朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/04/30)

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4月30日号(第265号)


 身近なビジネス 
「出会い」
 新学期が始まって早1ヶ月が経とうとしています。そして就職戦線も真っ盛りといったところです。
 就職は人生において自分で決めなければならない結婚と並ぶ大きなイベントと言えます。「内定をもらいました」という元気な報告がある一方で「また駄目でした」という残念な報告もあります。就職試験に落ちるということはショックなことです。落とされると自分の全人格を否定されたような気分になって落ち込んでしまうことがあるようです。
 しかしそうではないのです。筆記試験で落とされた場合は自分の勉強不足を少し反省する必要があるかもしれません。でも面接まで行って駄目だった場合はその企業との相性が悪かったと考えるべきです。
 就職は結婚と同じように「出会い」です。相手(企業)がこの「出会い」を断る(面接で落とす)ということは、結婚後の共同生活(就職)を送る自信が無いと表明していることなのです。いうなれば相性が合わないということです。つまりここで無理して一緒になっても(採用しても)長続きしないで破局(退職)を迎えると判断しているわけです。無理して一緒にならない(採用しない)ほうが結局お互いのために幸せといえるでしょう。
 結婚にしても就職にしてもお相手は一人(一社)で良いわけですから、この5月の連休で一息入れて、自分に相応しい相手を求めてもう一踏ん張りしましょう。きっと素敵な相手と出会うはずです。 (田ノ上)

 パソコンで遊ぼう 
「有機EL」
 
 表示装置の世界で新たな技術革新が始まりました。ソニーが有機EL(エレクトロルミネッセンス)事業に本格的に乗り出したというニュースです。  
 ここ近年はテレビに代表される「視認」という面で、マンマシンインターフェースとしての役割を長い間ブラウン管が担ってきましたが、ここ近年、急速に技術革新が進み、液晶、プラズマ、SED、透視/直視型プロジェクション、有機EL、などの表示デバイスが注目されて、各メーカーはそれぞれが持つ特徴に注目して得意の分野での実用化研究が続けられてきたことは周知のとおりです。中でも液晶表示装置は一部に欠点はあるものの、優れた表示能力と低消費電力、薄型が評価されて現在ではテレビの60%を占めるようになりました。  
 今回、ソニーが有機ELを採用したテレビの発売に踏み切ったことには今後のIT事業に対するソニーなりの戦略が見え隠れしているように思えます。有機ELとは、液晶が光源に蛍光灯を配置しているのに対して、自発光、つまり自ら光を出す原理になっているところに大きな違いがあります。わずかな電圧をかけることによって自ら光を発する有機物質を使っているところが「みそ」で、蛍やホタルイカが外的刺激を受けて光を発することと原理的に類似しています。自発光によるメリットは表示能力、視野角、動画のレスポンス、消費電力、薄型化等液晶が持つ課題の克服につながるために注目されながらも商品化技術が遅れ、今日に至っていますが、その課題もようやく克服されたのでしょうか、ソニーは年内発売を発表しました。  
 今やIT機器の中核として映像表示機器は欠くことのできない存在になっていますが中核の液晶を持たないがためにソニーの業績低迷の理由とされています。有機ELの自社生産(豊田自動織機とのジョイント事業ではあるが)を武器に、かつてのソニーテレビの名声復活にかける意気込みを感じます。 (大山)

 今週の話題 

「大卒求人2倍超え」
 これは、今年の就職活動にかかわる新聞記事の見出しである。“売り手市場”とは、就職を希望する学生よりも企業の求人数のほうが多いということである。求人数はこれまでのピークだったバブル期を超え、約93万人(バブル期は約84万人)になったが、当時よりも学生数が増えていることから、一概に比べられない。しかし、就職環境が“温暖化”していることは間違いない。売り手市場というと、誰でもラクに内定が取れそうなイメージがある。果たして、新聞の見出し通りなのか、学生諸君は考えてみる必要があると思う。 バブル期から氷河期を経て、温暖化する新卒採用。
 バブル期には、企業は「数」を目指し、それが氷河期を迎えると、少数精鋭採用のため「質」を求めるようになり、一時は「新卒でも、即戦力になる人材が必要とされる」とまで言われた。
 さて、2008年3月卒業予定の大学生に対する民間企業の求人意向調査による求人倍率は、前年の1.89倍から2.14倍に急上昇し、16年ぶりに2倍を超えた。「新卒の人材がほしい、できればたくさん採りたい」という企業は多い。一方で、たとえ予定した採用数を満たせなかったとしても「採用基準は緩めない」という企業も多い。
 企業にとって“人”は命である。どのような人がメンバーに加わるかによって業績や企業の成長は大きく左右される。「たくさん採れば、なかには優秀な人も・・・」とノンキなことは言っていられない。企業にとって“お荷物”になる人を採るわけにはいかないのだ。
 学生諸君のなかに、“楽勝ムード”の人はいないだろうか?企業はバブル期のように「数」を追うだけでも「即戦力」を求めるわけでもない。必要としているのは、今後の“可能性”である。就職活動の初心に立ち戻って就職活動を乗り切ろう!    (大杉)

 


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