朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/02/13)

 

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2月13日号(第202号)


 身近なビジネス 
「自分との戦い」
ビジネス企画学科では2年生のゼミは経営企画、商品企画、営業企画と3つのコースに分かれて履修します。
 今度の新2年生は、商品企画を希望する学生が比較的多かったです。授業の合間に学生と話をすると、新しい商品を開発してみたい、企画の仕事はおもしろそうだ、という声を耳にします。女子学生の希望職種は3K(企画、広報、国際)だといわれますが、ビジネス企画学科でも同じような傾向が見られるようです。
 こういった仕事は、確かに自分のアイディアを形にできるやりがいがありますが、反面、自己管理や能力向上努力が要求されます。なぜなら、いろいろ努力してもプロセスが評価されることは少なく、主に成果によって評価されるからです。そのため、常に自分と戦い続けて能力を高め、競争相手よりもよいものを作り、目に見える成果をあげることが要求されます。
 一方、ノルマがきつい、と思われている営業の仕事ですが、必ずしもつらいことばかりではありません。営業はお客さんのために誠意を尽くせば、ある程度の成果はあげられることが多いし、数字だけでなくプロセスを評価してもらえることも意外に多いのです。また、今は駆け引きよりもお客さんへの提案内容が勝負なので、自分のアイディアが生かせる面もむしろ多いのです。
 学生のうちは、どうしてもイメージで判断しがちですが、仕事それぞれにやりがいと厳しさがあります。新4年生はこれから就職活動本番を迎えますが、業界や職種をよく研究して自分がよりよく働ける仕事を選んでほしいと思います。   (村橋)

 パソコンで遊ぼう 
「ITバレンタイン」
 先週末の休日、買いたいものを探そうと朝からパソコンに向かいました。楽天をスタートに主なポータルサイトに飛び込み、いろいろ調べているうちにやたらとバレンタイン関連の広告が目につき、そんな時節であることを改めて思い知らされました。
 会社勤めの頃、女子社員から義理チョコをもらい、なんともほのかな気分に浸っていた頃を思い出し、絶えて久しい現実に、空しさを感じているのは私だけでしょうか。
 買い物情報を見るために開いたインターネットですが、いろいろ思い巡らすうちにいつのまにか目的と違うバレンタインデーに逸れていってしまいました。
 ところが、いろいろ眺めているうちに今年の傾向が何となくわかってきました。今年は、いままでの“個性重視“に加え”良質重視=チョコレート本来の味”を贈る傾向になってきています。チョコレートで味を追い求めるのは“当然”といえば当然ですが、このことは何を意味しているのでしょうか。今まで “カタチ”や“包装”という “外見”重視でしたが、バレンタインデーも時を経て“心を惹く”内面(心)重視(本物志向)という大人の感覚に変化してきたのではないでしょうか。インターネットやブログの時代、最近の若者達はこのことをとっくに承知なのかもしれません。
 今年のバレンタインデーのプレゼントは“本物志向で決まり!!”。ポイントを外さずに相手の“心”をしっかり捉えてくださいネ。今ならまだ間に合いますヨ。ただし、“本物志向”は少々高くつくそうです。
 なお、この記事はバレンタインデーとは全く無縁の一熟年者の独断と偏見による戯れ言と承知ください。   (大山)
 今週の話題 

「グローバリゼーション(2)」
 
 グローバリゼーションについては、経済、文化、意識などさまざまな側面や次元から分析が行なわれています。経済のグローバリゼーションについていえば、4つほど特徴を指摘できます。
 ① 金融・通貨のグローバル化、    
 ② 生産・販売のグローバルネット化、   
 ③ 社会主義国の消滅と地域統合、    
 ④ グローバル・スタンダード時代の到来

  ①については、1990年代に発展途上国で猛威をふるったホットマネーの問題があります。ホットマネーは、いつまた暴れだしても不思議ではないのですが、我々にはそれを制御する方法がありません。②は地球市場で活躍する多国籍企業のことです。③は1990年に東西冷戦構造がほぼ消滅した上に、2004年には25カ国からなる拡大EUがスタートするなど、自由市場が急拡大していることを指します。④はISOなどの「公的標準」とか、市場競争の勝者が手にする「事実上の標準」が、世界標準となりこれからの時代の覇権を決めるカギになるという問題です。国際流通の世界では、今や「地球市民層」と呼ぶべき消費者層の存在を認めていて、その層に対するマーケティング活動は、世界的に標準化した共通のやり方で行なっています。グローバル・スタンダード時代が到来した証(あかし)です。  
 文化のグローバリゼーションについていえば、①NGO、NPO活動のグローバル化、②スポーツ、エンターテイメント活動の国際化、③衣食住スタイルのグローバル化、などが特徴として指摘できます。①については、今や国境を越えて活動するNGO(環境、人権、平和等)活動家が世界中で200万人いるといわれています。③については、特に食とファッションのグローバル化が顕著ですが、これらは今や世界の市場は1つに繋がっていることをよく表しているといえます。文化のグローバリゼーションについては、どれもインターネットの世界的普及が大きく影響していることは明らかです。  
 一方で、こうしたグローバリゼーションに対する批判的行動も活発になってきました。 ファーストフード店の世界的隆盛に対抗して起こった「スローフード」運動や発展途上国の生産者の自立支援をめざした「フェアトレード(公正貿易)」、また「ローカル・プロデュース(地場産業保存)」などの運動です。こうした動きは、大企業の圧倒的な力で攻勢をかけてくる「市場原理」に対抗して、市民やNGO、NPOが「公正原理」に基づく秩序づくりを求める運動だといえます。   (横山)

 


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