朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/09/17)

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9月17日号(第285号)


 身近なビジネス 
「限られた時間」
 先週の日曜日になりますが、「生きる」というテレビドラマを見ました。私は、普段あまりテレビを見る習慣が無いのですが、新聞のテレビ欄の解説を読んでいるうちに「見よう」と言う気持ちになったのです。物語は黒澤明監督の昔の映画をリメイクしたものでした。
 ドラマは、刺激の少ない無気力な毎日を送っていた市役所の課長(松本幸四郎)が、ある日突然すい臓がんで余命6ヶ月の宣告を受けるところから始まります。すい臓がんの宣告を受けた主人公は、それを家族に打ち明けることも出来ず、絶望感から職場を無断欠勤し、酒や賭け事に手を出し自堕落な日々を送るようになります。しかし、かつての部下で市役所を辞めおもちゃ工場で生き生きと働いている若い女性(深田恭子)を見ているうちに、自分も何かしなくてはいけないという気になります。そしてゴミの不法投棄場所になっていた市有地を公園にするべく、文字通り命を賭けて突き進んでいきます。「私には残された時間が無い」と呟きながら。この市有地は以前から住民が「公園にしてくれ」と陳情していたのですが、市役所を挙げてノラリクラリと握りつぶしていたものでした。やがて公園は完成しますが、その時には主人公の葬式が行われていました。
 実は、私自身昨年すい臓がんと診断され、9月に手術を受けましたので大変身につまされたのです。
 学生の皆さんは、余りある時間を持て余し、時間をどうやって潰すかということを考えても時間の有効活用を考えることはあまりないのではないでしょうか。ましてや時間の大切さはなかなか実感できないでしょう。しかし時間が限られていると思うと、このドラマの主人公のように相当充実した時間を持つことが出来ます。昨年私は入院生活を送っている時に健康のありがたさを知ると同時に時間の大切さをしみじみ感じました。時間は限りあるものです。限りある時間を悔いないように使いたいと思っています。     (田ノ上)

 パソコンで遊ぼう 
「心の癒し方も現代風」
 
 世はストレスの時代といわれます。私たちは、仕事や家庭などで複雑なストレス環境のもとにさらされ続けています。適度なストレスは頭脳を活性化させてくれる上で大切なことですが、強すぎるストレスは百害につながる原因にもなりえます。
 特に今の時代は、その方向へと加速度的に進んでいるように感じます。昨今、残忍な事件が毎日のように報道され、その多くは、強いストレスを受け続けることによる逃避心理が犯罪誘発要因になっていることが多くの精神科医から指摘されています。追い詰められた状態から抜け出る方法を見つけることがとても大切に思いますが、私たちが思いつく方法といえば、酒を飲むとか、スポーツで体を動かして、憂さを晴らす、エネルギーを発散するなどの外向きの対症療法が一般的でした。ところが最近、全く新しいストレス発散法が登場し始めました。心の癒しにバーチャルリアリティー(仮想現実)が利用されはじめたのですが、ではどのようなものなのか、一端を紹介します。  
 あるおもちゃメーカーが発売した「アリの生態をシミュレートした大人向けのトイ」という商品ですが、液晶画面の中にアリたちが巣を作り、エサを取り、外敵から巣を守りつつ、大きくしながら仲間を増やす、という過程を長期間に亘り観察するという単純なゲームですが、生態的に大変リアリティーであること、数ヶ月掛けて成長を観察し、その状態に一喜一憂しながら、翌日の変化を楽しみに待ち続けるといったところが癒されるのでしょうか。体験者によれば、1年後の成長を想像するだけでワクワクしてくるそうで、毎日会社から帰り、巣作りの進捗状況を確かめるのが楽しみだそうで、この人にとって十分ストレス解放のツールになっているようです。  
 競争化社会が益々激化する中で、自らを緊張の連続から解き放つ技を備えることはとても大切です。複雑化するストレス社会に、息抜きも多様化が求められますが、時の首相の退陣表明がなされましたが、もしこの“トイ”のように一国の首長の心を癒す手段があったなら、この状況は変わっていたかもしれません。    (大山)

 今週の話題 

「資格ブームについて」
 最近、本屋に行けば資格関連の雑誌、書籍はあふれるばかり、また、いたるところで資格スクールの広告を目にします。まさに資格ブームは真っ盛りです。 本学ビジネス企画学科においても、B検3級・2級、MOSワード・エクセル、P検3級、初級シスアド、販売士3級・2級、日商簿記3級・2級、J-testなど、積極的に支援しているところです。
最近の資格ブームは、資格を目指して勉強する学生が増加し、その結果受験者数が増えたことも1因であると思います。一般的に資格取得を目指す目的を考えてみると、企業内の勝ちでなく、広く社会での勝者を目指す「独立志向型」、成果主義・実力主義へ移行しつつある企業社会の中で、実力のある人が高く評価され、報酬や待遇も上がるという傾向がみられます。このために個人の能力を伸ばそうとする「キャリアアップ型」、何も資格をもっていないと、かっこ悪いとか、自己満足のための「アクセサリー型」など、大きく三つに分類されると思います。学生については、前述の目的に加えて、資格取得が就職の選考上、有利に働くと考えているようです。
さて、資格取得は就職の選考上、有利に働くのか、企業のデータを見てみよう。企業側のデータによると、1.「選考上有利に働く」が5%、2.「多少有利になる」が67%、3.「全く有利にならない」が25%、4.「その他」が3%です。企業が選考上、有利と考えているのは、1と2を合わせて72%です。(就職ジャーナル2007/2月号)その理由として、企業が注目しているのは、目的意識とそのプロセスです。「何のために、どう頑張り」、「そこから何を学んだのか」、「それを仕事にどう活かしたいのか」です。
資格には、役に立つ資格と役に立たない資格という区別はありません。しかし、資格は使って“なんぼ”であると思います。実務に活用でき、自分の自信につながれば意味があります。いくら難しい資格の数を揃えても、社会人のスキルとして何の価値もありません。初めての人は、先ず自分の専門を確立できる資格を考えましょう。一般事務ならビジネス能力検定やパソコン検定、経理なら簿記検定、営業・販売なら販売士などがあります。先ずは、積極的に挑戦しましょう!  (大杉)

 


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