朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-04/09/13)

 

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9月13日号(第128号)  



 身近なビジネス 

「家族旅行」
   
 9月に入りましたが、我が朝日大学はまだ夏休みが続いています。皆さんは、どのような夏休みをお過ごしでしょうか。
 私は、家族でグァム島へ行ってきました。私の趣味の一つは、スキューバ・ダイビングですので、結婚する前は毎年のようにグァム島に行っていました。しかし子供が生まれてからは行けなかったので、実に15年ぶりのグァム島訪問になりました。やはり15年の歳月は永いもので、街並みがすっかり変わっていました。タモン湾に面した道筋にはホテルと、ブランド品の免税店が林立し、観光客で溢れていました。15年前は、観光客といえば、日本人だけでしたが、中国人、韓国人の姿がたくさん見られますし、看板も日本語、中国語、韓国語が併記してあります。ここでも、中国、韓国の経済成長パワーが垣間見られました。
 コンビニもあるし、マクドナルドもあるし大変便利になったのですが、これで100円ショップでもあれば、「う~ん。ここは新大久保かいな」となってしまいます。地元のチャモロ人の方が集う、市場で買い物したり、屋台風食堂で食事をすることを望むのは今やお門違いなのでしょうか。
 ところで子供に社会勉強のためにお小遣いとして、100ドルのトラベラーズチェックを作ってやりました。嬉しそうに買い物をしていましたが、かなり使い残し、ドル紙幣を持ち帰りました。それから毎日ニュースを見ては、「今日は、ドルいくらになった」と気にしています。為替相場の話をしてやると、普段の勉強の時とは打って変わって、大変熱心に耳を傾けます。人間お金が絡んでくると、必死に知識を吸収しようとするもののようです。
(田ノ上)

 パソコンで遊ぼう 
「動物園のマーケティング」

 私の家族は全員動物好きということもあって動物園や水族館に良く行くのですが、先日行った北海道旭川市の旭山動物園には本当に驚かされました。
 新聞によると7月、8月の入場者数が東京の上野動物園をこの2ヶ月間で10万人以上上回るという地方動物園としてはすごい成果を上げたのです。8年前には入場者数が落ち込み廃止論さえ出た動物園が、100万人の入場者数を見込めるまでになった秘密をレポートします。
 旭山動物園は、上野や多摩動物園のような巨大動物園ではありません。北海道の大自然の中というわけでもなく、ごく普通の地方動物園の規模で、特に珍しい動物がいるわけでもありません。(北海道特有のキタキツネ、エゾタヌキなどは珍しいかもしれませんが)
 ではなぜ超人気動物園になったのでしょう。その理由の一つは「動物と人間の距離が他の動物園と比較して圧倒的に近いこと」です。オラウータン舎は地上16mのところに渡された鉄骨とロープだけの橋をオラウータンが渡っていきます。この橋の下は通路ですから柵は無く、人間とオラウータンを隔てるものは高さだけです。ホッキョクグマ館、アザラシ館、ペンギン館の構造は動物園と水族館が合体した構造で、水族館の水槽の中をシロクマやアザラシ、ペンギンが泳いでいるといった方が解りやすいと思います。

 旭山動物園のホームページの方が私の説明より実感できると思います、トップページの左メニューから「園内マップ」を選び、表示された画面上の施設名をクリックしてください。「オラウータン舎」、「ほっきょくぐま館」、「アザラシ館」の3つは是非ご覧ください。

 この成功を見た他の動物園から、これらの施設に対する問い合わせが殺到しているそうです。きっと数年後には全国で旭山同様の動物園を見ることができるようになるのかもしれません。しかし、私が感じたもう一つのポイントを真似できるのかなと思っています。  それは、今まで私が行った動物園やサファリパークの動物は日中ほとんど寝ていたのに、旭山動物園の動物たちはとても元気に歩き回り、泳ぎ、走り、お客さんとコミュニケーションしているのです。これはどんなに立派な施設より価値のある動物園活性化の原点で、すごいノウハウです。飼育係の皆さんの知恵と努力に感動しました。  (田村)

 ※ 写真左から「ユキヒョウ」自由通路の上2m位のところで寝ています、ちょっと手を伸ばせば触れる距離。「ほっきょくぐま」30cm以内の至近距離で撮影。「ペンギン館」の水中通路から撮影、ペンギンの目線で地上の人間を見ています。

 

 今週の話題 
「企業の社会的責任」
 
 日本の大企業で「CSR」推進ブームが起こっています。CSR(Corporate Social Res- ponsibility)とは、日本語に訳して「企業の社会的責任」のことです。つまり、企業の法令順守はもとより、適正な労働条件、人権保護、環境保全など、企業が従業員や地域社会、一般消費者に対して果たすべき責任のことを指します。こうしたCSRを、「国際標準化機構(ISO)」による国際規格にしようという動きが、今欧州を中心に大きな盛り上がりを見せています。これが、日本の大企業のCSRブームに火をつけたのです。  

 1990年代初め、欧州の民間機関である「国際標準化機構」が国際品質規格(ISO9000s)を設定すると、あっという間に、それはグローバル・スタンダード(世界標準)として各国に普及しました。当初、そうした品質ISOの存在を知らなかった日本企業は、欧州へ輸出した製品が相次いで返品されてくることで、初めてグローバル・スタンダードの存在とその重要性に気づいたのです。その後は、品質ISOでも、環境ISOでも、日本企業による認証取得件数は、世界のトップレベルにあることはご存知のとおりです。  

 今回のCSRを国際規格にしようという欧州での動きに対して、日本企業が素早く反応している背景にも、新しいグローバル・スタンダードの波に乗り遅れないようにという意図があることは確かです。しかし、それ以上に、「欧米の価値観にもとづく規格」にされてしまわないようにという強い思いがあることも確かです。問題は、今回のこの国際規格づくりに参加する関係者が、政府、企業、労働団体、消費者団体など多様なため、CSRの定義や項目があいまいになり勝ちだという点です。成り行きを見守りたいものです。  (横山)

 


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