朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/11/05)

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11月5日号(第292号)


 身近なビジネス 
「プッシュ戦略」
 10月26日から28日までの3日間行われた「朝日祭」で、ビジネス企画学科の1年生は、5チームに分かれて、「チョコバナナ」、「たこ焼き」、「餃子」、「フルーツポンチ」、「綿菓子」などの店を出しました。  
 今年は、ビジネスアイデアを考えることから、店舗で商売を実践するところまで、一連のビジネスを学ぶ中身の濃いビジネスプランケーススタディとして実施しました。原価計算や損益分岐点などの経営に関わる分析指標を学ぶとともに、「売り方の基本」などマーケティングの4Pを実感する場となりました。  
 そうした中で、店舗の売上、収益に大きく影響するのは、店舗の立地ですが、今回の出店では店舗の場所は抽選などによるため現実とは状況が異なります。したがって、中心から離れた、いわゆる本通りから外れる場所にやむなく立地する店舗もありました。  
 この場合、店舗を構えていても、顧客が店の前まで来ません。現実には、「この店ならではの商品」があって、路地裏にあってもそれを目当てで訪れる客があることももちろんあります。しかしながら、新しく店を出して通り客が少ない場合、客を待っていても客は来ませんし、店の前で声を張り上げても販売に結びつきません。  
 そうしたケースでは、看板を出して通り客を捉まえるプル戦略ではなく、自ら顧客のもとに売りに出向く、いわゆるプッシュ戦略が必要となります。そのことに気が付いて早めに行動を起こしたグループもあり、「顧客のいる場所に移動して」商品を売るという商売の基本、すなわち、「行商」を体験したところが多かったようです。
 このケーススタディを通じて、店舗の立地の重要性を認識したばかりか、自ら売りに出向くという営業、販売の大切さも体験できたのではないでしょうか。  (中畑)
 パソコンで遊ぼう 
「実行委員は就職にプラス」
 
 今年の春、ゼミ生達から大学祭の実行委員をやってみたいが、先輩が皆卒業してしまい何をしたらよいか分からないので私に指導して欲しいという相談を受けました。
 それから半年、先輩達が残していった断片的な資料を基に、企画案や予算案を作成し、いくつもの会議を通すための書類を作成し、指摘事項などの宿題を持ち帰り、追加資料を作り、やっと企画案・予算案が承認され、コンサートに呼ぶ芸能人を「少年カミカゼ」に決めて手配。運動部・文化部への協力要請、説明会などをこなしてきました。
 ある日私は、大学祭の目的は何か。その目的を達成するために今年は何をするかを明確にしようという課題を出しました。そこで実行委員達が決めた方針は、地域の人達に来てもらい、来た人達が喜んでもらえる大学祭にすることが朝日大学のイメージを高め、知名度を上げるなど大学のプラスになることだとして、その具体的な方法を考えプログラムを作成しました。限られた予算を工面していろいろな企画や演出なども考えました。
 大学祭が近づきポスターが張り出されると、実行委員に入ってくるのは今年のコンサートに呼んだ「少年カミカゼって誰?」、「誰も知らないよ」という一般学生達の声。動揺する実行委員に、私は彼らは実力があるから大丈夫だよ、とアドバイスしたのですが不安は収まらないようでした。
 いよいよ迎えた大学祭、台風の影響で金曜、土曜と雨に降られ、最終の日曜日は最高の晴天で朝を迎えることができました。しかし、9時から始めた「少年カミカゼ」の入場整理券の配布状況が伸びないのです。11時の時点で約100枚という情報が入り、委員長と検討していた方法を実行に移すことにしたのです。午後2時から行われる体育館のコンサートを見た方に優先して大抽選会の抽選券を配布するというものです。「少年カミカゼ」は岐阜での知名度は低いのですが、東京・大阪のライブハウスを沸かす実力を持ったバンドだということを私は知っていたので、コンサートを見てさえもらえれば確実に会場を熱狂させてくれると信じていました。結果は予想通り、会場は大いに盛り上がり、満員の観客は飛び跳ねていました。コンサート終了後にサインを求める長蛇の列ができ、CDが飛ぶように売れたのです。
 また、コンサートの熱気を持ったままお客さんが大抽選会に参加されたため、大抽選会も大いに盛り上がりました。
 こうして、大学祭実行委員は、その仕事を無事終了することができました。来場されたお客様に喜んでもらい、少年カミカゼとそのスタッフからも感謝され、例年より多い来場者によって模擬店出店者からも喜んでもらえたのではないでしょうか。
 大きな仕事を終えた大学祭実行委員達の心は大きな達成感に溢れていると思います。この経験と実績は、今後の就職活動に大きな力になると確信しています。
 そして委員長のひと言が私の疲れを吹き飛ばしてくれました。「ビジネス企画学科の授業をちゃんと学んでいると、これは岩崎先生の授業で聴いた、このことは田ノ上先生の授業で聴いたなど授業で教わったことを復習している様でした。」とのことです。  (田村)

 今週の話題 

「求む! 体育会系学生」
 
 10月31日(水)、名古屋マリオットアソシアホテルに於いて本学主催の「講演と懇親の会」が開催されました。この会は、日ごろから本学学生の就職でお世話になっている企業の方々をお招きし、就職に関する情報交換を目的として毎年この時期に開催しています。企業の方々には、本学教員による時勢に合ったテーマの「講演会」で情報を提供し、本学教職員は企業から採用に関する情報を得ることによって学生の就職指導に役立てています。
 ところで、この「講演と懇親の会」で企業の方々とお話しさせていただいて毎年お願いされることがあります。それは「クラブ活動を一生懸命している元気な学生さんを送って欲しい。」というお願いです。このお願いには、クラブ活動を通して「社会性(挨拶、礼儀)」、「協調性(チームワーク)」、「忍耐力(我慢)」などを得とくし、さらには健康体である学生を求めているという意味が込められていると思います。当然、各種資格を取得し、大学生としての教養と専門知識があれば申し分ありません。しかしながら、多くの企業は、まず会社というチームにおいて惜しまない努力でその一員としての役割を果たし、チームを思い、チームに活力を与えられる人材を求めているのではないかという気がします。
 体育会系学生の皆さん! 君たちは、今、社会でとても必要な人材として求められているのです。君たちが中学・高校・大学の10年間いやそれ以上の期間でクラブ活動を通して培った社会性、協調性、忍耐力などは君たちにとって貴重な財産なのです。この財産に気づいてください。そして、この財産を大学卒業後の社会で活用してください。社会は君たちを求めています。だからといって、体育会系ではない学生の皆さんが駄目だと言っている訳ではありません。体育会系ではない学生の皆さんも「自分には長年継続してきた○○がある」と言えるものがあれば、それを継続してきたことによって得られたものも貴重な財産です。
 最後に、前述の会で本学に対する強い要望がありました。それは「就職して2年以内に辞める者が多い。少なくとも2年間は頑張るよう指導して欲しい!」とのことでした。『石の上にも3年』という言葉があります。いろいろ辛いことがあるかもしれませんがまずは少なくとも2年間は頑張ってみましょう。
 だから、辛いことにも耐えてきた体育会系の学生が求められるのかも。    (山本)

 


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