朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-04/02/07)

 

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2月7日号(第149号)  



 身近なビジネス 

「山一證券の消滅」
 
 先月、山一證券は破産手続きを終了しました。今月中に法人登記も抹消され、名実ともに消滅することになります。 山一證券といえば、長らく四大証券(野村、大和、日興)の一角を占めていました。それが、1997年11月突然自主廃業し、1999年6月には破産宣告を受けたのです。1997年に私は、証券会社にいたのですが、山一證券の自主廃業には、本当に驚きました。「飛ばし」という損失の先送りによる利益の付け替えで、かなりの簿外債務があるとの噂がありましたが、まさか潰れるとは思ってもみませんでした。しかし、実際に蓋を開けると債務超過になるほどひどかったという事です。
  結局精算まで7年余りかかり、日銀が実施した特別融資のうち千百十一億円が回収不能になりました。これは、本来税収に準じ国庫に入るべきものが入らないことになりますので、その分国民にツケが回ることになります。赤ちゃんまで含めた国民一人当たり約900円の負担ということになります。 日銀が特別融資を実施した時点では、もちろん回収可能と判断したのでしょうが、結果は前述のとおりになりました。公表されていた財務データがいかにいい加減であったかということもありますが、それを鵜呑みにして簿外債務を見抜けなかったのか、大変残念な思いです。
 かつて、倒産したマイカルの決算書をみる機会がありましたが、直前のものでも黒字になっていました。しかし実際には、資産に計上されていた、貸付金、売掛金の大部分が回収不能になっているものでした。表面のデータだけで判断するのは大変危険なことと思い知らされました。それにしても、山一證券の消滅は、ひとつの時代の終わりをつくづく感じます。    (田ノ上)

 パソコンで遊ぼう 
「春休みの課題」
 後期試験も終わり、学生の皆さんは「ほっと一息」という状況ではないかと思いますが、3年生にとっては本格的な就職活動が始まる大切な時期がやってきました。  
 現代の就職活動では、インターネットをうまく利用することが大変重要になっています。朝日大学の学生には、リクルート社の「リクナビ」を利用した求人情報検索・エントリー作業が行えるよう、ID・パスワード登録が行われていますが、「リクナビ」に求人情報を掲載していない地元企業も数多くあります。このような企業については、その企業のホームページを検索すれば求人情報を入手することができますし、企業説明会のスケジュールもわかります。3年生にとっては、この春休みの間にどれだけ多くの情報を入手し、エントリー作業がおこなえるかが課題といっていいでしょう。  
 一方、2年生にはMOS検定(WORD)の受検・合格を春休みの目標として設定してもらっています。ビジネス企画学科では、WORD・EXCEL等のアプリケーションソフトが使いこなせるかどうかの証としてMOSの資格取得を勧めています。当然、将来の就職活動にもプラスになると考えています。休み明けには多くの学生諸君から、「合格」の連絡が入ってくるのを楽しみにしています。  
 ビジネス企画学科では、将来の「就職」を念頭に置きながら学生の皆さんのパソコンリテラシー・情報リテラシー修得のための授業を進めています。来年度は今年度以上に「楽しく・わかりやすい」授業が行えるような教材作成と工夫を考えること・・これが私の春休み期間中の課題です。     (妹尾)

 今週の話題 
「地球環境のこと」
 
 先頃行われた期末試験をもって、大学は再び静かなキャンパスに戻りました。大雪のためにグラウンドが真っ白になっており、普段ならラクビー、サッカー、テニス等のクラブによる練習風景が見られるのですが、それもありません。ただひたすら静かです。研究室から窓の外の白銀の世界を時々見やりながら、終日答案の採点に追われました。  

 国際企業論の試験の中に、「後期の授業の中で特に興味・関心をもったテーマをあげ、それについて自由に述べなさい」という問題を出しました。半数近い学生が「地球環境問題」 を取り上げていました。後期の最後の2週間に扱ったテーマであり、ビデオの映写も行ったので印象深かったのでしょう。答案には「宇宙船地球号」、「ローマクラブ」、「持続可能な開発」、「地球サミット」「温暖化」等々のキーワードが駆使されていました。そして、地球環境問題が生じた原因について、①地球はこわれやすいという認識が欠けていた、②資源・エネルギーの大量消費に道を開いた科学技術文明が環境破壊を促進してきた、③経済的豊かさの追求や我々のライフスタイルも原因になっている、と指摘していました。授業のポイントをうまく捉えた論述が予想以上に多くて、安心しました。  
 「資源は有限」であっても「科学技術の進歩」と「人間の叡智」は無限だといわれます。我々人類の未来は、世界中の若者たちの無限の叡智によって、必ずや希望のもてるものになるはずである。窓の外の真っ白な世界を眺めていると、そんな気がしてきました。(横山) 

 


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