朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/12/01)

 

コラムに関するご意見はこちらへ→
12月1日号(第87号)  



 身近なビジネス 

「嫌われても」
 
 お菓子のおまけについてくるフィギュア制作で食玩ブームを巻き起こした海洋堂の宮脇修社長の話が新聞に載っていました。1坪のプラモデル屋を始める前、色々な仕事を転々としたそうですが、「何事にも一生懸命取り組むのですが、(戦後)当時はそのような人間は嫌われることが多かった。」と述べられています。当時に限らず今でもアツすぎる人は嫌われ気味です。鈍感な僕はこのことに中年になるまで気がつきませんでした。頑張る人は他の人から簡単に評価されるのだと信じ込んでいました。
 学校では努力の大切さを繰り返し教えますし、僕たちは何かにつけて「頑張って」という言葉を使います。しかし、他人の目から見るとワケもわからず一生懸命な人は、なんとなくうざったく感じることが多いのも確かです。もっと利口にふるまえるのに、彼がなぜそこまで一生懸命なのか理解しがたいものがあります。自分の行動としての一生懸命は気持ちよく、人の目から見るとうざったい。難しいですね。

 もちろん小説や映画で接する情熱と努力の人に、こちらもつい胸が熱くなることがあります。しかし、僕たちが感動するのは、その一生懸命さにあるのではなく、主人公の気持ちや行動を最後には他人が理解し報われることから、「自分もきっと他人に理解してもらえる。」と感じるためではないでしょうか。 他人にはなかなか理解されないものだと気づいている鋭敏な人は、なまの気持ちを人に伝えるのをセーブしたり、やりすぎたなと思うときは「なんちゃって」といった自己つっこみをいれてごまかしたりします。社会ではこういう人を大人だと言ったりします。

 しかしそれでも、ビジネスで成功する人は、熱く一生懸命なことが必要条件です。そしてさらに、嫌われても自分の気持ちを伝え続けることを本気であきらめないある種の鈍感さや、粘り強さを身につける必要があります。Jリーグ最終節、優勝可能性のあるチームの中でもっとも不利だった横浜マリノスは前半退場者を出しましたが、ロスタイムに得点して完全優勝を果たしました。岡田監督はハーフタイムに「最後まで絶対にあきらめないと自分にも選手にも言い聞かせた。」そうです。横浜の選手は今、皆に理解してもらえる喜びを噛みしめていることでしょう。    (かぴたん)

 パソコンで遊ぼう 
「地上波ディジタル放送開始」
 地上波ディジタル放送がいよいよ12月から東京、名古屋、大阪で開始されることになりました。この放送開始を心待ちにしていた関係者も大変多いと聞きます。その背景にはユビキタスネットワーク社会の到来で、いつでも、どこでも、何にでもつなげられて、いろいろなコミュニケーションの輪を広げてくれるだろうとの期待感があるからでしょう。

 この放送がもたらす人間社会への利便性は想像以上に広がりそうです。具体的事例として、携帯電話(コンピュータ)の中にテレビを組み込んでみたらどういうことが起きるでしょう。テレビを楽しむことはあたりまえですが、携帯端末として自由に持ち運んで双方向で、テレビを見ながら相手の人と番組を批評しあったり、声や文字で相手と会話するなど、いままでの生活シーンを一変させるほどの大きな変化が起こるかもしれません。また、有機ELや、半導体の微細加工など、ハードの新技術開発によって、双方向テレビ組み込みメガネや、腕時計、洋服などの試作品が最近のロボット展等で発表され、ハード面でも現実味を帯びてきました。

 それこそ、いつでも、どこでも、だれとでも情報のやり取りをしたいというSFの世界が、まさに現実のものとして、私達の目の前に、具体的姿をあらわし始めました。これからどんな情報化未来が拓けてくるのか大変楽しみですね。          (もも)

 今週の話題 
「還暦クラス会」
 
 太陽が月の陰に完全に隠れる皆既日食が、南極で観測されました。皆既の状態は1分半ほど続き、太陽の周りに広がった「コロナ」と呼ばれる大気の層が輝く様子が見られました。また皆既の状態が終わった直後、太陽の左側から光が漏れて輝く「ダイヤモンドリング」も観測されました。  
 私が中学生の時、名古屋で同様な皆既日食があり、みんなで校庭に出て煤で燻したガラス片で太陽を観測しました。徐々に欠けていく太陽とともに周りがだんだん暗くなり、この世の終わりが来るような、大変不思議な気持ちになったことを思い出しました。  

 あれから45年が経ち、校庭で皆既日食を体験した仲間が還暦をむかえました。還暦とは生まれた年の干支が61年目に巡ってくることから、満60歳のめでたいとされる年齢だそうです。そのめでたい年齢を記念して中学校のクラス会を開きました。還暦クラス会の企画は1年以上前から始め、幹事4人で何回も会合を重ねて、ようやく実現しました。場所は浜名湖の舘山寺温泉のホテルで、温泉で体を癒して一晩心ゆくまで飲んで語り明かそうという企画でした。東は東京、西は福岡からも集まり、男性15名女性9名の合計24名が参加して、楽しいクラス会でした。  
 会は既に天国に旅立った4名の級友への1分間の黙祷から始まり、全員の近況報告が続き、中学生の頃よく歌った歌を何曲も合唱して昔を偲びました。  

 ビジネス企画学科の学生も40年後に集まり、お酒を酌み交わし、懐かしいエピソードを語り合うことができるといいですね。      (ダイナ)

 


戻 る

関連記事

  1. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-10/02/22)

  2. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/12/03)

  3. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/09/11)

  4. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-12/08/27)

  5. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-11/10/10)

  6. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/07/01)

  7. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/05/26)

  8. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/12/15)

  9. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/04/08)

最近の記事