朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/07/09)

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7月9日号(第275号)


 身近なビジネス 
「ダブルバインド」
 経営者の悩みの一つに、自分のメッセージが社員になかなか浸透しない、ということがあります。社員に文書を配り、会議などで機会があることに社員にそのメッセージを伝え、目標にも反映させている。しかし、社員は社長のメッセージにそった行動ができず、今までと同じやり方でやってしまう、ということがよく見られます。  
 なぜ、こういった問題が起こるのでしょうか。それを考えるにあたっては、心理学でいうダブルバインドという概念が参考になるのではないかと思います。  
 たとえば、上司が部下に「あなたの好きなやり方でやればいい。」といっておきながら、上司の今までのやり方を部下が踏襲しないと上司が不機嫌になり協力してくれない、というような状況をダブルバインドといいます。部下は上司の指示に従う立場ですので、部下は、上司のことばと態度の両方に応えようとして混乱してしまうのです。  
 私たちが完全に矛盾のない行動をとることは難しく、このダブルバインドの状況を無意識に作っています。経営者のメッセージが部下に伝わりにくいのは、経営者がこのダブルバインドの状況を作っているからではないかと思います。  
 経営者が社員にメッセージを伝えようとしたら、経営者自身が率先してそれに合わせて行動しなければなりません。そして、そのメッセージは社員が納得してもらえる必要があります。  
 私たち教員も学生を指導する立場として、ことばと矛盾しない態度が必要です。学生にルールを守らせるには、教員自身がルールを守ることが何よりも必要なのです。(村橋)

 パソコンで遊ぼう 
「ネット販売の要点1」
 
 前回まで、我が家で始めたネットビジネスについて述べてきたため、「私も始めたいな!」と思われた方もいることでしょう。そんな思いを抱いた方のために、今回はネットビジネスを始めるにあたって大切なポイントをいくつか挙げてみます。
 まず何より優先したいのは「お客様に対してできる限りの真心を尽くす」という点です。 商品のネット販売の顧客となるのは、多くが一般の個人です。顔も見えない相手に代金を支払って、商品を購入するには相応の勇気が必要です。着実に商品は届くだろうか?騙されないだろうか?など不安一杯です。初めて利用するネット店舗なら尚更でしょう。その気持ちを察し、少しでも早く不安を取り除いてあげることは、ネット商売人の義務とも言えます。注文には素早く確認メールを返し、入金確認後、即日中に発送するのは、基本中の基本です。早さだけではなく、約束を守り顧客満足を高める工夫を凝らすなど、考えることはたくさんあります。普通のビジネスでもそうですが、顔が見えないネットビジネスでは、特に真心を持ってできる限りのサービスを尽くすことが大切です。我が家のネットビジネスで多くのリピーターが獲得できているのは、売り手である妻が「なるほど!」と思わせるホスピタリティを至るところで尽くしていることに起因するのです。
 次のポイントは「効果的に活用できる道具を知っている」ことです。
 ネットビジネスを始めようとするときに誰でも戸惑うのが「店舗の画面設計(インフラ)」です。知識や技術力があっても、商品呈示から注文、決済までをシステムとして構築するのは容易ではありません。「商品をカートに入れる」仕組みを正確に構築するだけで、どれだけの時間が必要なことでしょう。そのことを考えると面倒で、ネットビジネスそのものに対する意欲が失せてしまいます。ところが私の妻は知っていました。そのインフラを月に200円で提供してくれる業者を。この業者(道具)を効果的に活用することで、インフラに不安を感じたり、手間を掛けたりすることなく、本来の商品販売に力を注ぐことが出来るのです。道具を知っているか知らないかで大違いです。意識を持ってネットサーフィンすれば、結構いろいろな道具を発見できますよ。
 次回のコラムでも、引き続き述べていきたいと思います。    (常川)

 今週の話題 

「スポーツを読む」
 『一瞬の風になれ」いう陸上競技を取り扱った小説がヒットしています。私を含め、ビジネス企画学科にもこの本のファンがいます。陸上競技に取り組む主人公の姿が、瑞々しく描かれています。試合前の手に汗を握る感触や、仲間とともに練習以上の結果を出した瞬間の興奮を思い出しました。  
 筆者は女性であり、陸上競技の経験はないそうです。丹念な取材振りが伺えます。考えて見ると、近年優れたスポーツを題材とした小説が女性作家によって生み出されています。
 『バッテリー』(あさのあつこ著)は、野球をテーマとしベストセラーとなりました。『風が強く吹いている』(三浦しをん著)は箱根駅伝を扱った小説です。これらの小説に共通する点は、プレーヤーの心境をリアルに表現しています。恐らくその作家にとっては、想像の世界でしかないでしょうが、一つの試合・作品にかける思いという共通点から、理解が深まり見事な小説が紡ぎだされるのでしょう。  
 ところでヒットしたスポーツ小説が映画化されると落胆することがしばしばあります。俳優によって演じられるスポーツ選手のプレーのレベルは当然ながら低いことが多く、小説のリアリティを失わせます。  
 想像の中では、美しいフォームも力強いプレーも自在です。大学野球の有名な監督は「今の大学生は、小説を読まなくなって、マンガやテレビばかりだ。だからプレーにも想像力がない」という話をしていました。映画化されると想像力が限定されてしまうことがあります。  
 新聞にとって重要なコンテンツとしてスポーツが扱われてきたという歴史もあり、スポーツを「読む」歴史は長く、相性も悪くありません。スポーツを「読む」ことの面白さを学生にも伝えていきたいと思います。     (林)

 


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