朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/06/19)
パソコンで遊ぼう |
「健康管理もIT」
健康管理にITが活用される時代になりました。今の時代、特に成人病が注目されて、原因の“肥満”対策に、人々は運動や健康食などによるカロリー消費や摂取を意識するなど、健康管理への意識が高まっています。 成人病には悪性新生物、糖尿病、心臓病、脳卒中がよく知られるところですが、近年、政府や医学界で、成人病について盛んに問題喚起されています。その影響によるものかどうかわかりませんが、心臓病を除き、死亡者数が、ここ5年間で軒並み低下したという事実が公表されて、日本人の平均寿命に少なからず影響を与えているようです。 心臓病は?というと、最近の日経新聞に、心機能データを、遠隔地で計測可能にした機器の紹介がありました。この機器は、超小型・超軽量センサーが開発されて、それに無線送信機能を組み込んだところがポイントで、日常生活の中での心機能測定が可能になったことと、データを無線でパソコン、インターネットを介して医療機関に送信し、問題の早期発見・早期対策に繋がることが期待されます。 この小型無線装置は、最近話題の“ICタグ”の基本技術がベースになっています。これに続く応用技術の広がりに期待できると同時に、これらのIT技術が人の生命に関わり始めた事実に、改めて驚きを感じています。 (大山)
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今週の話題 |
「名古屋テレビ塔」
朝日大学の名古屋サテライトの近くにある名古屋テレビ塔が、6月14日にリニューアルオープンしました。一階にオープンカフェが開店するなど飲食店を充実させ、柱や壁などの内装を白と銀、黒の3色を基調にシンプルな内装で大人の雰囲気に一新しました。「生まれ変わったテレビ塔」をコンセプトに、すべての人に開かれたくつろぎの空間を提供するそうです。 名古屋テレビ塔は1954年6月、複数のテレビ電波を発信する集約型鉄塔として日本で初めて開業しました。当時、東洋のエッフェル塔と称された高さ180mの外観と、地上90mの高さからの眺望が人気を集めました。名古屋っ子の私も展望台に登って、素晴らしい景色を満喫した記憶があります。今のように高い建物もない街の真ん中にそびえる日本一高い、巨大なテレビ塔は名古屋のシンボルでした。 テレビ塔が建った年に、天知監督率いる中日ドラゴンズが優勝し日本一になりました。テレビ塔がリニューアルした今年こそ、落合監督率いる中日ドラゴンズが2度目の日本一になる予感がします。 名古屋テレビ塔が開業してから4年後に、高さ333mの東京タワーが建ち、日本一の座を譲り、現在はJRセントラルタワーズの地上224mの展望台「パノラマハウス」から見下ろされるようになりました。2011年には地上波デジタル化で電波塔としての役割を瀬戸デジタルタワー(愛知県瀬戸市)に譲ります。しかし、昨年7月にタワーとして全国で初めて国の登録有形文化財となりました。建設後50年以上を経過し、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」「造形の規範となっているもの」「再現することが容易でないもの」など、文化財としての価値をもち、新しい名古屋の観光スポットに生まれ変わろうとしています。 今度名古屋へ行ったら、テレビ塔の文化財としての価値を確認するため、展望台まで登ってみようと思います。 (亀井)
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