言ってレジを離れ新しい商品を持ってきてくれました。 うちに帰って、1個とりだして見ると、なんと賞味期限は5日後です(何だア、大丈夫と言ったって5日後か)と苦笑しつつ買い物袋をよく見ると、肉まんが三つ入っています。他の2個も取り出してみると、それぞれ賞味期限は2週間後になっていました。(あ、期限切れといったけど本当は切れていなかった。でも期日が近いから1個おまけしてくれたのだ。)と初めて気がつき、ついほほえんでしまいました。
  アルバイトさんだったら期限は過ぎていないのでそのままレジを打ったでしょう。あるいは、同じく商品を取り替えたでしょうが、2週間後の2個を差し出したでしょう。こちらは中年のおやじで、賞味期限に神経質そうには見えません。無視しても良かったのです。でも、もし僕が賞味期限をみたら、取り替えようと取り替えまいと、2度とその店で買わなくなる可能性もあります。そこで、ベテランはそっとおまけを差し出したわけです。

 お客様を探すのは大変ですが、失うのは一瞬です。この店員さんは、ものを売るだけではなく人の心を掴むプロの仕事をしたわけです。 そもそも冷凍食品ですから、ある程度の賞味期限を持った商品を並べておくべきだ、と正論を言えばそれまでです。しかしビジネスは人間がやることですから、何が起こるかわかりません。コンピューターできちんと管理し、働く人のマニュアルを作れば成功するわけではありません。
  ある舶来大手CDチェーン店で、娘がはまっている映画のDVDを予約して買いました。ところが再生してみると、1カ所画面が2秒ほど止まる場面があります。内気な彼女は、勇気を出して交換を店に申し出ると、コンピューターで発売元に確認をした店員さんは、「それはDVDの仕様で、仕方のないことです。お取り替えはできないと発売元が言っています。」と、答えました。色々とやりとりがあって、最後に出てきた店長は商品の返品を認めてくれました。しかし、娘も家族も娘の友人も、今後その店でDVDやCDを買うことはないでしょう。   (かぴたん)


 パソコンで遊ぼう 
「知的財産権(2)」
 CD(コンパクトディスク)の売り上げが4年連続で前年の売り上げを下回ると日本レコード協会が発表しました。レコード会社(CD会社?)はこの原因を長引く不況の影響とは見ていないようで、相次いでパソコンなどへ音楽をコピーできなくする「コピーコントロールCD」(CCCD)の発売を発表し始めました。  
 最近のパソコンにはCDの再生だけでなく、記録できるCD-R機能が付いていることと、CD-Rメディアも1枚50円程度まで価格が急落したことなどによって違法コピーが急増し、レコードの売り上げに影響を与えているというのです。

 いち早くCCCDの発売を始めたエイベックスのCDでは、音楽再生用のCDプレーヤーで音楽を聴くことはできますが、パソコン内蔵のCDプレーヤーでは再生することもできず、当然パソコンに取り込むこともできない特殊な記録方式が採用されています。 これに対して、ソニー・ミュージック・エンタテイメント(SME)が発表した新方式のCD、「レーベルゲートCD」は、1度だけならパソコンにコピーできる上、MDなどの携帯型の音楽プレーヤーに転送して聴くことも可能になっています。 ただし、2度目以上のコピーには1曲200円程度のお金を支払うことでコピーができるという機能が付けられているそうです。 今年発売されるCDには、この「レーベルゲートCD」方式が採用されるのではないかと思います。また、パソコン用のアプリケーションソフトに関してもいろいろな方法で違法コピーの防止対策が講じられてきています。音楽を楽しむにも、パソコンで遊ぶにもマナーが必要です。     (ミンミン)

 今週の話題 
「タマちゃん騒動」
 「タマちゃんのことを想う会」という名の市民団体が、3月11日朝、横浜市西区の帷子(かたびら)川でアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」を捕獲しようとして失敗しました。

 「汚染した川での生息は本当の意味での幸せではないので、保護して北海道・オホーツク海に帰してやりたい」というのが捕獲の目的でした。この市民団体は、米国の動物愛護団体「マリンアニマル・ライフライン」に「タマちゃん」のことを相談していました。その団体のグレッグ・ジャクーシュ代表の「本来より体重が少ない。適切な場所に移すべきだ」という判断もあって、魚網やダイバーをつかっての捕獲作戦となったわけです。  
 しかし、この捕獲作戦に対して地元の「タマちゃんを見守る会」というファンクラブのメンバーや、付近住民らは「どうしてタマちゃんを刺激するようなことをするのか。タマちゃんがかわいそうじゃないか」と怒号混じりの強い抗議をし、警察官が出動する騒ぎとなりました。  
 記者会見に臨んだ「想う会」の代表粟野裕司さんは、自分たちの行動理由を「行政の判断に任せておけば、手遅れになる。体力のあるうちに救出しなければならない」「専門家から『北海道で放すには3月中しかない』と助言を受け、今月初めから機会をうかがっていた」と説明していました。また、昨年10月から、ホタテやハマグリを餌として、毎日5~6キロ川にまいていたことも明らかにしました。日本国民で「タマちゃん」のことを知っている人は多くても、この事実を知っていた人はきっと少ないと思います。  
 ここで思うことは、「タマちゃん」に対する愛情や心情では、「想う会」も「見守る会」も大きな違いはないのでは、ということです。それを表現する方法に大きな違いがあるのだと思います。みなさんはどちらの方法を支持しますか。ちなみにビジネス企画学科の先生方は、圧倒的に「見守る会」の支持派が多かったことを付言しておきます。   (コッキ)


 


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