朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/03/27)

 

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3月27日号(第208号)


 身近なビジネス 
「また新たな気持ちで」
 3月25日に朝日大学経営学部の学位記授与式(卒業式)が行われました。ビジネス企画学科では初めての卒業生です。学科ができてから4年、一部休学した学生以外はだれも途中でやめることがなく、全員が無事卒業できて教員として感慨ひとしおでした。
 単位をとるのに苦労したり、就職がなかなか決まらないでつらかったりした卒業生もいました。また、悪戦苦闘しながら卒業研究をまとめた学生もいました。学生もいままでのいろいろな思い出とこれからの希望が交錯し、感慨深かったように思います。
 卒業生は全員社会人として4月から働きます。日経新聞の調査では新入社員にこんな助言の第一位は「わからなかったり悩んだりしたら相談を」でした。私もこれは非常に大切なことだと思います。失敗やトラブルはできるだけ早く相談することが一番の解決方法です。だれでも失敗やトラブルはつい隠したくなるものですが、卒業生には早く失敗を相談できるようになって成長していってほしいと思います。
 私からは「また新たな気持ちで」という言葉を送りたいと思います。社会人になると学生時代のような節目の行事は減ります。しかし、人間にはリフレッシュしてまた前向きに取り組むには区切りが必要です。いやなことがあったり、詰まったりしたときには、自分で区切りを作って、また新たな気持ちで取り組んでください。そうすればきっと道は開けると思います。   (村橋)

 パソコンで遊ぼう 
「卒業生へ」
 学内のそめいよしのが例年より早く開花をしそうな、そんな暖かさを感じる土曜日の朝、朝日大学の学位授与式(卒業式)が執り行われました。4年間の学業を終え、まもなく社会に巣立とうとする学生の心の中を去来するものは何だったのでしょうか。  
 振り返ってみれば、ビジネス企画学科が誕生してから4年、今年初めて卒業生を送り出すこととなり、あらためて時流の速さを感じると同時に、教員としての役割を完結できたことへの安堵と達成感に感無量の思いです。  
 学科の理念(実学)をどう貫けるか、学科すべての先生方が常に試行錯誤の中でその命題に取り組んできました。企業での経験を生かし“教育”から“マネジメント”に置き換える、つまり学生を“教育する”のではなく“育成する”ことへと観点を変えて指導することが民間出身者としてできうる最良の教育法であるとして取り組んできました。そのことは学生個々のcustomizeに他なりませんが、ルールもセオリも存在しない手探りの連続であったことが思い起こされます。そんな思いと重ね合わせながら、卒業式に臨む学生達の明るく、嬉しさ溢れる表情の中にビジネス企画学科に学んだことへの満足感を感じることができ、救われた気持ちになりました。  
 卒業を節目に人生の本格スタートが始まります。社会生活はすべてが人間関係にあるといっても過言でなく、多くの人との接触と協力の中で、相手への“理解”と“説得”で相手を動かすことができてこそ自分の存在が認められるといえます。それはすべてに“きく”ことから始まります。『耳で聞き』、『口で訊(たず)ね』、『心に響く聴き方』など状況や立場の違いでいろいろな“きき方”はありますが、『聞いて』教えられ、『訊ねて』商品を売り、『聴いて』部下の育成に当たる、このコミュニケーションの原点を頭の片隅に残してくれればと思います。いよいよ始まる新入社員さん、しっかり『聞く(耳で)』ことから始めてください。 (大山)

 今週の話題 

「ファミリー企業の盛衰」
 
 最近、京都のかばん造りの老舗企業「一澤帆布工業」(明治38年創業)の相続を巡り、「相続が争族」になっていることがマスコミで大きく取り上げられています。前社長は昨年12月に解任され、現在、かばん製造の休止状態が続いています。私も同社のかばんの愛用者の一人であり、京都のお店の佇まいを思い出しながら、外野席からではありますが、今回の騒動に大変悲しい思いをしておりました。  
 昨年、12月19日号の今週の話題「日本最古の企業が特別清算」でも取り上げましたが、創業1400余年の日本で一番古いとされていた金剛組も特別清算に追い込まれました。この清算も「何とかならなかったのか」と残念な思いをしたのは、記憶に新しいところです。  
 一方、ファミリー企業の中にも、その長い歴史の中で更に新しいページを切り開こうとしているファミリー企業もあります。三重県の老舗赤福のように、2005年には赤福11代の店主が新しい社長の座につき、「おにぎりせんべい」で有名なマスヤグループ(赤福10代が創業した企業群)は赤福300年の歴史の中で初めての分家となり、お互いの位置づけが明確になりました。赤福、マスヤグループもこれからは、独立独歩の企業として、将来の成長・発展を目指していくことになったのです。  
 同じファミリー企業でも歴史の長さに関係なく、栄枯盛衰があるのは何故でしょうか?誤解を恐れず単純化して言えば、それはファミリー企業を単にファミリーの所有物とは思わず「社会の公器」として自ら心底認識しているか、ということではないかと私は思います。経営学を学ぶ者の一人として、このような企業を育てていくことも重要な責務の一つと考えています。    (階戸)

 


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