朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/03/10)

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3月10日号(第310号)


 身近なビジネス 
「リアル千秋様」
 膝のケガで入院しました。歩きづらいだけの病院生活は退屈の一言。パソコンを近隣の無線LANに無断接続し(ゴメンナサイ)、CBSの名物インタビュー番組60minutesを見ているとロサンゼルス交響楽団の新音楽総監督になる26歳(若い!)の指揮者ドゥダメルを知りました。指揮者の世界では一人前と見なされるのは中年からですから、まるで12歳の子供が中日の監督に就任したようなイメージです。コメンテーターも「21世紀のクラッシック音楽を変える力を持つ、指揮のために生まれた早熟の天才」と評しています。気になってYou-Tubeで検索し、昨年のプロムス(イギリスで夏の伝統行事となっている気軽なクラシック音楽コンサート)での演奏を聞くと(見ると)、まるでマンガ「のだめカンタービレ」のSオケとその指揮者の千秋様です。  
 巧みな指揮術から生み出されるダイナミックでバランスの良いアンサンブルだけでなく、ロック好きも魅了するグルーブ感に溢れた演奏は確かに21世紀の若い聴衆の興味をクラシックに引きもどす力を持っています。しかし、何よりも魅力的なのは会場でこそ感じられるはずの聴衆を巻き込んだ圧倒的な一体感でしょう。熱いのです。音楽会やスポーツ観戦に通うのは、何回かに一回味わえる熱気を共有するためで、一度その場に居合わせるとその幸福感がクセになります。彼は、毎回その期待に応えてくれそうな指揮者という意味で図抜けているようです。  
 以前も触れたように、感覚、物語、歴史、驚き等を活かして顧客の心の中で特別な存在となる手法は経験価値マーケティングと呼ばれています。ドゥダメルの生み出す音楽は、単に「若いわりに巧い」という価値だけでなく、外れのない一体感という非言語的な高い経験価値を持っているようです。更にドゥダメルは、大変に興味深い言語的「物語」の主人公でもあります。(ただし物語については、彼の音楽を聴いた後に知ったほうが面白いでしょう。)ドイツの老舗CD会社が早々に専属契約を結んだのも納得です。  
 以前紹介した豆腐屋さんのように、伝統的な価値観で衰退期を迎えつつあるビジネスでも、経験価値を付加できると新たによみがえります。クラシックや歌舞伎、タンゴといった伝統的なエンターテイメントでも、同じような事例が生まれてくるケースになるかも知れないと注目しています。というより、今年来日の噂もあり、はやくライブを聴きに行ってジーンとなりたいな、というのがホンネです。    (岩崎)
 パソコンで遊ぼう 
「ウィルス対策」
 
 ビジネス企画学科では、学生の皆さんに貸与しているパソコンのチェック作業を進めています。中でも重要な項目はパソコンのウィルス汚染の有無です。学生の皆さん自身の手で定期的なパターンファイルの更新・ウィルス検索作業が行われているかどうかも含めてウィルスに感染したパソコンの有無をチェックしています。残念ながら何台かのパソコンでウィルス汚染が見つかりました。幸い他のパソコンへの被害拡大なさそうです。パソコンのウィルス対策の重要性についてはこれまでにも何度も話をしてきました。実際にその被害にあった人でないとなかなか実感できないことかもしれませんが、問題の有ったパソコンを使用している学生には、4月早々に個別に注意を促すことにしています。  
 ところでウィルス対策プログラムを提供しているトレンドマイクロ社の情報によれば、このところ「オートラン」と呼ばれるウィルスへの感染被害報告が増加しています。このウィルスはUSBメモリ等の外部メモリを媒体にして感染します。ウィルス感染したパソコンにUSBメモリを接続するとこのUSBメモリが感染、他のパソコンに被害を拡大していきます。2月初めのパターンファイル更新で検出が可能となり、その後アジア地域を中心に被害報告が上がってきているようです。自宅のパソコンでUSBメモリを使用している人はパソコン本体のチェックに加えて、USBメモリのチェックも行うようにしてください。(もちろんパターンファイルは最新のものに更新してからチェックを行うことが必要です。)万一、感染したUSBメモリが見つかった場合はメモリをフォーマットする等の処置が必要になります。使用を中止して担当教員に相談してください。  
 パソコンのウィルス対策は、自分自身の身を守るためだけではなく、他人に迷惑をかけないためにパソコン利用者として最低限必要なマナーですよ。      (妹尾)

 今週の話題 

「さようなら」
 Weekly B-Plan コラムは今日で第310号になりますが、そのうち私が「今週の話題」を執筆したのは約100回になります。残念ながら今回をもちまして、皆さんとお別れすることになりました。ビジネス企画学科を立ち上げた02年4月から3人で「今週の話題」を担当し(昨年4月からは4人になりましたが)、6年間一度も休むことなく掲載できて大変よかったと思います。02年4月の初めてのときは、ダイナのペンネームで「トップランナー」を掲載しました。セカンドランナーと違うトップランナーの厳しさを書きましたが、今読み返しても同じ思いがします。
 振り返ってみますと、100回のうち一番多かったのは、トヨタ及び車関係の内容だったと思います。36年間のトヨタ自動車でのビジネスマン生活の後、朝日大学ビジネス企画学科の教員として6年間、合計42年間の勤務生活が3月末で終了します。最後の6年間の教員生活は、それまでと全く違った体験ができ、毎年カレンダーコンテスト、ラフティング、朝日祭等々楽しいイベントもあり、気持ちが若返りました。
 来週の学位記授与式では学科の3期生が卒業します。先日、昨年のゼミの卒業生と1年余分に学生生活を楽しんで卒業する学生が4人で、私と一緒に退任するO先生と私を居酒屋に招待してくれて、労をねぎらってくれました。学生からご馳走になるのは初めてのことで、おまけに感謝の言葉までもらって大変感激しました。彼らはスレスレで卒業し、スレスレで就職した学生でしたが、心が通じ合えた思いでした。少子化の厳しい時期、ビジネス企画学科の立ち上げから毎年増えていく学生数を思えば、私も多少は新しい学科に貢献できたかなと思います。

 それでは皆さんお元気で。     さ よ う な ら     (亀井)

 


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