朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/10/01)

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10月1日号(第287号)


 身近なビジネス 
「自己責任の時代」
 9月30日から金融商品取引法が施行されました。この法律は証券取引法を発展的に改正し、名称も変更したものです。内容は幅広いのですが、投資サービス規制の部分と企業情報の開示・内部統制の大きく2つの部分から成り立っています。内部統制の部分は内容から俗にJ-SOX法と呼ばれることもあります。  
 投資サービス規制の部分は、株式や社債だけでなく商品先物やファンドを含めて金融商品を包括的に規制するもので、画期的な内容です。特に一般投資家(アマ)向け取引については規制が厳しくなっており、おいしい投資話による被害の防止を図っています。一方、上場会社に強制される企業情報の開示・内部統制については、内部統制報告書の作成が必要になり、不正やミスを実質的に防止する方策が求められています。  
 この法律では、取引や企業内部の現実に即し、実質的な効果があがるように規制が行われています。それは、私たちが知らなかったとか任せておけば安心ということはできず、規制を理解し、自分の行為に責任が求められることを意味します。個人情報保護法、会社法と法律が整備されるのは喜ばしいことですが、自分で必要な知識を得て適切に判断しなければならない時代、難しいからわからないではすまない時代になったといえそうです。    (村橋)
 パソコンで遊ぼう 
「仕事の効率化」
 
 銀行系シンクタンクに入ったのは約18年前のことです。最初の配属は、システム開発部門でした。まだコンピュータは身近でなく、文系の私には全く未知の存在でした。当時の主流は大型コンピュータでしたが、部門の性格上、パソコンを使っている先輩も多く見られ、素人の割にパソコンに触れる機会には恵まれました。私が初めて操作したのはロータス123、エクセルに取って変わられるまで、最もポピュラーな表計算ソフトでした。
 最初は好奇心がありましたが、次第に「何て退屈!何の役に立つの?」と思うようになりました。日常生活で計算するのは、せいぜいお金を使うときくらいでしょう。つまり、表計算ソフトを使うほどの計算機会は稀で、それがなくても生活に支障を来たすことはなかったのです。利用場面が想像できなかったため、先輩がわざわざ表計算ソフトを用いて作業している理由がわかりませんでした。
 上司から伝票集計を依頼された際のことです。指示は極めて簡単で、合計金額を出すだけです。100枚くらいありましたが、計算機を叩けば、5分足らずで計算できると思いました。作業を始めると、結構大変です。+のところを×と押してしまうなど、操作ミスをすると、最初からやり直さなければなりません。やっと最後まで終えましたが、合計金額を間違って報告すると大変なので、確認のため再計算します。幸いミスなく計算を終えましたが、初めの合計金額と異なる計算結果が出てしまいました。どこかで金額の入力ミスを犯しているのですが、どこかわかりません。どちらが正解なのかわからず、再々度計算せざるを得ませんでした。結局、その作業を終えるまでに、1時間近くを要しました。
 後に表計算ソフトを使えるようになった頃、同じ作業を頼まれたときは、5分で正しい結果を得ることができました。操作や入力のミスをしても、容易に特定することができ、簡単に修正できるからです。計算力の補完だけでなく、作業の効率化にも貢献するのだと、初めて気付かされました。その意味で、表計算ソフトは仕事の必需品です。 伝票計算で55分の余裕を得たいなら、その操作に習熟するに越したことはありません。    (常川)

 今週の話題 

「高校生ドラフト」
 
プロ野球のペナントレースが、終盤を迎え連日熱戦が繰り広げられています。今年からセントラルリーグがクライマックス・シリーズを導入したこともあり、例年にない僅差でのペナントレースが繰り広げられています。  
 ペナントレースの一方では、10月3日に高校生を対象としたドラフト会議が行われます。注目の高校生は、通算本塁打記録を樹立した大阪桐蔭高校・中田翔選手や、150km/hのスピードを持つ仙台育英・佐藤由規投手となるでしょう。  
 高校野球のレベルが向上し、ダルビッシュ投手や、楽天の田中投手のように即戦力となる高校生が毎年のように出現しています。特に投手にその傾向があります。今年の高校生にもその候補生が複数いるようです。  
 2005年度から、高校生と大学・社会人のドラフト会議が分離されて開催されるようになりました。今年度からは自由獲得枠が撤廃されたこともあり、選択権を獲得すれば一挙に高校生と、大学・社会人両方の目玉選手を獲得できる可能性があります。極端な話をすれば、現レッドソックスの松坂投手と、巨人の上原投手(2人は同期入団です)を一挙に獲得できる可能性があるわけです。実際に、そのようなことが起これば大きく戦力バランスは崩れるでしょう。  
 ドラフト制度の目的を考えてみると、やはり「チーム間の戦力を拮抗させ、白熱したペナントレースの前提条件を作る」ことによりプロ野球全体の人気を向上させることにあると言えます。一挙に戦力の偏りをもたらす可能性がある現在のドラフト制度には、改革の余地があると言えそうです。    (林)

 


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