朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-06/11/20)

 

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11月20日号(第242号)


 身近なビジネス 
「部下のリーダーシップ」
 ビジネス企画学科では教員が共同研究室で意見を交換し合って学生に指導をしています。そうやって、学生に一貫した指導ができるよう気をつけています。しかし、たまに解釈が異なったりして学生に食い違った指示をしてしまうことがあります。先日も行き違いから学生に異なる指示をしてしまったケースがありました。
 そういうとき、多くの学生は「間違った指示を受けたのだから自分は悪くない」という態度を取ります。そういう態度をとる気持ちはわかりますが、本当にそれでいいのでしょうか。
 ビジネスでも上司が部下に誤った指示をしてしまうことがあります。そのとき、このような態度を取ったらどうなるでしょうか。多くの上司はかなり不愉快な顔をすると思います。
 こういうとき、どのように対応したらいいかはなかなか難しい問題です。新しく受けた指示を確認してそれに前向きに取り組むことがいいのですが、そういう気持ちになるのはなかなか難しく、うまくできるようになるには意識して訓練することが必要です。
 コッターはリーダーシップには上司をマネジメントすることも重要だと述べています。リーダーシップというと上司が部下に取るべき態度と考えられがちですが、部下がうまく上司の力を引き出す力も重要なのです。学生のみなさんは、うまく教員の力を引き出せるようなリーダーシップを身につけてほしいと思います。    (村橋)

 パソコンで遊ぼう 
「高速PLC実用試験」

 昨年の11月7日付けの本欄で高速PLC(高速電力線搬送通信)について紹介してから1年が過ぎました。家庭内のコンセントに接続するだけで毎秒100メガビット以上のスピードでデータ通信が可能となるPLCは、その手軽さや利用形態の多様性からとても魅力有る技術だと思います。諸外国では既に実用化が進んでいますが、我が国では未だ実用化には至っていません。本年6月5日付けの本欄では、アマチュア無線への妨害電波を抑えるための技術基準の見直しでその開発にブレーキがかかっていることをご紹介しました。それから約半年、いよいよ我が国でも実用化に向けた動きが始まりました。
 我が国の電力系通信事業者6社では、現在各社の光ケーブルサービスを利用しているユーザを対象に応募者を募り、PLC用のアダプタを無料で提供する代わりに来年3月末までにアンケートに回答してもらうキャンペーンを開始しました。このアンケートによって利用者の使い勝手や問題点を調査、今後の顧客サービスに活用していくことをねらっています。また、松下電器産業は12月9日のPLCアダプタの発売開始をアナウンスしました。どこにでも有る電力線というインフラを利用し、家庭内のどこからでもコンセントに差し込むだけでOKという利便性は、単にパソコンを利用したインターネットサービスにとどまらず、家庭で使用される家電製品に新たな機能を付加できる可能性を秘めています。今回の実用試験の結果に注目したいと思います。   (妹尾)

 今週の話題 

「松坂選手の移籍」
 
 松坂選手に対する独占的交渉権を、ボストン・レッドソックスが獲得したことが明らかになりました。ポスティングでの入札金額は5100万ドル余りであったことが明らかになり、波紋を呼んでいます。日本円に換算すると60億円にも相当する入札金額は、所属球団である西武ライオンズへと支払われることになります。この金額は、西武ライオンズの支配下選手総年俸の2年分以上にあたります。  
 赤字に悩む球団は、短中期的な打開策として松坂投手に成りうる新人選手の獲得を目論む可能性があります。ポスティング制度は、地道にチームを強化や地域との結びつきを深めることよりも、経営を立て直す手っ取り早い方法となる可能性があります。  
 ポスティングによる経営改善を目指し、第二の松坂選手の輩出を目論む球団は投手中心のドラフト指名を行うでしょう。大きく飛躍する可能性がある投手ならば、複数指名のリスクを取っても指名を強行するでしょう。抽選に漏れた結果としてチームバランスが悪くなることがあっても、ポスティングでの入札を考慮すると非常に魅力的なものです。     
 1998年のドラフトで、松坂投手をドラフト指名した球団は3球団でした。松坂選手の素質・実績ならば、8年間で108勝という成績はある程度予測できるものでしたが、60億円の収入をもたらすことは予測できないものでした。もしも、60億円の可能性があるなら指名は3球団どころではなかったはずです。  
 その他にもポスティング制度は、選手に球団選択の権利がないことなど問題の多いものです。ポスティング制度の見直しは早晩おこなわれるでしょうが、見直すべきは、メジャーリーグに対する、日本プロ野球の存在意義であるとも言えそうです。   (林)


 


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