朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-05/01/17)

 

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1月17日号(第146号)  


 身近なビジネス 
「お正月雑感」
 年が明けてから早いもので半月がたちました。もうすっかりお正月気分も抜けたことと思います。
 子供の頃は、お正月を迎えることが楽しみで指折り数えて待ったものですが、年々歳時記におけるお正月の重みが薄れて行くような気がします。
 お正月といえば、お節料理です。お正月に、ご馳走を食べるという習慣でしょうが、お正月の間、女性を料理の手間から解放しようという狙いもあるようです。また、正月3が日は、どこもお店が閉まっていて食事に困ってしまうことを防止する必要もありました。
  しかし最近では、正月の2日には百貨店などで福袋の初売りが始まりますし、コンビニ、ファミリーレストランは言わずもがな、元旦から商売を始める店が、ドンドン増えてきました。正月は財布の紐も緩みますし、人出もありますし、ここで商売をしない手は無いということでしょう。出来合いのお節もどこでも売っていますし、手間暇かけてお節など作る必要がなくなってきました。
 私の学生時代は、正月の間、帰省せずに下宿で過ごそうものなら、インスタントラーメンを抱えて、飢えとの戦いを繰り広げなければなりませんでした。アルバイト先も休みですし、必然的に親の元に帰らざるを得なかったのです。
 大変便利になった反面、日本全国一斉に休みを取り、家族団欒3が日の間、手作りのお節を囲むという、日本古来のお正月らしい雰囲気が薄れていくのはなんとなく寂しい気がします。利便性を取るのか、伝統を守るのか難しいところであります。    (田ノ上)

 パソコンで遊ぼう 
「型染めカレンダー」
 お正月に帰郷した折、母から「芹沢銈介型染めカレンダー」を捜して欲しいと頼まれました。型染めカレンダーというのは、沖縄の紅型のように絵柄・模様の型紙を彫りそれを使って和紙に「染め」を施して作ったカレンダーです。これまでは故郷にあった民芸品店で購入していたのですが、そのお店が無くなってしまったため手に入らなくなったとのこと。岐阜に戻ってインターネットで検索すると「風の盆」で有名な富山県の八尾町にある桂樹舎という和紙メーカーで製作していることがわかり、早速電子メールで注文、我が家の分も含めて入手することができました。民芸品のように、特別なお店に行かなければ購入できなかった商品をコンピュータのキーボードを操作するだけで簡単に入手できるっていうのは、やはり便利ですね。今回購入したのは、本来の和紙製品ではなく、作品を縮小印刷して作成した普及版卓上カレンダーです。次回は少々高価になりますが本当の和紙製カレンダーを買ってみたくなりました。
 このカレンダーの作家である芹沢銈介さんは既に故人となっていますが、日本古来の型染めや沖縄の紅型の技術を研究し、独自の「型絵染め」と呼ばれる技術で昭和31年には重要無形文化財(人間国宝)に指定された人です。興味ある方は東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館のホームページにアクセスしてみてください。    (妹尾)

 今週の話題 

「少子化と外国人労働力」 
 
 日本の少子化が深刻な問題になってきました。2004年に生まれた赤ちゃんは110万7千人で、前年より1万7千人減らし過去最小の出生数となったようです。第2次ベビーブーム世代が30~33歳という出産世代にありながら、出生数の減少に歯止めがかからないのです。人口1000人あたりの出生率も8.8と過去最小になり、先進各国の最低水準にあります。第2次ベビーブーム世代後の人口は急減するので、出生数は今後も減少することが予想されます。このように若年人口が減少する中、一方で高齢者人口は増加し続けています。これは、日本の産業を支える労働力人口の減少を意味しており、同時にそれは、日本の成長力や国力の衰退を占うサイン(指標)だともいえます。

 産業界では、労働力人口の減少対策として、高齢者、女性、外国人といった層を労働力として活用し始めています。外国人労働力についていえば、日本には2003年末で79万人に達しています。これは1990年の3倍という大変な増え方ですが、日本の労働力人口からすれば、まだほんの1%にしか過ぎません。しかし、そのほとんどが、日本人の敬遠する3K労働の現場を支えてくれているのです。日系ブラジル人の場合は、永住権ビザを取得する人が多く、現在は3万人を越え、なお増え続けています。文科省が推進してきた「留学生10万人受け入れ計画」が達成されたことから、卒業後、日本で就職する人たちも急速に増え始めています。とにかく外国人労働者は増加の一途をたどることが予想されますが、また、彼(女)ら無しには日本の産業界の活力が失われてしまいます。しかし、一方で文化の違いからくる摩擦や問題も少なくありません。受け入れる側のわれわれには、異文化を理解し、尊重して行く決意が問われています。    (横山)


 


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