朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/07/23)

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7月23日号(第277号)


 身近なビジネス 
「ブルドックソースの買収劇」
 スティール・パートナーズ投資ファンドのブルドックソース買収を巡り、両者の間で訴訟になっていましたが、ブルドックソースの採ろうとしている「買収防衛策の導入は有効」という決定が東京高等裁判所で下されました。当該投資ファンドは「性格上、ファンドの顧客の利益を優先し、短中期的に株式の売買を行い自らの利益を追求する存在」で「企業価値、株主共同の利益を毀損する濫用的買収者」と判断されました。
 法律の世界では「株式会社は株主のもの」という考え方が一般的ですが、「株式会社は株主のためにだけあるのではなく、多様な利害関係者(従業員、取引先など)の利益も考慮しなければならない」ともこの決定では述べています。そして、たとえ「株式会社は株主のもの」という考え方に立っても、企業価値を損ねるような権利の行使は認められないということでしょう。今後投資ファンドが行う売却益を目的とした敵対的買収は制約を受けることになります。
 一方でこの決定は、投資活動の自由を奪うもので外国人投資家が嫌気して日本の証券市場から逃げ出すのではないかと危惧する声が一部にあります。しかし私は多額の資金に物をいわせて鞘取りを狙うファンドを放置する方が多くの投資家の不利益につながり、かえって証券市場の衰退を招くことになると思います。
 「企業価値の最大化を目指すモノを言う株主」を装い、実は自己利益の実現を図る投資ファンドの行動を前々から苦々しく思っていた私としては、今回の決定はきわめて妥当なものだと考えます。   (田ノ上)

 パソコンで遊ぼう 
「第22回B検の結果は?」
 
 7月1日(日)に恒例の第22回ビジネス能力検定試験が学内で行われました。ビジネス企画学科では、本年度からすべての科目とカリキュラムをリニューアルし、導入していますが、今回、新教育システムのもとで初めてのB検受験となりました。
 新カリキュラムの特徴は、「ビジネス能力検定試験3級合格を2年生への進級要件とする」ことを学科目全体の共通軸に据え、合格を目指して継続的に学習させることにより「自信の醸成」および「就職への早期備え」につなげることを大きな狙いとしています。そのため、従前の受験対策方法も一新し、5月連休明けからスタートさせることにしました。計画段階ではB検合格対策を目的として「ビジネス能力演習Ⅰ」という新たな学科目を新設し、後学期から合格対策を本格てきに実施する予定でしたが、諸般の情勢から試行的な意味で半年早めの実施に方針転換をすることになりました。「進級要件」という大きな負荷を背負わせるために落伍者をどれだけ押さえられるのか、その検証には過去データだけでは十分とは言い難いものがあります。
 そのために新たな教育システムの構築と、その成果を早期に検証できる仕組み作りが必要とされ、「5教科目+サブゼミ」による計22回の講義を横断的に繋いで、分野別に関連教科目で教えるシステムの導入を図りました。
 また、過去問題を活用し、模擬試験を複数回実施することで、個人別、分野別、時系列的に成績データの記録を採り、個々および全体の進度管理にフィードバックしていくことを現在検討中です。
 本試験実施から3週間が経ちました。こうした試みが成功だったのか、課題を抱えることになったのか、審判が下るまで約一ヶ月、期待と不安の中で待ち続けたいと思います。 (大山)

 今週の話題 

「教養試験について」
 先般、本学学生が比較的多く受験する教養試験のみの採用試験について述べましたので、今回は教養試験について述べることにします。  
 教養試験(出題数40~50問)は、ほとんどすべての試験区分に関係なく、一次試験に課せられる試験です。その内容には一般知能分野(20~25問)と一般知識分野(20~25問)があります。また、解答方法には全問必答のものと、一部選択解答のものとがあり、一般に解答は五肢択一式で、マークシートによって行います。  
 一般知能分野は公務員採用試験独特の内容です。その内容は『文書理解』・『判断推理(空間把握を含む)』・『数的推理』・『資料解釈』の4科目に分けられています。『文書理解』の問題の多くは現代文で、長文の内容把握を中心とした問題、『判断推理』はいろいろな情報(条件)をいかに整理し、いかに即応できるかを試す問題、『空間把握』は平面図形、空間図形について想像力・把握力を試す問題、『数的推理』は数学(あるいは算数)のテクニックを用いて解くパズル問題、『資料解釈』は統計資料(数表やグラフ)を用いて分析力を試す問題などです。
 一般知能分野はわずか4科目ですが、出題数の1/2を占めるので、確実に点数が稼げるよう準備しましょう。なお、『文書理解』を除く3科目は、公務員試験以外ではお目にかかれない科目で、最初はとっつきにくく感じるかもしれません。しかし、パターン化された問題が多いので、頻出問題とその解法パターンを反復練習すれば確実に得点源となります。  
 一般知識分野では出題傾向に偏りのある『政治』・『経済』・『社会』(出題数7~10問)を最優先に学習し、得点源にしましょう。『政治』は「憲法」の基本的人権・政治機構分野など、『経済』は「ミクロ経済」・「マクロ経済」、さらに「財政」・「経済事情」など、『社会』は「時事」・「社会学」、特に社会学については、著名な学者の業績や現代社会の特徴を示す言葉(現象名)などが問われます。なお、その他の科目については、得意科目を優先させて取り組んでください。    (大杉)

 


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