朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/10/15)

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10月15日号(第288号)


 身近なビジネス 
「喫煙者受難」
 愛知県一宮市の看護短期大学では「喫煙者の受験を認めず」を打ち出しました。少子化で受験生が減少しているなか思い切ったことをするものだと感心しました。またアメリカのディズニー社では「これから製作する映画では、喫煙シーンを描かない」と宣言しました。映画で喫煙シーンがあると、それを見た青少年が影響を受けて喫煙習慣を持つようになるからという理由です。
 5年前、私はこのコラムで「それにしても、テレビや映画で主人公が格好良くたばこをふかすシーンがありますが、あれはやめてもらいたいなと思います。前途ある若者がついつい真似をして、たばこに手を出す可能性があるからです。いや、たばこを吸わない、もてない男のひがみかな」〔2002.11.11(第32号)〕と書いたことがあります。ディズニー社の宣言はまさに私の意見を入れてくれたようで大変嬉しく思ったのですが、一方でここまで行くと喫煙者の方がなにやら気の毒になってきます。
 以前私が勤めていた洗剤メーカーは、「健康・衛生・環境」を標榜していたので、喫煙については厳しく対応していました。本社ビルでは、敷地の片隅でしか喫煙を認めていませんでした。総務部長だった私は、喫煙者の行動パターンを調査したことがあります。すると喫煙者は、平均で1日に5回、1回当たり12分、合計60分喫煙に時間を費やしていることが分かりました。勤務時間8時間のうちの1時間ですからこれは大きい。当然残業時間に影響していると見なければいけません。私は各フロアーの換気扇の近くに1~2人用の喫煙場所を作りました。(3人以上群れると喫煙時間が長くなることを先ほどの調査で気付いていましたので)喫煙者と非喫煙者の両方に概ね好評だったようです。
 喫煙は悪だと言う発想の基に喫煙者に対して厳しく当たるのではなく、非喫煙者と喫煙者の調和を図ることも大切ではないでしょうか。    (田ノ上)
 パソコンで遊ぼう 
「鉄道の危機管理に甘さ?」
 
 10月12日早朝、首都圏の広域で、鉄道の自動改札機が一斉に作動しなくなるトラブルが発生しました。  
 定期券やスイカ、パスモなどカード型の非接触型乗車券の読み取り装置に障害が発生し、乗客が改札口を通過できなくなったことで通勤ラッシュ時間に大きな影響がでました。鉄道会社では、混乱回避のためにカード利用者すべてに対して改札を解放し、乗客を素通りさせる措置を執りましたが、システムの復旧が早かったために、素通りした客が改札を出る時に自動改札機にカードデータを認識してもらえず、やむなく駅員の検札を受けなければならぬ事態に、出勤時間がいつもより多くかかって、会社に遅刻したという人も多々見受けられたようです。  
 現代社会ではIT、特にコンピュータシステム抜きで社会インフラを語ることは出来ません。それほど我々の生活の中にIT技術が深く関わってきていますが、それだけにシステムのトラブルが生命や財産に重大な影響与えるところまできたことを見過ごすことが出来ません。かつて大阪の地下鉄で電車が暴走し、終点の駅で車止めにつっこみ、多数の死傷者を出した事故がありました。この事故の原因は、列車のコンピュータに異常が発生した場合にプログラム上で“ブレーキを解除する”という指示であったため事故につながったのですが、このトラブルの状況から考えれば当然、まずはブレーキを掛けて電車を停止させることは当然の理といえるでしょう。  
 今回の自動改札機のトラブルは生命を左右する事故でなかったことは幸といえますが、社会のIT化がますます進む中で“100%完璧といえるシステムはあり得ない”ということを大前提に置いて、重大なトラブル発生を予見した上で、それらに対する回避(バックアップ)策を準備しておくくらいの配慮がなされてしかるべきではないでしょうか。    (大山)

 今週の話題 

「面接での言葉遣いについて」
 
 入退出の時「失礼いたします」、自己紹介の時「朝日太郎と申します」、目上の人に何か頼む時「恐れ入りますが」など、面接で日常的に使い慣れていない言葉が多く登場します。敬語や丁寧語をうまく使えているかが気になって、大切な志望動機をうまく話せなかったという失敗をよく耳にします。このような失敗を避けるためにも、特に使用頻度の高いフレーズを丸暗記し、日頃から目上の人やアルバイト先の相手に対して、正しい言葉遣いの練習をしておく必要があると思います。  
 敬語とは、言葉で表現する人(書き手、話し手)と聞き手(読み手)やその話題中の対象となる人との上下関係、話題中の人物同士の上下関係などを言葉の内に表現するために用いられる語法です。ここでいう上下関係とは、年齢や地位といった社会的な関係に固定されたものではなく、相手が商売上の客であったり、見知らぬ人であったりする場合にも使われます。また、親しさや疎遠さとも関係しています。  
 さて、面接などでは、なぜ敬語を使う必要があるのでしょうか。敬語を使われると、尊敬してもらっているだけでなく、自分に対して一定の距離を保っていることがわかり、相手は好感をもちます。敬語を使わないと、「私はあなたなんか尊敬していない」という気持ちを表すことになるだけでなく、自分はあらたまった気持ちで、品よく丁寧に話すことのできない人間だ、ということを表すことにもなります。  
 目上の人と話すのが苦手。失礼にならない敬語や態度は、どうしたらいいでしょうか。もちろん、「です・ます調」で話し、挨拶をしっかりするなど、基本的なマナーは必要です。あとは、目上の人を敬う気持ちがあれば、多少敬語が混乱しても、人事担当者は悪く思わないはずです。ひたすらマニュアルを覚えて、一語一句、敬語を間違わずマナーを勉強して、大人らしくするよりも、自分の言葉で一生懸命に「熱意」や「やる気」を伝えようとする学生の方が、人事担当者は好印象をもつものです。  
 就活の中で、先輩訪問と電話連絡については、少々注意する必要があると思います。先輩訪問は、年齢が近いため馴れ馴れしい話し方が出てしまいがちです。しかし、相手はすでに社会人、不快な印象を与えると、せっかくの先輩訪問が台無しになってしまいます。電話連絡は声だけの会話で、表情ではカバーできません。言葉遣いのマナーが目立ちやすいのです。相手に見えないからと、油断は禁物です。人事担当者は電話の声で相手のすべてを見透かしてしまうのです。    (大杉) 

 


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