朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/07/16)

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7月16日号(第276号)


 身近なビジネス 
「セカンドライフって?」
 「セカンドライフ」といえば、しばらく前まで、「第二の人生を充実させる」という意味で使っていた言葉であるが、最近では、「米国リンデンラボ社が運営するデータセンターのサーバー上に構築された3D(三次元)-CG(コンピュータグラフィック)ベースの仮想空間」のことを言うことが多くなった。
 「セカンドライフ」とはどんな空間なのか。驚くことに、世界各国で約580万人(2007年4月現在)が加入し、リアルタイムでコミュニケーションを行い、リンデンドルと呼ばれるドルに交換可能な仮想通貨により経済活動を営んでいる。単なるオンラインゲームではなく、リアル通貨と交換可能な仮想通貨が流通するという意味で、セカンドライフ内の経済活動が現実世界で一定の価値をもつこととなり、ビジネスチャンスが大きく広がるという期待が大きい。
 現在でも、個人の加入ばかりでなく、トヨタ自動車をはじめとする企業が、マーケティング、あるいはプロモーションなどの場として参入し始めている。ネットエイジグループは、定時株主総会の模様をセカンドライフ内にてリアルタイムでストリーミング中継した。また、三越は、日本の百貨店で初めて、セカンドライフ内に店舗を出店する予定である。
 さらに、現実の通貨と同等に扱われている「ネットマイル」のポイントを、仮想通貨「リンデンドル」に交換するサービスも始まる。
 現実の世界では一戸建は持てないが、セカンドライフ内であれば土地を購入して、建物を建てられるなんてことにもなる(実態的にはデータセンター内でサーバーをレンタルすることになる)。仮想空間とリアル空間の事象を行き来したり、リアルの世界で消費することもあれば、メタバースの中で消費が完結することもある。複雑な世界であり、どんな空間か体験してみないとわからないが、何か期待させるものがある。     (中畑)

 パソコンで遊ぼう 
「デジタル放送コピー緩和」
 
 デジタル放送を録画したビデオ映像は「コピーワンス」と呼ばれる複製制限によって1度だけしか複製を作ることができませんでした。
 例えば、ハードディスク装置を内蔵したビデオレコーダーで録画すると、ハードディスク装置に映像が記録されます。その映像をDVDに1度だけコピーすることは可能ですが、再度DVDにコピーして孫を作ることはできない仕組みになっています。
 ところが、ハードディスクが一杯になるので、DVDに映像を移動(ムーブ)しようとしてDVDへの書き込みに失敗するとハードディスクの映像も消去され、DVDも見ることができなくなってしまうトラブルが続発し、デジタルになって使い勝手が悪くなってしまったとの一般利用者の声が大きくなっていました。
 そもそも、デジタル映像は何度コピーしても品質が劣化しないことがメリットでしたが、そのためにコピー映像が販売され、著作者の権利が失われるとして著作者団体や放送局が中心となってコピーワンス(コピーは1回だけ方式)が3年前に決められたのです。
 しかし、デジタル放送用受信機の普及が計画より低迷しているのは、コピーワンスと受信機の価格が高いためだと総務省が中心になって見直しが進められていたものです。
  消費者団体や家電メーカーは大幅な規制緩和を望み、放送局、映画会社、俳優・演奏家団体などは慎重で1~2回が限度と大きな食い違いがありましたが、総務省の規制緩和を求める強い意向が通ったと言えるでしょう。
 メディアによってコピー回数を「9回」までと報道しているものと、「10回」と報道しているものがあって、現時点でどちらが正しいのか判断はできませんでしたが、どちらにしても新しいコピー制限方式は今後検討され規格化後に製造されるわけですから、デジタル放送用ハードディスク装置内蔵レコーダの購入は数年後ですから2009年以降まで待ったほうが良さそうですね。    (田村)

 今週の話題 

「ビリーズ・ブートキャンプ」
 いつの頃からかTVの通販番組で「7日間集中ダイエットプログラム -ビリーズ・ブートキャンプ―」というフレーズを耳にするようになりました(ブートキャンプとは「海軍新兵訓練基地」だそうです)。当初は全く気にもせずエアロビクスの男性版かなと思って聞き流していましたが、なにやら世間では結構騒がれていることに最近気がつきました。偶然にも、入手することができたので早速見てみると「エアロビクス(有酸素運動)をしながらの筋力トレーニング」と言った内容でした。解説書には、「アメリカ陸軍のトレーナーを務めていたビリーが短期間に体を絞り込むための軍隊用のトレーニングを基に女性にもできるように開発したプログラム」と紹介してありました。また、「全米でヨガ、ピラティスと並ぶ3大エクササイズのひとつであり、ハリウッドスターやセレブ御用達の短期集中プログラム。」とのことです。ちなみにお値段は14,700円でDVD4枚、ビリーバンド(1セット)、ミニメジャー(1個)、チェックシート(1枚)がセットになっています。さらに、ビリーズ・ブートキャンプのモニターとしてチェックシートに記入して情報を提供すると、謝礼として5,000円をキャッシュバックしてくれる仕組みになっています。なかなか商売上手な手法だと感心しました。本来なら、売りつけて終わるところですが1万円前後で利益が上がる商品にキャッシュバック分を上乗せして販売し、キャッシュバックのために否が応でも購入者に情報(体重やウエストサイズの変化)を提供せざるを得ない状況にさせるというしたたかな商法ではないでしょうか。おまけに、その情報が商品のコマーシャル(効果の公表)に活用できるということで思わず「お見事」と感心してしまいました。  
 感心ばかりしていられないので、梅雨で屋外でのスポーツの授業ができないこの機会に、私が担当しているスポーツ受講生(全学部)に導入レベルを30分ほど体験させました。一昔前ならば、エアロビクスをさせようとしても誰一人真剣に取り組んでくれる学生はいませんでしたが、ブートキャンプでは初めは「仕方なくやってやる」という雰囲気ですが、ほとんどの学生が5分も経たないうちにビリーの映像に引き込まれて真剣に打ち込んでいました(私も一緒に体験)。体験終了後には、自分で真剣に打ち込みたいからDVDを貸してほしいとか、クラブ全員でやってみたいのでDVDを貸してほしいなどと意外な反応に驚くばかりでした。なぜこのような反応があったのかは定かではありませんが、興味深い結果でした。  
 私も、高齢化社会となる今後を見据えて高齢者を対象とした「楽しい老後を過ごすための ―ヒデの穂積キャンプ-」でも作って一旗あげようかと考えています。 (山本)

 


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