朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-04/09/20)

 

コラムに関するご意見はこちらへ→
9月20日号(第129号)  



 身近なビジネス 

「インターンシップ体験」
   
 朝日大学では8月初めから9月末まで、3年生を対象にインターンシップが実施されています。ビジネス企画学科も、今年初めて3年生を輩出しインターンシップに初めて参加することになりました。学生も教員も初めての経験で、不安と試行錯誤のうちに、学生は8月初めからインターンシップ先の企業に飛び出していきました。
 インターンシップ先は、百貨店、自動車ディーラー、市役所などの地方自治体、航空会社など様々な企業や団体で、2週間にわたり勤務をしました。学生たちは、日頃、アルバイト経験はあるものの、ほんとうの意味で、組織の中で仕事をした経験がなく、今まで決められたルールにもとづき、いわれたとおりに仕事をこなしていくことはあっても、自らが目的に向かって、主体的に仕事を成し遂げていくという行動経験がありません。
 学生たちは未知の世界に置かれて、不安は頂点に達しただろうと推測でき、果たして”や れるかな?”との思いがありました。ただ、”企業”や”仕事”のことは、授業やケーススタディを通して知識や疑似体験として学習してきたことが、実践の場でどれだけ発揮できるか、学科全教員が最も注目していたことでした。
 インターンシップ終盤、学科長、ゼミ担当教員で職場訪問を行いました。お世話になったお礼と、学生の仕事ぶりを確認するためでしたが、受け入れ先からは好意的評価をいただくことができ、また、社(職)員と変わらぬ仕事ぶり(学科長報告では職場内でどれが学生かの判別ができなかった)を直接確認して、改めて学科教育方針や教育現場の取り組みに対して確信が得られたことで大変うれしいかぎりです。
  9月初旬をもってビジネス企画学科3年生のインターンシップは、無事終了しました。インターンシップを快く受け入れていただいた企業や団体、また、ご指導賜りました方々にこの場をお借りし、厚くお礼申し上げます。   (大山)

 パソコンで遊ぼう 
「映像リテラシー」

 学生の頃、春休みに毎日映画館のはしごをして100本以上の映画を見たことがあります。当時はレンタルビデオもなく、短期間に映画をたくさん見るには名画座という各地の小さい3本立て上映の映画館を回るしかありませんでした。本当は自分で映画を作ってみたかったのですが、当時動画を撮るのにはとんでもないお金がかかりました。
 最近のデジカメには必ず動画機能がついています。また、パソコンにつなぐDVDレコーダーは編集書き込みソフト付きで1万円位から手に入ります。この二つを使うと、プレステ2とテレビで気軽に見られるオリジナルDVDビデオを作れます。動画の世界がぐっと身近になりました。
 まず、デジカメで日常生活を動画で記録します。とった映像はどんどんパソコンのハードディスクに移します。次にパソコンにデジタルビデオ編集とDVDのライティングを兼ねた添付ソフトをインストールして、とった映像をつなぎ合わせます。操作は簡単。ドラッグアンドドロップで適当なところで切ったり、スローモーションにしたり、順番を入れ替えたりできます。ズームを多用しないこととワンカットを短めにすることに注意すると、つないだ映像はかなり見栄えのするものになります。最後にお気に入りの音楽や効果音を乗せ、タイトルや、説明の文字を加えると(これもソフトで簡単にシンクロできます)まるでデジカメの作品とは思えないものに変身します。DVDに焼くと、オリジナル作品の出来上がりです。彼女のプロモビデオでもサークルのドキュメンタリーでも、ちょっと友達に見せるのなら3分から5分くらいの短い作品がお奨めです。
 慣れてくると、普段携帯で写真を撮るだけでは気がつかない事に気がつきます。彼女と動物園に行ったなら、動物園の入り口の映像や、動物だけのカットも必要といったことです。「トロと旅する」のように、人形をキャラクターとして登場させるなど、いろいろなアイデアが自然にわいてきます。
 しばらく続けると、最後にはテレビのニュース番組の嘘に気がつくようになります。「1台のカメラで、このカット割りを撮るのは無理。ということは、インタビューの発言の都合の良いところをつないだな。」とかが、自然とわかっちゃいます。これを、映像リテラシーといいます。
 テレビ、漫画、パソコンで育ってきた学生は、良い画像を見つけだす良い趣味をみな持っています。僕らの時代とは比べものになりません。遊びながらちょこっと磨きをかければ、昔の大学生が必死で映画館を回らないと身につけられなかったものが簡単に手に入ります。   (岩崎)

 
 

 今週の話題 
「コーポレート・ガバナンス・ファンド」
 
 日経新聞9月16日付朝刊に、厚生年金基金連合会のコーポレート・ガバナンス・ファンドに関する記事が紹介されていました。私の研究課題は、企業統治であり、先週の朝日大学経営学部の研究会でも、厚生年金基金連合会のファンドについてもちょうど触れたところなので、この機会にコーポレート・ガバナンス・ファンドにつき、簡単にご紹介したいと思います。  
 コーポレート・ガバナンス(日本語訳は、企業統治)は、もともと欧米で発達してきた概念で、企業は誰のものか、という根本的な問いに通ずるものです。米国型のコーポレート・ガバナンスが、いずれ世界標準になるのではと思われていた時もありましたが、エンロン事件以降、世界中で揺り戻しがありました。  
 本邦においては、平成14年の商法改正で、米国型の委員会等設置型会社を設立することが可能となり、昨春以来、一挙にコーポレート・ガバナンスに関する議論が噴出している感があります。このような背景で、冒頭のコーポレート・ガバナンス・ファンドの設立になった訳です。
 このファンドは、厚基連が、最近、約100億円の規模で立ち上げたもので、厚基連の企業統治基準を満たす43銘柄(企業の株式)により、組成されています。  このファンドには日本の代表企業であるトヨタ自動車が入っていません。これは、上記基準の中で、単独項目として得点の高い「取締役会」の中の「社外取締役」において、トヨタ自動車は取締役が全て内部昇格者のため得点が低くなり、残念ながら選ばれなかったためです。結局、ファンド冒頭の説明で、トヨタ自動車の名前を太字で表記し、増配や自社株買いは高く評価できると選外ながら特別に敬意を表した形となっています。
 今回の銘柄選定については、色々な議論はあるようですが、企業統治に関心のある者としては、厚基連がまず日本の土壌に、コーポレート・ガバナンス・ファンドを立ち上げたことに最大の賛辞を送りたいと思います。初めの一歩を踏み出さないとなにも始まりません。   (階戸)

 


戻 る

関連記事

  1. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/01/16)

  2. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/10/06)

  3. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-02/07/08)

  4. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-09/3/16)

  5. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/10/15)

  6. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/02/18)

  7. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-03/11/10)

  8. 朝日大学ビジネス企画学科~Webマガジン(News&コラム-2014/9/22)

  9. 朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-2009/6/15)

最近の記事