朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/01/21)

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1月21日号(第303号)


 身近なビジネス 
「「要は」を求めないで」
 今、4年生は卒業研究の大詰めをむかえ、ラストスパートでがんばっています。完成までは辛い毎日が続きますが、未完成の学生も1月28日の発表会に向けてぜひやりとげてほしいと願っています。
 ところで、卒業研究を指導しているときに「何を書いたらわからない」「書くことがない」と口にする学生が少なくありませんでした。確かに、10枚以上書くことは多くの学生にとって初めての経験であり、とまどうのも理解できるところです。
 しかし、「書くことがない」という学生に、すでに書き終わったことについて「これはどうなっているの」と質問するとほとんど答えが返ってきません。調べていないのです。研究ですから直接結論を調べられるわけではありません。むだなことも数多くやらなければなりません。それがわからずに、最低限必要なことしか調べようとしないので「書くことがない」となってしまいます。
 これは、社会で「要は何か」を求めすぎているためではないかと思います。確かにビジネスでは効率が要求され、「要は」が求められます。しかし、その結論は結論を支える多くの事実によって生み出されたものです。そして、このような事実は、多くの経験と思考によって得られます。いろいろと苦労した末に、やっと「要は」がわかるのです。しかし、学生はそのことが十分にわかっていないので、手っ取り早く「要は」を求めようとするのでしょう。  学習するときは「要は」を求めてはいけないと思います。「要は」は求めて得られるものではありません。逆に言えば、経験と思考が十分であれば、「要は」を容易に導くことができます。結果が見えない状況でがんばることはつらいものですが、それを乗り越えれば自然に「要は」が得られます。     (村橋)
 パソコンで遊ぼう 
「ショップの協力者」
 
 今回は、ネットショップの実務について述べます。小規模な店舗展開では、自力でネットショップの業務を完結させることは、まずできません。少なくとも3方面からの協力を得る必要があります。
 第1に、画面インフラに関する協力です。商品を分類してきれいに陳列したり、売れたら自動的に「Sold out」を表示させたり、税込購入代金を計算したり、必要な仕組みは多岐にわたります。自力ですべて構築するには膨大な労力と時間が必要です。複雑なシステムを提供するサービスの活用が欠かせません。データ授受の信頼性や確実性、情報取扱体制、料金、トラブル対応、メンテナンス状況などを考慮して、適切な協力者を選びましょう。
 第2に、決済インフラに関する協力です。銀行が頭に浮かびますが、それぞれのサービス内容は十人十色です。ネットショップの主な決済には、商品仕入における支払、購入代金の受取、その他費用の支払です。ネットに国境はありませんので、海外取引する際の為替が必要な場合もあります。購入者の利便性(支払いやすさ)はもちろんですが、自分のネットショップにマッチしたサービスの有無が選択基準になるでしょう。ひとつに絞るというより、局面によって上手に銀行を使い分けるのがコツです。銀行だけでなく、「paypal」のような便利なサービスもあります。
 第3に、配送インフラに関する協力です。顧客への商品配送に利用します。従来から、配送の確実性が求められてきましたが、最近は他にも重視すべき要件が増えてきました。
・料金設定の柔軟性(配送物の重さ、大きさにより、細かい料金区分がなされている)
・代金引換サービス(配送時に購入代金を代行徴収してくれる)
・配送物追跡サービス(配送物がどこにあるかをWEBで追跡できる)
 やはり自分のネットショップにマッチしたサービスの提供者を選ぶのが良いでしょう。ネットショップが繁盛してくると、配送機会も頻繁になりますから、近隣に営業所があることも必要ですね。
 ネットショップ起業を考えている方には、3インフラの最適な協力者を選択することは、避けて通れない課題です。    (常川)

 今週の話題 

「ベースボール・クリニック」
 
 野球指導者向けの雑誌「ベースボールクリニック2月号」に私(林)のインタビューが掲載されました。テーマは『私の投手指導論』というものです。  
 私は学生時代から投手をやり、コーチとしても投手を担当してきました。「投げるとはどういうことか」「ピッチングとは何か」「なぜ上手く投げられないのか」と言ったことを、現在も考え続けています。  
 投げる(スローイング)の中でも特にピッチングは、フォーム(動作)が大切です。静止しているボールを動かすわけですから、「投げた通りにボールは行く」はずです。思うようにボールが行かないとすれば、それは「思うように投げていない」のです。ボールは投げた通りに飛んでいくわけですから。この辺りのボールとフォームの関係性は、止まっているボールを打つゴルフとも似ているかもしれません(余談ですが、投手はゴルフが上手いと言われます)。  
 ゴルフの宮里藍選手は「結果は自分でコントロールできない」と言った趣旨の発言をすることがあります。結果は、コントロールできません。良いボールを投げても、打たれることがあります。厳密に言えば、ボールがどこに行くかもコントロールできません。風の影響や、ボールの状態などに左右されます。ゴルフと違い、対人スポーツである野球はコントロールできない部分が大変多いと言えます。  
 自分自身がコントロール出来るのは、自分自身のみです。自分自身のコントロールを諦めては、結果を諦めているも同然です。繰り返しますが、結果そのものをコントロールしようとすることは、欲張り過ぎです。諦めず、欲張り過ぎず、と言ったことが投手と投手指導において重要なことと考え、取材に応えました。
 上手く伝わるでしょうか。 ベースボール・クリニック、興味のある方は、是非お読み下さい。    (林)

 


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