春休みを利用して学生の皆さんのパソコンのセキュリティー関連のチェックを行っていることは本コラムの2月20日号で紹介しました。メールサーバでのウィルスチェックを行っていることで、メールから感染するマスメール型ウィルスは見つかりませんでしたが、何台かのパソコンからスパイウェアが検出されました。ウィルス対策ソフトメーカーからの情報によると、最近はウィルスメールを勝手に送信するマスメール型の被害報告は減少していますが、スパイウェアあるいはアドウェアの被害が増えてきているようです。信頼できないインターネットサイトへの接続には注意が必要ですね。 今回のチェック作業を機に、学生用パソコン全てをWindows XP Service Pack2にアップグレードするとともに、ファイアウォールの設定、Windowsの自動更新設定について全てのパソコンの設定内容を統一してあります。特に自動更新については完全な自動更新ではなく、学生の皆さんに「意識して更新作業を行ってもらう」ことを考えて設定しました。パソコンに表示される警告や更新作業を促すメッセージの見方、対処方法等については、4月の授業を使って説明しますが、安全を他人(パソコン)任せにするのではなく、自分自身で意識して身を守るトレーニングを行ってもらいます。必要な更新作業を怠っている人にはこれまで以上にうるさく指導を行っていくつもりです。学生諸君、覚悟しておいてください。 (妹尾)