朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-05/10/17)

 

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10月17日号(第185号)


 身近なビジネス 
「ウォームビズ」
 今年の夏は、クールビズが話題になりました。小泉総理大臣も選挙期間中を含めクールビズで通したようです。私は、とてもクールビズファッションを買うことは出来ませんでしたが、それでも半袖シャツにノーネクタイとちゃっかり便乗してしまいました。
 クールビズのもともとの狙いは、冷房温度をなるべく高めに設定することで省エネをはかり、もって炭酸ガスの排出量を削減しようというものです。(コラム2005.02.28「温暖化ガスの排出削減」ご参照) そしてこの夏のクールビズは、省エネにかなり効果があったということです(東京電力調べによると7千万キロワットの電力削減)。
 そしてまた、衣料業界、百貨店の売り上げなど1千億円以上の経済効果もあったそうです。 そして今度は、ウォームビズの登場です。今までよりも少し暖かい装いをして、暖房の設定温度を下げようというものですから、クールビズ同様省エネが大きな目的になります。しかしここでも経済効果を期待したいところ。クールビズの主役は男性でしたが、ウォームビズは女性も加わるので経済効果は2倍と皮算用している向きもあります。しかし今度は、男性よりも一段とファッションには目が肥えた女性の方々ですからそう簡単にいきますやら。
 アパレル業界がどんな魅力的な商品を消費者に提供してくれるか、ウォームビズの成否はそこにかかっている様な気がします。    (田ノ上)

 パソコンで遊ぼう 
「ETCの普及」
 ハイウェイカードが利用できなくなる来春までには我が愛車にもETCを取り付けようかな・・と考えていたところ、国土交通省が全国の高速道路の料金所におけるETCの利用率(ETCを利用した車の割合)の平均が50%を超えたことを発表しました。私の実感よりも高い数字であったことに興味を惹かれてインターネットでETCの普及について調べてみました。
 ETCは高速道路の渋滞原因となっている料金所の混雑を無くすとともに、料金所周辺の排気ガス被害を緩和することを目的に2001年春に導入されましたが当初2年間の利用率の伸びは鈍く、2003年春時点では4%程度に止まっていました。しかし割引率の高い高額ハイウェイカードが廃止された時点からETCの利用率は急速に上昇していきます。高額ハイウェイカードの廃止は「偽造券が出回ったことに対する対応」と説明されていますが、ETCの普及を目指す道路公団(国)にとっては「絶好の機会」・・と考えるのは穿ちすぎでしょうか。(ちなみに、国土交通省ではハイウェイカードの利用ができなくなる来春には70%のETC利用率を見込んでいます。)  
 とはいえ、混雑した料金所でマスクを付けて料金徴収を行っている係員の人達を見ると、周辺への排気ガスの影響は気になるところです。ついつい億劫になって愛車へのETC装着を見送ってきた私にとっては、来春実施されるハイウェイカードの利用中止はそれこそ「絶好の機会」となりそうです。    (妹尾)

 今週の話題 

「日はまた昇る」
 
 10月6日付けのThe Economist(英国を代表する経済関連の週刊誌)に、「The sun also rises.(日はまた昇る)」と題して最近の日本経済の活性化に関する記事が出ています。もともと英語で、日本のことを、魏志倭人伝の「日のいづる国」のひそみにならってか、country of the rising sun と言いますが(因みに、脱線しますが、私は名前を照雄(てるお)というため、外国人に自己紹介するときは、日本人であることも強調し、I am the son of the sun, coming from the country of the rising sun.とよく申しておりました)、日頃辛口のコメントで知られる同誌に日本への「お褒めの言葉」が出ていたため、特に目を引きました。  
 今回の記事は、Bill Emmot氏(同誌のEditor)による特集記事で、同氏は、日本がバブル経済を享受していた真っ只中の1989年に「The Sun Also Sets.(日はまた沈む)」と題する本を著し、その後の日本のバブル崩壊を予言したことで有名です。今回は、同氏が、先日の衆議院総選挙における小泉旋風や日本の現況を実際の目でみて、「日はまた昇る」としたことに大きな意味がありそうです。  
 氏は、The Economistとのインタビューで、「経済成長する国は、その間も、経済破壊の芽を生んでいるものであるが、一方、逆も真なりで、経済が衰退する間も、成長への芽を生んでいることもある。日本がその例である。日はまた昇っているのである。」としています。
 この場で、全文を紹介することはできませんが、興味のある方は、是非、原文(もう少しすれば、どこかで訳文がでるとは思いますが)でこの記事を読んでください。きっと知的興味の世界が広がると思います。    (階戸)

 


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