朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/05/07)

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5月7日号(第266号)


 身近なビジネス 
「良心を売る」
 事情があって6年間使っていた携帯会社を換えました。これを機に最新機種を使ってみようとショップに行くと1万7千円。これで電話+テレビ+カメラ+i-Podとしても使えるのなら安いなと、カミさんにOKをもらい契約することにしました。
 ところが契約の説明を受けると、この値段は幾つかのネットサービスを3ヶ月受けることが条件とのこと。確かに展示をよく見ると小さい文字で書いてあります。サービス料の合計は1ヶ月800円位、3ヶ月利用が義務です。ではサービスなしで買うならと聞くと、3000円高くなりますとの返事でした。とたんに「なんか、だまされたみたい。」とカミさんの機嫌が悪くなりました。「こういう商売はおかしくない? 」と聞くので、「ビジネスでは契約内容を聞いて納得できないなら、契約しない権利もあるのだから普通だよ。」と説得し、結局安い値段で購入しました。
  1ヶ月たってこういう商売はおかしくない? と思いはじめたのは僕のほうでした。購入してわずか10日間のパケ代が7000円と請求書がきたのです。製造メーカーのサイトから「無料」着メロを幾つか落としたのですが、どれも大サイズでパケ代が膨大になったようです。パソコン通信時代からのネットユーザーで通信料については熟知しているつもりでしたが「無料」にひっかかってしまいました。買い手の責任とはいえ、視聴もできないガラクタ(着メロ)が1万円近くとは、やばい商売を除いてあまりありません。
 学生からは「携帯でネットやるのにパケホーダイにしないのは無謀」とバカにされましたが、パケホーダイで携帯をパソコンにつないで就職活動をやり月100万円のパケ代を請求された人もいるみたいです(携帯以外でのネット使用はパケホーダイの対象外だそうです)。携帯の説明書を比較すると、某社は単にパケットあたり0.何円と書いてあるだけ。他社では、この位の着メロをダウンロードするとパケ代がいくら位と書いてありました。某社は注意して読まない人の自己責任というスタイルです。で、100万円。
 マンガ『ナニワ金融道』ではヤミ金とは「(自分の)良心を売って銭を儲ける」商売と定義されていますが、良心を意識している分だけ良心的。最近は売り手側に良心を意識させないビジネスモデルも多々あります。最新携帯の本当の値段は7万円前後。ショップで新規を安く売っているのは、電話会社からの販売報奨金などのキックバックをあてているからです。この分通話料やパケ代は高めに設定する必要があり、ある調査によれば通信料の4分の1が実質的に電話機を安く提供する差額にあてられているそうです。
 本当に賢い消費者は、0円で型落ち新規携帯を買い、直ちに解約してテレビ、カメラ、i-Pod代わりに使うでしょう。そういえば携帯普及期、ある技術者から「某社は契約数獲得のため本人確認が甘く、最初の請求が来るまで使うと捨てられ、また新規契約されている。東京湾には大量の携帯電話が沈んでいるはず。」と聞いたことがありました。良心を売らずに賢い消費者になるのは大変です。   (岩崎)

 パソコンで遊ぼう 
「情報爆発」
 
 5月3日付の朝日新聞に「情報爆発」という言葉を見つけました。米国の調査会社の調査結果によれば、昨年世界で作られたデジタル情報の量はこれまでに印刷された書籍に含まれる情報量の300万倍にもなっているとのこと。さらに2010年には現在の6倍以上になるであろうと予測されています。インターネットを介して世界を駆け巡る情報の量は文字通り「爆発的」に拡大しています。このように膨大な量の情報の中から自分にとって必要な情報を探し出すことがいかに困難かは容易に想像できると思いますが、この困難な情報検索の手助けをしてくれるのが「インターネット検索サービス」です。現在は米国企業であるグーグル、ヤフーの2社が全世界で利用される検索サービスのほとんどを独占しており、特にグーグルの利用が急速に広まってきました。このような状況に危機感を持つ欧州諸国では独自の検索サービスの開発を進めようとしており、フランスでは国家プロジェクトとして国家予算からの補助金支出を行うことも計画されています。インターネット上を流れる情報が国家の経済、安全保障をも左右するとの認識が広まっているのです。  
 おりしもマイクロソフトがヤフーに対して買収提案を行ったとのニュースが米国メディアから報じられました。コンピュータ業界の巨人マイクロソフトにとって、グーグルに大きく水をあけられている検索サービス事業の強化はなんとしても実現しなければならない課題となっています。この買収提案が事実かどうかは不明であり、事実としてもすんなりと進められるかどうかには疑問がありますが、「情報爆発」の時代を迎える世界では大きな動きが始まろうとしていることを感じないではおれません。    (妹尾)

 今週の話題 

「ゴールデンウィーク」
 毎年カレンダーを見るとき、注目するのがゴールデンウィークの連休状況ですが、今年のゴールデンウィークは前半3連休と、後半4連休に分かれてしまいました。皆さんは大型連休をどのように過ごされたでしょうか。昔は、休日が飛び飛びになることが多かったから、「飛び石連休」という言い方がなされていましたが、1985年の国民の祝日に関する法律(祝日法)の改正で、祝日と祝日にはさまれた日は休日というきまりができて5月4日が休日になってからは、「飛び石連休」とは言わなくなったようです。  
 さらに今年から祝日法が改正され、4月29日を「みどりの日」から「昭和の日」に名称を変更し、5月4日を「みどりの日」の祝日にしました。したがって、5月3日の「憲法記念日」から5月5日の「こどもの日」まで3日連続で祝日が続くことになりました。また、振替休日の規定が変えられました。新しい条文は「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
 なんだかわかりにくいが、簡単に言うとこれまで月曜限定だった振替休日が火曜日、水曜日にも繰り越せることになったということです。今年は日曜日が5月6日だから恩恵を受けませんが、来年は日曜日が5月4日「みどりの日」だから翌5日も祝日なので、繰り越して6日火曜日が休日になります。
 暦は国にとって大切なものです。祝日や休日はきちんと法律に基づいて定められています。ちなみにその祝日の意味もきちんと明文化されており、ゴールデンウィークの祝日の意味を挙げると、昭和の日(4月29日)激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。憲法記念日(5月3日)日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。みどりの日(5月4日)自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。こどもの日(5月5日)こどもの人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する。
 皆さん、祝日のそれぞれの意味をよく理解して休みましたでしょうか。    (亀井)

 


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