朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-05/11/14)

 

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11月14日号(第189号)


 身近なビジネス 
「携帯電話に3社新規参入」
 総務省は10日、携帯電話事業への新規参入3社へ認定書を交付しました。新規参入するのは、「ソフトバンク」、「イーアクセス」、「アイピーモバイル」で、来年秋から再来年春にはサービスを開始するとの意向で、1年後には大都市圏を中心に新たな顧客争奪戦争が開始されるのでしょう。
 ソフトバンクは、ADSLなどのブロードバンド回線を価格破壊によって普及させ、日本を世界トップレベルのインターネット先進国に引き上げた会社です。同様にイーアクセスも、ADSLの利用者とISP(プロバイダー)を結ぶ大手回線事業者であり、自らもAOLジャパンを運営するプロバイダーで、両社共に固定通信で実績のある会社です。携帯電話でも、現在DoCoMoがサービスを行っている第3世代と呼ばれる「FOMA」の方式を採用します。それに対して通信事業新規参入であるアイピーモバイルは、ベンチャーとして既存の通信方式とは異なるTD-CDMAと呼ばれる新方式を採用し、音声通話よりデータ通信に特化したサービスを計画しています。
 携帯電話の会社を立ち上げるためには、サービスエリアを広くして携帯電話がつながらない場所を無くすためにたくさんの基地局を作らなければならなりません。また、基地局を結ぶネットワーク、電話交換設備、そして端末の携帯電話普及のために膨大な投資が必要となります。試算では1社最低3,000億円といわれますから3社で1兆円規模の設備投資が行われることになります。
 2005年10月現在の携帯電話の契約数が8,936万ですから全国民の70%が携帯電話を持っている計算です。新規参入のある社長は普及率100%を越えたいと話しているそうですから、私などは数年後、携帯電話を2,3台は持っていることになるのでしょうか?。
サービスエリアが未整備の状況では、価格を安くしなければお客を確保できません。来年からは携帯電話の「ナンバーポータビリティサービス」が開始され、携帯電話会社を替えても同じ携帯電話番号を使い続けることができることも顧客の流動化に拍車をかけるでしょう。莫大な設備投資、そして安い電話料金、良いサービス、顧客の心をつかむキーアイテムは何なのでしょう。携帯電話で儲けるのも大変そうですね。    (田村)

 パソコンで遊ぼう 
「あなたの無線LAN大丈夫?」
 ジャパンネット銀行などの顧客にスパイウェアを組み込んだメールやCD-ROMを送り、IDを取得、自分の口座に不正に送金していたとして容疑者が逮捕されました。この事件に関しては、本コラム7月11日号をご覧ください。
 この容疑者の自供によると、メールの送信や、銀行への不正アクセスを行う際に、自分の家からでは証拠が残るので、他人の家の無線LANに侵入して不法行為を行うという手口が使われていたのだそうです。無線LANは手軽に家庭内どこでもインターネットができるということでADSLと一緒に急激に普及しました。有線LANを使っている人がわざわざ家の外にLANケーブルを引き出して誰でも使えるようにしていることはないでしょう。
 ところが、無線LANの機器を買ってきてインターネット接続の設定をしただけでは、近所から簡単にネットワークに侵入できてしまうのです。木造家屋の場合には半径数十メートルの範囲はアクセス可能だということを知っておいてください。悪意を持った人があなたのパソコンにウイルスを感染させることは簡単なことなのです。
 無線LANを使用する場合には、「1.無線LANデータの暗号化」と「2.MACアドレスによる接続制限」は絶対に必要です。
1.
無線LANデータの暗号化は、他人に知られない無意味な文字列を暗号化のキーとして設定し、キーを知らない人には無線信号の内容が読めない様にする機能です。
2.
MACアドレスとは、全てのLAN接続機器に付けられている固有のID記号のことで、自分の家にある無線LANに接続する機器のアドレスを登録し、登録されていないLAN機器は接続できないようにするものです。

 多少面倒ですが無線LAN機器のマニュアルに従って設定しましょう。あなたが知らないうちにネット犯罪に手を貸すことにならないためです。   (田村)

 今週の話題 

「新装なった岐阜高島屋」
 
 岐阜高島屋が10月1日にリニューアル・オープンしました。このデパートは11階建てですが、今までは1・2階の3分の2のスペースが「バラの広場」という名称の吹き抜けの空間でした。これは、開店当時としては画期的な建築空間でした。そのスペースは、緊急時に近隣の人々が避難できる場所として設けられていたのですが、そこでは、デパートとしては限定的な物販をやるか展示をする程度しか利用方法がありませんでした。この高島屋が開店して30年が経ち、当時と比べると、社会・経済環境はすっかり変化しました。岐阜の中心市街地では、長崎屋、岐阜近鉄百貨店に次いでセンサーも撤退し、柳ヶ瀬を歩く人の数は、めっきり減ってしまいました。
 高島屋としても進退判断に苦しんだと思われますが、撤退の道ではなく、逆に大胆な投資を行いフロアーも増床する全面大改装の道を選択しました。改装の目玉は、バラの広場をなくして、1・2階を全て売り場にしたことです。これによって、リニューアル以後来店者が大幅に増え、今のところは、およそ30%の売り上げアップになっているそうです。高島屋近くに住んでいる私としては、それ以来、郊外のショッピングセンターへ行く回数が少なくなりました。そして、私にとって何よりも嬉しいことは、9階のフロアー全部が自由書房の経営する書籍売り場になったことです。その広さは、名古屋高島屋に入っている三省堂書店とほぼ同じです。書棚の近くにテーブルも用意されているので、座って本に目を通すこともできます。今では、私の週末の散歩コースとして、この9階書籍売り場は欠かせない場所になりました。    (横山)

 


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