朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/01/28)

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1月28日号(第304号)


 身近なビジネス 
「家族単位で商売」
 携帯電話のナンバーポータビリティ制度が定着して、「auからSoftBankに替えたので、メールの登録変更をお願いします」といったメールがよく届くようになった。最近では、ごく普通に携帯電話事業者(キャリア)を替える人も多くなっている。
 ナンバーポータビリティ開始以来、auが音楽携帯で10代の若者層を捉え、その親世代を「家族割」で同じキャリアに切り替えさせるなどの戦略が功を奏して好調を続けてきたが、最近では、SoftBankが「ホワイトプラン」への加入者を増やし、ケータイ事業者別純増契約数において8ヶ月トップをキープしている。
 食品など値上げが相次ぐ中、「家族全員がホワイトプランなら、全員24時間いつでも国内通話が無料になる」という究極の割引制度は消費者にとってはかなりお得感がある。もちろんこうした割引制度だけで、キャリアの選択がなされているわけではないが、ファミリー単位で契約を増やしていくという戦略が顧客獲得の基本となっていることは否めない。(白戸家の人々が登場するテレビCMも好評で、ホワイトプラン認知、加入に大きなインパクトを与えていることも見逃せないが。)
 中高生からその親に、さらに祖父母に顧客のネットワークを広げていく戦略、家族を一纏まりとして捉えて顧客管理していく戦略、これはまさに、「家庭内口コミ」を巧みに活用したものといえる。
 「家族割引を行っているサービス」としては、「学校(大学、専門学校、テニススクール)」、「損害保険(自動車保険)」、「生命保険」、「眼科のレーシック治療(自由診療)」、「人間ドック」、「旅行、バスなど交通機関」など多数あるが、割引はなくとも、家族単位で顧客獲得を目指す企業は増えている。家族単位で、商売をするのがあたり前の時代になったということだろう。社会の階層化が一層進む中で、どういうファミリーを顧客にしていくかを考える時代になっていくに違いない。    (中畑)
 パソコンで遊ぼう 
「2008年のIT情報」
 
 年始の恒例で私の独断と偏見によるIT関連の情報から、昨年1月に発売を開始したWindows Vistaは大方の予想通り低調なスタートとなり、一部の新しもの好きと、何も知らずにプリインストールパソコンを買ってしまった人達によって使われていて、Windows XPからアップグレードしたいと考えている人は少ないようです。今年オリンピックが行われる中国でもオフィシャルスポンサーであるレノボ社(lenovo:パソコンのIBMブランドを買った会社)もオリンピックで報道機関に貸与する全てのパソコンをWindows XPにすることを決めたと報じられていますからいずこも同じなのだと思います。
 Windows Vistaで心配したパソコンの性能向上では、デュアルコアCPUと呼ばれる1つのCPUケースの中に2つのCPUを組み込み並列動作させるものの登場と、シリアルATA接続ハードディスクの登場によって、Windowsの立ち上がり時間が大幅に高速化されました。その上で最近のアプリケーションソフトはデュアルコアCPU に対応したものが多くなり、体感速度的に不満が無くなってきました。パソコンにだいぶ高額の出費が必要ですが何とか仕事で使えるレベルになってきたというところです。4月に入学してくる学生が持って来るパソコンにピカピカのWindows Vistaマシンがあることは当然予想できるわけで、先生はVistaに対応していませんとは言えないし、というわけでVistaマシンを購入し春休みはVistaとの格闘が始まります。
 2つめの話題は電子マネーの動向です。昨年2007年が電子マネー元年と位置付けられると思います。すでに累積発行枚数が8000万枚を越えるといわれていますが、岐阜では使っている人を見たのはJRの駅だけで、コンビニなどでは皆無です。
 日経リサーチの調査によると利用が一番多いのはEdyで全体の52.4%、ついでJR東日本のSuicaが46.7%、セブンイレブンのnanacoが21.9%となっていて、不満な点は使える店が少ないことと、ポイントが貯まる率が少ない、あるいはポイント制が無いこととだそうです。
 私もSonyから発売されているFelicaリーダーを購入し、電子マネーの使用履歴や残高を見る機能を試していますが、家計簿ソフトとの連携などができれば、もっとおもしろいものになるのではないかと思います。
 それにしても東京に行くと電子マネーを使っている人が本当に増えたと感じます。セブンイレブンのように電子決済によりレジ引継ぎの手間とコンビニ強盗の被害低減に効果があるとポイント制を積極的にアピールしてくれる企業が増えると、岐阜でも電子マネーはもっと使われると思うのですがどうでしょう。    (田村)

 今週の話題 

「頑張れ! 大学スポーツ」
 
 今年は、北京オリンピック(23歳以下)、ワールドカップアジア最終予選がありサッカー会においては目の離せない年です。  
 そんなスタートにおいて、1月には天皇杯(元旦)、全日本大学サッカー選手権(13日)そして全国高等学校サッカー選手権(14日)の3大会の決勝戦が行われました。結果は以下のようでした。  
 天皇杯:鹿島アントラーズ 2-0 サンフレッチェ広島 <観客:46,357人>  
 大 学:早稲田大学    2-0 法政大学      <観客: 7,218人>  
 高 校:流通経済大学付属柏4-0 藤枝東       <観客:48,884人>  
 ところで、多くの皆さんは大学選手権の決勝戦が高校選手権の決勝戦の前日に行われたことをご存知でしたか。ご存知の方は相当マニアックかもしれません。さらに、前述の結果で示した観客数をご覧ください。高校生の決勝戦は天皇杯の決勝戦より多いおよそ5万人の観客動員でした。しかしながら、大学生のプレイを観戦した人はわずか7千人強だったのです(いずれも国立競技場)。この観客数の違いは、日本における大学スポーツと高校スポーツに対する注目度や扱いの違いを如実に示していると私は感じています。また、野球においても、甲子園大会は全試合TV放映があり決勝戦では甲子園球場が満席ですが、大学選手権はどうでしょうか。他の大学スポーツもほとんど同じ状況です。<例外として、野球・ラグビーなど伝統校同士の対戦における母校愛を表現するために大いに盛り上がり、注目される場合もあります。>  
 このように、日本のスポーツ界は、大学生ではなく高校生が主役になるような環境を作り上げているのではないかと思っています。これに対して、アメリカではどのプロスポーツもスカウトは大学生を対象としています(個人種目は別)。すなわち、大学スポーツで結果を出すことがプロへの道につながるため、アメリカの大学スポーツが盛んなのです。ある大学は、アメリカンフットボールの試合の収入が大学経営に組み込まれるほどと聞いています(自前の5万人くらい収容できるスタジアム有り)。  
 最後になりますが、大学サッカー選手権での選手へのインタビューで『4年間の大学でのサッカーは高卒では得られないものが得られた。私の大学4年間はこれからのサッカー人生や私の人生そのものに大きな影響を与えてくれた。』というのを聞いてうれしく感じました。本学でスポーツに打ち込んでいる学生の皆さん、大学4年間のスポーツを通して大きな財産を掴んで下さい。     (山本)

 


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