朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/08/04)

 

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8月4日号(第70号)  



 身近なビジネス 

「行動する想像力」
 
 民主党と自由党が9月に合併します。昨年11月に当時の鳩山民主党代表が両党の合流を発表したときは、マスコミからも政策意見の異なる節操のない合流と批判され、鳩山氏は代表辞任に追い込まれ話は一旦白紙になりました。半年以上かけて再度調整を進め、今回は自由党が民主党に吸収合併される形で決着をしたとのことです。面白いのは、今回はメディアが前回のように批判的でもないことです。民主党と自由党は、なぜ再度行動を起こせたのでしょうか?

 政治をビジネスで考えるのはやや無理があるのですが、あえて置き換えてみましょう。 自民党カンパニーは古い体質で社内は一枚岩ではないのですが、老舗の顧客地盤を持ちつつ、小泉首相という強力な新製品を抱え、マーケットシェアの過半数(前回衆院選で42百万票)を握っています。2番手の企業の民主党物産も、4番手企業の自由党商店も効果的な商品を投入できずなかなか売上げが伸びません。元々2番手だった3位の社民党商事は、のれん分けや不祥事でどんどんシェアを落としつつあります。
 ここで経営者であれば、社員とは比べものにならない切実な想像力をフルに発揮します。何もしなければトップ企業には対抗できないという無力感が社内にも広がり、じり貧社民党商事の二の舞になる。なんとかしなきゃ。決してお客さんが自民党カンパニーに満足しているわけでないことを考えれば、民主党物産と自由党商店のシェア(得票)(それぞれ32百万票と9百万票)をあわせると、充分自民党カンパニーと張り合える。社風やビジョンの違いを乗り越えて、ここは一つ合併にかけよう。シェアによる世間の好意的な評価と耳目を集めた上で、それから新商品は実現化しよう。
 想像したことを経験してきた悪夢のようにとらえる強い危機感が、再度の、より慎重な説得を含めた行動を促し合併の実現を果たしました。

 これと同じような業界が1998年以降いくつも現れています。4大メガバンクに統合した銀行業界や、2,3位企業が合併し、粗鋼生産でトップの新日鐵にあとわずかに迫った鉄鋼業界です。合併によって、まず大きな体をつくり、そのあとでその体を鍛えて頑健になろうという考えを、考えただけでなく実行したのです。
  さて、6月末現在NTTドコモグループの契約電話数は44百万台、AUグループとボーダーフォン(J-フォン)は、それぞれ15百万台弱です。それぞれの企業体質は、各政党とよく似ています。あなたはどのような想像力を働かせ、どのように行動しますか。
(カピタン)

 パソコンで遊ぼう 
「中古パソコン」
 景気低迷の中、国内のパソコン(新品)市場は前年割れの状況が続き、2003年には1000万台を割込むのでは・・と言われています。一方で、中古パソコン市場は年率約10%で拡大、2003年度には100万~120万台(海外に輸出されるものも含む)の市場規模になると予測されています。
 これまでにも、秋葉原(東京)、日本橋(大阪)の電器街には、中古パソコンを専門に扱う販売店が在りましたが、大手パソコンメーカーは、「新品市場を圧迫する」との考えから中古パソコンの販売には消極的でした。しかし、拡大を続ける中古機市場を無視することができなくなったことから、IBM、NECが相次いで中古機専用のブランドをつくり、使用済み自社製品の再生・販売をスタートさせています。IBMの場合は企業等の事業所で使用された製品を対象にしているのに対し、NECは個人が家庭で使用した製品の買い取りも含めて行っていくこととしています。今年の10月から施行される「家庭用使用済みパソコンのメーカー回収の義務付け」も影響していると思われますが、NECの対応は今後の中古機市場のさらなる拡大を予測させます。

 これまでパソコンの機能は年々向上してきましたが、20万円を超える価格は私達が簡単に手を出せない商品にしてしまっていました。一方、家庭でインターネットを利用する程度の目的であれば、数年前の製品でも十分な性能を有しています。私自身、家庭では3年以上前に購入したWINDOWS98機を使っていますが、特に不便を感じることはありません。メーカー自身が回収・再生した信頼性の高い中古機が新品の半分以下の価格で手に入るのであれば、魅力的な商品になるにちがいありません。
 今後、秋葉原、日本橋のみではなく、地方でも簡単に信頼性の高い中古パソコンが入手できるような販売網が構築され、中古機を含めたパソコン価格が下がってくれれば、日本国内のパソコン利用者はまだまだ裾野を広げていくにちがいありません。そしてこの裾野の広がりこそが、7月21日(第68号)のコラムで紹介したブロードバンドビジネスを展開していくための土壌づくりとなっていくのです。    (MAGGIE)

 今週の話題 
「異文化コミュニケーション・サークル(3)」
 
 久しぶりに異文化コミュニケーション・サークル(C.C.C.)の話題についてお話したいと思います。何と言っても、最近のBIG EVENTは先週末に行った浜名湖合宿です。これまでのサークルの活動は毎週月曜日と木曜日のLUNCH TIMEを使ったものでした。ここでは、外人講師といっしょに楽しく英会話を学んできました。今回はこれまでのような活動と違った泊りがけでの合宿であり、大変意義深いものとなりました。
 私達メンバーは総勢12名。朝日大学を土曜日午後ゆっくりと出発、夕方に浜名湖に到着しました。メイン・イベントはバーベーキュー・パーティー。ワイワイガヤガヤと言いながら、お腹一杯食べました。その後は、カラオケとお決まりのコースへ。ただし、ここで我らのサークルの一味の違いが出ます。
 一部ではほろ酔い気分のひともいましたが、リンカーン大統領の有名なゲティスバーグでの演説をみんなで勉強したのです。宿題として、翌朝リンカーンのスピーチの暗記が出されました。中には、二日酔いの頭でもほぼ完全暗記を果たすものも出るなど、大きな成果が出ました。また、浜名湖の朝日大学の宿泊施設は大変立派であり、管理をしていただく方も親切にしていただくなど、思い出に残る合宿になったと思います。
 皆さんも次回はいっしょにいきませんか。     (山上憶良)


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