朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/03/03)
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「温暖化対策は実行段階へ」
新年早々に盛り上がりを見せた地球温暖化問題への議論は少し落ちついてきました。 2008年を環境元年と称して、環境への議論が高まる中で、問題の本質が二酸化炭素の大量発生であることに目が向き始めて、世界レベルで総量抑制への議論が始まったことは周知のとおりです。 その原因とされることに、自動車や電力使用量の急激な増加であることもわかってきました。今、その対策に向かって具体的な手段をもって取り組む時期にきているとの認識で、国や企業、そして個人に到るまで、それぞれの立場で行動に向かい始めました。 対策には、二つの観点(減らす・除く)から取り組まなければなりませんが、「減らす」ための具体的動きがすでに始まりました。その一つは、自動車用燃料にバイオエタノール導入が行われ始めましたが、このことは化石燃料から転換された分の二酸化炭素を減らす効果につながります。次にヨーロッパ・アメリカ・ロシアなどが再び原子力発電に注目し始めたことです。また、中国などは太陽光発電を具体的に推進する動きも見え、期待したいと思います。 そこに到るまでの前段階での動きもあります。自動車の大幅な燃費改善や、LEDに代表される省電力型の電機製品の開発が加速しているなど直近にできる対策も進められています。 次に「除く」について、三つの対策に注目しています。大気に存在している二酸化炭素をどうやって取り除くのか、大変難しい課題ですが、そこに可能性が見えてきました。その一つは、空気中に存在する二酸化炭素を集めて冷却し、液体/固体の境界型の物質に変成させて、地下3000mに埋蔵してしまおうという技術で、大変期待されます。また、森林を間伐し、木、一本一本の吸収力を高めて、二酸化炭素の吸収量を高めることにも期待したいところです。 ここにきて、「減らす」「除く」への具体的プランが私たちの目前に、見える形であらわれてきました。地球の将来に対して少し安堵させられものがありますが、かつて氷河期を迎えてマンモス象が絶滅に到った轍を二度と踏むことのないよう、人類の英知で解決してほしいと願っています。 勝手ながら本年度をもって退官させていただくことになりました。6年間に亘り、お読みいただいた読者の方々に紙上を借りてお礼申し上げます。 (大山 賢)
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今週の話題 |
「面接等における学生言葉」
最近、私は学生諸君と雑談していると、いわゆる学生言葉(若者の言葉?)による会話が気になります。これは私自身の歳のせいなのか、定かではないが、非常に気になります。 就職戦線に突入する3年生の諸君たちは、敬語の使い方と同時に学生言葉を使わないという心掛けが必要であると思います。学生言葉を使わないようにするためには、日頃から敬語も含めて、練習しなければ覚えることはできません。特に諸君たちのグループの中では、自分たちにしかわからない言葉を無意識に、時にはワザと使っています。これは一般的に通用しません。だから、これからは違う年代の人と話す練習をする必要があります。 セミナー・面接のときは、諸君たちの顔が見え、立ち居振る舞いや顔色などから、熱意などが判断でき、それによってマイナスになることは少ないかもしれません。しかし、電話では顔が見えないので、大きなマイナスになってしまいます。 そこで、使ってはいけない学生言葉などを例示しますので、参考にしてください。
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「声が小さい」、「聞こえない」
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「お電話が遠いようですが・・・」
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「エントリーのほう」、「~ほう」
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正確さが必要なときは、適切ではない。
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不必要な「とか」の連発
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物事をぼかしてしまう表現です。正確さが要求される場合、不適切。
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自分のことを「自分」
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「わたくしは」、「わたしは」と言うべきである。
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形もないのに「~かたち」
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広い意味で使われているが、正しい用語ではない。
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年齢に「個」は付けない。
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年齢を「個」で数えるのは間違い。
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「わたくし的」、「自分的」、「~的」
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「~的」は、ビジネスでは使わない。
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「ありですね」、「~もあり」
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なれなれしい表現です。不快な印象。
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「あとぉ」、「なんかぁ」、「ですよぉ」
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子供を相手にしているように感じる。
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名乗らない、相手の都合を確認しない
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まさに非常識です。
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(大杉) |
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