朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/01/23)

 

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1月23日号(第199号)


 身近なビジネス 
「市場経済における公正さ」
 1月20日にビジネス企画学科の横山教授による最終講義が行われました。資本主義経済の発展に伴う根本問題についての、たいへんわかりやすい講義でした。多くの学生、教員が参加し、講義に聞き入りました。
 市場経済が発展すれば、競争によってよりよい商品、よりよいサービスが勝ち残り、人々の生活は豊かになっていきます。そのためには、競争が公正なルールのもとに行われることが重要です。しかし、これは現代ではたいへん難しい問題です。なぜなら、「何が公正か」は市場原理以外のところで決まり、それには専門的知識が不可欠だからです。  連日報道されているライブドアの事件で、私はそれを痛感します。ライブドアの事件では、公正な決算が行われたかどうかが焦点となっています。公正な決算かどうかは会計監査人が監査するのですが、会計処理の方法は一義的に決まっていないところにその難しさがあります。特に、ライブドアは新しい手法でビジネスを展開しているため、会計処理の判断には、いっそう高度な専門的知識が必要です。
 ビジネスで成功するには、競争に勝ち、利益を上げることが必要です。そのためには、何が公正かをよく理解し、公正な方法で成功しなければいけない。本当に現代においてビジネスで成功するのは難しい、と痛感しました。   (村橋)

 パソコンで遊ぼう 
「B検取得を自信に」
 昨年12月5日(日曜日)にビジネス企画学科恒例の第19回ビジネス能力検定試験が朝日大学会場で実施されました。学科創設以来、今年で6回を数え、恒例の行事として完全に定着化し、受験者数も約80名レベルに達し、受験は当然と捉えられる環境が整いました。  
 毎回、良い成績をと願い、“サブゼミ”を開講して実力アップに取り組んできましたが、1年生のエンジンのかかり具合は例年に比べて今ひとつとの観がありました。初回こそ40名近い学生が集まったものの、あとは漸次、低下傾向を示し、最後には数人にまで低下するといった状況で推移しました。  このペースでは3級合格率は50%を大きく割り込むとの危機感から、一人でも多くの合格者を、とテスト直前で先生方の協力を仰いで、ゼミでの強化学習を行ったり、数人の学生を自宅に呼び込み、強化合宿を実施したりと、緊迫・短期集中決戦を展開してきました。  
 本試験後、学生の感触を聞くと、大半が“先生、だめだった”との返事が帰ってくる始末で、“やっぱりだめか“とあきらめに近い心境でした。  
 1月17日、主催者から試験結果が届きました。思いもよらぬ結果にびっくり。合格率73%という成績に学生達も驚いた様子で、合格証を手渡したときの本当にうれしそうな表情が大変印象的でした。“だめだった”という言葉は“照れ”か、本心だったのか、そんなことはもうどうでもいい。あのときの表情には、心底を映し出していたと信じたい。そのことを自信に繋げ、さらなる成長へのきっかけにと願うところです。    (大山)

 今週の話題 

「社長から社員へのメッセージ」
 
 トヨタ自動車の渡辺社長は社内報1月号で、新年社長メッセージとして「更なる成長に向けて」と題して、社員に次のように語っています。  
 本年の取り組み課題として「成長に向けた戦略的取り組みを強化すること」、「成長のために足元を固めること」の2点を柱としています。1点目の戦略的取り組み強化は、技術開発と現地化の2つを挙げています。技術開発は常に攻める姿勢を失わず日々進化して、環境・安全・品質・原価の4つの観点で、他社を大きく凌駕する製品設計や生産技術開発を継続することです。現地化は海外事業の更なる拡大に備え、グローバルな視点での人材育成や現地事業体の自律化を推進することです。  
 2点目の柱の足元固めは3つのことを言っています。
① 品質向上活動の再徹底――大切なことは「品質は工程で造り込む」という強い意識 ② コスト競争力の向上――「ムダ・ムラ・ムリを見逃さない」という意識の徹底
③ 基礎体力の強化――需要の予想以上の変動に即応できる柔軟な生産・供給体制の整備

 また、社員の皆さんにお願いしたいこととして3つ
  1. 変革に向けてチャレンジして欲しい 
  2.活力ある職場づくりを目指して欲しい
  3. 大企業病への流れを阻止して欲しい

  最後に、本年も心身の健康に留意して「明るく、楽しく、元気良く」、「愚直に、地道に、徹底的に」更なる成長に向けて共に歩んでいきましょうと結んでメッセージは終わっています。  
 トヨタ自動車は日本のトップ企業の地位を固め、今年は世界の自動車業界のトップランナーを窺う勢いを示しています。2006年3月期の連結決算は経常利益が2兆円に迫る見通しです。経営トップの考え方にも浮ついたところがなく地に足がついています。更なる成長は大丈夫のようです。   (亀井)

 


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