朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/08/28)
パソコンで遊ぼう |
「ケータイ」
皆さんのケータイ(携帯電話)、普通の電話機として会話を交わすことが多いですか、それともメールの交換に利用することが多いですか? 私の場合はまだまだ前者ですが、皆さん方は多分後者ではないかと思います。夏休み中、娘と一緒に過ごす時間が結構多かったのですが彼女のケータイの着信メロディーはほとんど「メール着信」を知らせるものだったような気がします。携帯電話各社では、携帯電話送受信速度、特に現在は受信速度に比べて見劣りしている送信速度をアップさせるための対応を進めようとしています。この結果、携帯電話を利用した画像データ等の交換はスピードアップされ、テレビ電話としての利用も可能となります。 また、8月8日付の日経新聞には、九州大学の学生を対象に、「学生証と携帯電話に共通機能を持たせる実証実験」が行われ、経済産業省が助成金を支給するとの記事が掲載されています。ICカード化された学生証には交通機関及び商店での料金決済機能、あるいは大学内の入退室管理機能などが付加されるとともに、学生達の決済機能付き携帯電話(おサイフケータイ)にも同様の機能を持たせ、学生は学生証か携帯電話どちらかを持っていれば同じサービスを受けることが可能になるというものです。この実験はICカードと携帯電話という全く異なるシステム間で認証・決済の相互接続が行えるような基盤技術を整備することを目標に行われるものです。この実験が目指していることが実現すれば、今私達のサイフの中に入っている色々なカードの機能が全て携帯電話の中に組み込まれ、携帯電話さえ持っていればクレジットカード等の持ち歩きは不要・・といった社会も夢ではなさそうです。 既に「携帯電話」と呼ぶことに違和感がある「ケータイ」ですが、「未来の携帯端末」に向けて着々と進化を続けています。 (妹尾)
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今週の話題 |
「都市対抗野球開幕」
8月25日から、第77回都市対抗野球が東京ドームで開幕しました。都市対抗野球は、社会人野球の王者を決定する大会です。社会人野球は「大人がやる、高校野球以上にひたむきな野球」と言われることがしばしばあります。予選・都市対抗とともにほとんどの試合がトーナメントであり、負けたら終わりの真剣勝負です。予選の敗者復活戦の緊張感などは独特です。アマチュアでありながら、業務の一環として野球を行っている責任感。野球人生最後の試合となるかもしれない緊張感。これらが一体となった雰囲気のもと試合が行われます。 WBCで優勝したメンバーには中日の福留を始め、多くの社会人野球出身の選手が含まれていました。逆にリーグ戦が主体の大学野球出身者は少数派でした。瀬戸際からの優勝と、社会人野球出身者の多いメンバー構成は関係がありそうです。 最近何かと話題の、茨城ゴールデンゴールズも社会人野球のカテゴリーに属します。社会人野球は大きく「企業チーム」と、「クラブチーム」に分類され、ゴールデンゴールズはクラブチームです。強豪チームのほとんどは企業チームですが、企業スポーツの衰退は社会人野球界でも顕著であり、廃部・休部・クラブ化が相次いでいます。一方では、クラブチームは急増しています。 このまま企業スポーツの衰退が続けば、社会人野球のあり方や都市対抗野球の形態も早晩変化していくでしょう。そういった意味でも、「今ここでしか」見られない野球が東京ドームで展開されます。 (林)
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