朝日大学ビジネス企画学科~Column(コラム-08/04/14)

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4月14日号(第315号)


 身近なビジネス 
「斉藤さんの必要性」
 3月まで幼稚園を舞台にした「斉藤さん」というドラマが放映され、小さい子どもを持つ母親の間で話題となりました。私にも幼稚園に行く娘がいるので妻とときどき見ていました。  
 ドラマの中で幼稚園児の母親である「斉藤さん」は自分の周りでよくないことがあると知り合いだろうと知り合いでなかろうと空気を読まず、すぐに注意します。そういう斉藤さんは最初煙たがられますが、一貫した姿勢にだんだん支持者が増えていきます。  
 私も学生に口うるさく注意します。そのため、先輩の先生から「あなたは学生におせっかいをしすぎだよ。本当に優秀な先生はポイントだけ注意し、自然に学生が先生のいうことを聞くようになるものだよ。」と忠告されました。しかし自分にはそんな芸当はできないので、今でも見つけ次第学生に注意しています。私のことを嫌う学生もいますが、中には慕ってくれる学生もいるので今のやり方が必ずしも間違っているとはいえないと思います。私は、自分の子どもが他人から注意されるのを見ると親としてむしろありがたく感じます。  ポイントで注意する、というのは一見すぐれているように感じますが、細かいことは見逃してもかまわないとすると先生の前でだけきちんとした態度に行うようになりかねないと思います。自分の前より他の人の前できちんとできるようにすることが教育においては重要だと考えます。
 もっとも注意する際には短く簡潔にし、相手が不快にならない工夫が必要です。これからもできるだけ学生に嫌われないようびしびし注意していきたいと思います。 (村橋)

 パソコンで遊ぼう 
「車椅子からの目線」
 
 妻が腰の激痛のために朝日大学付属村上記念病院に入院して1ヶ月を越えました。原因は背骨の一つの骨がずれてしまうことで中の神経を刺激して痛みを起こしているとの診断で、安静にしてずれた骨を正常な位置に戻すことが治療です。
 私の家族は体の弱い子供や母親の病気などを経験したこともあり病気治療に関していろいろな経験をして知識を持っているつもりでした。しかし、今回妻はまったく歩くことができなくなり車椅子生活を余儀なくされたのです。長い入院生活で滅入っている妻をお花見などに連れ出してみて初めて「バリアフリー」の重要さを身もって体験しました。
 レストランに入ろうと入口階段横のスロープを車椅子であがるとお店の看板が鎮座していて車椅子が通れない、病院からお借りしている車椅子が大きいせいか車椅子では乗ることができないエレベータがある、大手スーパーマーケットの車椅子マークの駐車スペースは身体障害者として認定されている人しか入れないなど、健常者から見るとバリアフリーになっていると思われる設備でも実際には使えないものがこれほど多いとは驚いてしまいました。当事者の目線で見ないと真実は見えてこないことを改めて学習させられました。
 それにしても、朝日大学の学生や教職員はこの様な病気でもほぼ無償で治療してもらえるというありがたい制度のおかげで安心して勉学や仕事を行うことができます。
 話題を変えて、パソコンの話題にちょっと触れておきます。主要プリンタメーカ6社が協同で「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を開始しました。日頃激烈なシェア争いをしているプリンタメーカが環境保護への取り組みで共同することは評価して良いと思います。使用済みのインクカートリッジの回収BOXは電気量販店では目にしていましたが、このプロジェクトでは郵便局にも回収BOXを設置し回収率を倍増させるというものです。
 パソコンや携帯電話は貴金属やレアメタルと呼ばれる貴重な資源の宝庫だとの認識が回収技術の向上と資源国の輸出規制のために重要性を増しています。再資源化のためのリサイクル技術は私も大変注目している分野です。     (田村)

 今週の話題 

「日本人メジャーリーガーの活躍」
 4月に入り、いよいよ野球のシーズンが本番を迎えました。
 シーズンの始まりは、特に移籍をした選手が気になります。今年は、新しいチームでプレーする選手の中でも、共にプレーをしたことがある福留孝介選手(シカゴ・カブス)に注目しています。
 福留選手は、日米のチームが激しい争奪戦を繰り広げた末に、今シーズンからシカゴ・カブスに移籍しました。移籍後も、一時は打率・出塁率ともリーグトップに立つなど期待と評判に違わぬ活躍を続けています。
 ところで、アメリカ・メジャーリーグでは、“セイバーメトリクス”と呼ばれる野球を統計的に捉える分析手法が発達しています。分析の結果、“出塁率”“長打力”を重視する傾向があるようです。福留選手は、日本で3度のリーグ最高出塁率を獲得しており、セイバーメトリクスの観点からも高い評価を受けたと推測されます。  
 セイバーメトリクスを重視し、低予算で快進撃を続けるオークランド・アスレチックスを描いた『マネー・ボール』(マイケル・ルイス著 ランダムハウス講談社)には、以下の記述があります。「フロント側が苦労してたどり着いた結論は『これ(選球眼)はほとんど生まれつきの才能で、しかも、野球の成功にいちばん直結する能力である』」(P.193)と。  
 プロ入り後3年間、福留選手の出塁率は3割5分台に留まっていましたが、4年目に首位打者を獲得し出塁率も4割を記録しました。以後、昨シーズンまで6年間の平均出塁率は4割1分に達します。ここ数年の良く出塁する福留選手をテレビや球場で見ると、「ボールを振らなくなったなあ」「四死球が増えたな」という印象を持っていました。しかし、実際に選球眼が良くなった訳ではないようです。3年目以前、4年目以降の成績を比較してみると、出塁率は約6分向上していますが、打率も5分5厘ほど向上しています。つまり打力の向上(打率・長打率)は認められるものの、四死球を選ぶ能力(選球眼)の向上はわずかなものです。これは、『マネー・ボール』の記述を裏付けていると言えそうです。
 (生まれつきの能力である)選球眼に頼らず、自ら努力し、打力を向上させてきた福留選手の引き続いての活躍が期待されます。    (林) 

 


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