朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-07/11/19)

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11月19日号(第294号)


 身近なビジネス 
「醸す(かもす)ビジネス」
 今日僕のパソコンは菌に感染してしまいました。デスクトップのシャーレにはO157がウジャウジャ…。もちろんパソコンウィルスではなく、農学部を舞台に色々な菌がかわいい癒し系キャラクターになったアニメ「もやしもん」のおまけソフトをテレビ局のホームページからダウンロードしたためです。一日5回ガチャガチャを回して菌を集め、シャーレで培養? できます。30種類の菌を集めると豪華なプレゼントがもらえます。こうしている間にも、シャーレの中でビフィズス菌が飛び跳ねながら、「ワーイ」とか「ここも狭くなったな」などと話しかけてきます。   
 ここではビジネスを広げる二つの手法が使われています。一つは無料ソフトを配る際アンケートを実施し消費者の属性情報を集めることです。属性にあわせた情報をメールで流すことにより、次のビジネスチャンスを捕まえるものです。書籍販売のアマゾンからは僕が買った本に関係した新刊がでるとメールが届き、そのうちの何冊かはすぐ注文してしまいました。  
 もう一つは、商品そのものの機能や価値だけでなく、そこに興味を惹くストーリーや感情を刺激する仕組みを埋め込み、再度経験したいというリピートを生み出す手法です。同時にこの仕組みは、競合商品との差別化を生み出し安売りを避ける手法でもあります。「もやしもん」はアニメ自体おもしろく、かつ自然と発酵の仕組みや様々な菌の特徴といった学問の楽しさも教えてくれるのですが、さらにキャラクターを自分のものにできることによって一層興味を惹かれます。初回限定のDVDは5040円と高価ですが、オリゼー(オリゴ糖)のしゃべるマスコット付きで思わず買ってしまいそうです。  
 感覚、物語、歴史、驚き等で顧客マインドに独自のポジションを築く手法は経験価値マーケティングと呼ばれています。競争の激しい携帯電話業界では、ワンセグ等の機能競争や各種料金プランでの価格競争だけでなく、CMを通じてそれぞれの物語を作り上げることでも競争しています。ドコモのキャラクター「ドコモダケ」やDoCoMo2.0(CMの裏ストーリーがネットで見られます)に対して、ソフトバンクは犬がおとうさんの白戸家の不思議な物語で興味を惹こうとしているのです。  
 醸すとはこうじを発酵させて酒や醤油を作ることですが、経験価値を生み出すことでお金を払っても買いたいという雰囲気やムードを醸し出す競争が始まっています。 (岩崎)
 パソコンで遊ぼう 
「同級生達との再会」
 
 今週はパソコンとはあまり関係の無い話題です。先日、大学時代の同級生16名が集まって同窓会を開きました。皆、還暦を過ぎたことでもあるからと福島県に住む仲間の骨折りで場所は福島県飯坂温泉、一泊二日の日程です。これまでも東京近郊在住者、あるいは大阪近郊在住者がそれぞれに集まってときおり飲み会を開催していましたが、岐阜に住む私にとってはなかなか出席の機会が無く、一部の友人とは年賀状の交換はあるものの顔を合わせることなく40年近くが過ぎていました。一泊二日(しかも2日目は夕方までゴルフまたは観光)での福島往復は少々きついスケジュールでしたがこの機会を逃しては・・と参加を決めました。開催前の数週間は参加者の情報交換のメールが飛び交います。「せっかく福島まで出かけていくのだから、仙台見物をやってから現地に行きます。ご一緒にいかがですか」、「現地到着前に福島の美術館見学を予定していますが・・」「2日目はゴルフ・団体観光は遠慮して山登りに行きます。興味のある方は一緒にどうですか」、等々、それぞれが自分の趣味に合わせた行程を組んで仲間を募っていました。そして同窓会当日、現地に集合した友人たちは40年という時間経過を全く感じさせず、学生時代そのままの雰囲気で再会です。それぞれの下宿先や自宅に集まっては飲み、語り、麻雀卓を囲んだ仲間達の笑顔、旧いアルバムをめくりながら当時の思い出話に花が咲きました。そして、来年もまたどこかで同じように集まることを約束して解散、たった2日間でしたが充実した楽しい時間を過ごすことができました。それぞれが自宅に帰った後も、またメールで帰路の出来事の報告と添付ファイルでの現地写真提供と情報交換が続いています。  
 大学生活をともに過ごした仲間は「人生の友」というのは、まったくその通りです。学生の皆さんもぜひそういう友人ができるような大学生活を送ってください。     (妹尾)

 今週の話題 

「ドラゴンズの長い戦い」
 
 今年の中日ドラゴンズの長い戦いがやっと終わりました。中日ファンにとっては、今年ほど長期間(3月から11月まで)楽しめたシーズンは他にないと思う。セ・リーグ優勝を逃したものの、クライマックスシリーズで阪神に2連勝して勢いがつき、セ・リーグ優勝の巨人に3連勝して、日本シリーズ出場権を獲得しました。  
 日本シリーズでは昨年敗れたパ・リーグの覇者日本ハムと対戦しました。初戦はエース同士の投げあいで落としたものの、第2戦から4連勝し、地元のナゴヤドームで落合監督の胴上げが実現しました。中日ドラゴンズの日本一は53年振りの快挙です。日本一を決めた第5戦は、日本ハムのエース ダルビッシュに対して山井投手が、8回までランナーを一人も出さない完全試合のナイスピッチングでした。最終回を岩瀬投手に引継ぎ二人の投手による完全試合が達成され、1対0で勝ちました。球史に残る試合でしょう。  
 日本一になった後には、日本、韓国、台湾、中国のプロ野球リーグ優勝チーム(中国は選抜チーム)によるアジアシリーズがありました。中日は一次リーグで韓国のSKに敗れましたが、決勝戦で再度韓国のSK と戦い6対5で破り、アジア王座に就きました。日本の代表チームは05年のロッテ、06年の日本ハムに続く3年連続でアジアの覇者となりましたが、差がどんどん詰まっているようです。  
 クライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズはすべてテレビ観戦でき、大変満足しました。しかし、気持ちの中では何か引っ掛かるものがあるのは何故でしょうか。長いペナントレースでは2位だったチームが日本一、アジア一となるようなクライマックスシリーズのあり方が問題のようですが、皆さんはどう思いますか。来年はセ・リーグ優勝を果たして完全制覇を期待します。    (亀井) 

 


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