朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/11/12)
パソコンで遊ぼう |
「気象もデジタル化?」
近年の異常気象に、不安を感じている人が多いのではないでしょうか。世界的にみても 降水量が20%も増加した地域がある一方で、雨はほとんど降らずに、砂漠化している地 域もあり、ここ数年で感じることは、暑い夏がようやく終わったかと思いきや、秋をま たずに、一気に寒くなるパターンが定着してきたように思います。 日本人は、四季の移り変わりをその時々に応じていろいろ楽しむ風流さを持ち合わせて きました。特に春や秋は、“寒さ”“暑さ”からの移り変わる時節であり、穏やかな気候が人をして自然に屋外に駆り立ててくれる、そんな楽しみを授けてくれますが、そこに日本人特有の“風流”“情緒”などで言い表されるアナログ的世界がありました。 しかし、最近では四季の移り変わりを感じることが少なくなっています。この一年を振り返ると、 “寒かった”“暑かった”との印象は強烈に残ってはいるものの、快適さへの印象は極めて希薄です。気候はなぜ変化してきたのか、専門家は二酸化炭素増加による地球温暖化をその原因に挙げていますが、化石燃料の大幅な消費増大が直接の原因だといわれます。中国をはじめ、BRICs諸国の経済活動の拡大に伴う急激なエネルギー消費増大で、二酸化炭素を急速に増加させ、地球の温暖化に対して拍車を掛けているともいわれています。 “暑い”“寒い”のデジタル化(二極化)に向かいつつあるこの問題に対して、日本人が情緒感を取り戻すためにも、四季の移り変わりが十分に感じられる環境を取り戻したい、そんな思いから、“個人として何ができるのか?” そのことについて今、思案の最中です。 (大山)
|

今週の話題 |
「グループディスカッション」
最近、就職試験における面接形式のなかで、増加傾向にあるのがグループディスカッションです。これは一問一答の集団面接や個人面接ではわからない、一人一人の能力が見えてくるので、取り入れる企業が増えているわけです。 グループディスカッションとは、面接官が質問を投げかけて返答させるという形式ではなく、何名かの学生にグループを組ませ、テーマを与え議論をさせる選考方式です。そのテーマには、①「時事問題」、②「業界の専門的なこと」、③「アイデを出し合うこと」、④「自己の価値観にかかわること」などの分野から出題されているようです。 グループディスカッションも面接と同様、「目立った人が勝ち」と、誤解している人がいます。しかし、企業は議論をリードする人だけを求めているわけではありません。企業にはリーダーシップをとる人、分析する人、実行する人、調整する人など、様々な役割を担う人が必要なのです。ですから、グループディスカッションでは無理せず、口数が少なくても建設的な意見が言える、周囲に気遣う、ズレた論点を元に戻すなど、自分の持ち味を出すことが大切です。 「グループディスカッションで、ちゃんと話すことができない」など、人前で話すことの苦手な学生の方が多いはずです。不安に感じている人は、あなただけではありません。企業はたくさん話せる人を、採用するわけではありませんので、ほかの人が話しているとき、ちゃんと聞いていることが重要です。面接担当者は話し手以外の人をしっかりチェックしています。ですから、積極的に話す人がいても焦らないことです。 おわりに、はじめてのディスカッションは、緊張し、なかなか自分の意見を述べられないものです。ですから、ゼミやサークルの友人たちに協力してもらい、事前にシミュレーションを行っておくと、本番での流れもつかみやすくなります。苦手だなんて言っていられません。強い思いで頑張れ! (大杉)
|
|
|
|